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6421号 安全/安心/退屈と、高揚/興奮/不安定のバランスを制御する


■先日来、ご案内してきた


 「人生は鉄火場(賭場)と考えると
  うまくいく」放談会音源

 ~鉄火場に学ぶ、リスクを極小化しつつ、
  安定・逓増人生を送るための7つの心構え


 について、



■当音源の文字起こしを読み、
 思いついたあれこれを以下にまとめてご紹介。

 思考の素材としてご活用いただけるところが
 あれば幸いです。


 (ここから)
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 一つの思考実験として、

 人生をギャンブル(賭場、鉄火場)の
 メタファーで考えてみたら、

 そこからどんな教訓を引き出せるだろう。


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 長期視点でギャンブルで勝つには、

 個々の勝負の勝率を引き上げつつ、
 小さく張り続ける、

 こと。


 賭場から退場させられないことを最優先に
 (退場させられたら、そこで試合終了)

 確率とバンクロール(手持ち資源)を
 適切に管理し、時間を味方につけること。


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 長期にわたり、絶対安定的に
 勝ちを収め続けるためには、

 興奮や高揚は不要で、むしろ
 単調さから生まれる退屈を受け容れる、

 くらいの状態を
 意図的に作り上げる必要がある。


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 友人に何人かの元パチプロがいるが
 彼らが口を揃えて言うのは

 「最終的には退屈かつ単調な作業になる」

 「パチンコ屋に賭け事をしに行く
  場所ではなく、出勤するところ」

 という話。


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 安定して勝てる=もはや作業、

 となるから、

 作業=退屈

 勝ちを拾いに行く
 =ルーティンとしての出勤、

 となるのは当然のこと。


 人生においても
 この考え方を応用できないか。


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 イレギュラーなことが頻繁に生じるのは
 システムとして完成されていない。


 勝つ方向にも負ける方向にも極端に偏らぬ
 安定感のあるシステムの元、

 大きく張って大きく勝つ、
 誘惑に負けないこと。


 誘惑に乗ってしまうと、
 それだけ退場リスクが高まる。

 この危険性を限りなく減じることが
 大前提。


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 その上で、

 決められたルールに従い、
 ひたすら「作業」する回数を増やし、

 小さな勝利を積み増す
 (微差を重ねる)ことに注力すると、

 そのシステムが月間、年間で生み出す
 リターンは一定の水準に収斂していく。


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 我々が心がけるべきは、

 ボラティリティが低く、
 安定的に高い利回りを叩き出す、

 人生システム、ならびに
 そのサブシステムとしての、

 必ずプラスで回る収益システムを
 まずは確立し、


 次に、環境変化に対応しつつ
 継続的な更新をかけながら、

 基盤となるシステムの勝率を維持し、
 さらには高めていくこと。


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 システムの安定稼働に高揚感はないし、
 高揚感を求めてはならないことを知れ。

 粛々と、安定したアウトプットが
 吐き出される仕組みを作ることが重要。


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 対して、

 システム更新には高揚感を覚えるし、
 高揚感を求めるべき。

 そこには経済的、非経済的損失が
 発生する可能性もあるが、

 バンクロール管理が出来ている限りにおいて
 積極的に投資を行うべき。


 両者が最適化され、
 バランスが取れているときに、

 精神的満足や充足や安寧が
 もたらしてくれる。


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 完成されたシステムとは、

 一定のインプットのもとに
 一定のアウトプットが約束されている、

 そういったシステム。

 退屈だけれども安全。


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 予想できない結果が出る
 (それによってドーパミンが出る)、

 そんな状態を完成されたシステムとは
 いわない。

 興奮をもたらしてくれるけれども
 大きな危険が伴う。


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 システム更新は仮説/検証の繰り返しに
 よってのみ実現される。


 稼働している基盤システムが安定的に
 生み出す余剰リソースを原資として、

 一定の不確実性のある
 冒険(試行錯誤)を行うから、

 安定システムの中に
 不安定システムを内在させられる。


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 安定だけを求めると退屈な上に
 長期で見ると変化耐性に乏しくなる。


 不安定は高揚や興奮をもたらすし、
 うまくいけば変化耐性が強化されるが、

 失敗した時、すべてを失う(=一発退場)
 というリスクが内包される。


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 こうしたことを理解し、

 「システムづくりと刷新のための
  行動ポートフォリオ」

 を適切に組むことで、


 退屈ではあるけれども
 安全、安心、平穏な状態を確保しつつ、

 精神的高揚を感じつつ、
 未来に対するチャレンジを行える、

 両者のいいとこ取りをした状態を
 意図的に作り出せる。


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 ただし、あくまで順序としては、

 安定的なシステムを作って、
 その上での冒険的な投資、

 である。


 この順番を逆転させると、

 安定的システムを構築する前に
 退場を促されて、

 そのまま、まっとうな人生に
 戻ってこれなくなるリスクがある。


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 こうした構造を理解し、

 感情をマネジメントしつつ、
 順序を遵守することによって、

 極小リスク・ミドルリターンが実現され、
 高いQOLが約束されるようになる。


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 システム=退屈
 カオス=興奮

 各人にとって両者の比率が
 最適化された解が、

 高いQOL(人生や生活の質)が
 約束されたポイント。


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 たとえば私(鮒谷)であれば、
 平時においては、

 システム7~8、
 カオス2~3、

 くらいの比率が安全安心を確保しつつ、
 新しいチャレンジを行う喜びも味わえる、

 黄金比率といえる。


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 この比率は各人の価値観や性格や性質、
 さらには時期によっても変動するので、

 一概に上記比率が正解とは言えないし、
 あくまで私(鮒谷)個人の概ねの数字。


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■以上、

 「人生を賭場に見立てる」

 という思考実験を行うことで
 引かれる補助線があるのではないか、

 という観点から導き出した、
 人生において使える(かも知れない)教訓。


 ここでいう補助線とは

 「パラダイムシフトを促す
  世界の捉え方」

 という意味合いで用いている。



■あくまで比喩なので、完全に

 「人生=賭場(鉄火場)」

 であるとはもちろん言えないが、


 ある側面においては
 極めて明快に

 「人生における
  ルールや教訓を教えてくれる」

 見立てとなるのではないかと
 思われる。



 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■私たちが人生に求める要素には、    安全、安心と、    興奮、高揚(変化)という、    それぞれ矛盾する要素がある。   ■両者を並立させるためには、    まず安全、安心をもたらす    人生&ビジネスシステムを確立し、    その上に興奮、高揚をもたらす、    上記システムの更新(自己による陳腐化)    を追求する、    この順序でプロジェクトを    推進していくと良いだろう。   ■これによって、    安全、安心だけれども退屈、と    高揚、「興奮、するけれども不安定、    という、それぞれの功罪の良いとこ取りを    することができるようになる。   ■このシステムを作り上げるのに、    鉄火場で長く生き残ってきた人の知恵を    参照すると、    臨場感が湧き、イメージをつけて行動が    容易になる。これがメタファーの力。

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