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見本7
【2376号 安心感は貯蓄残高で購(あがな)えるものではない】
■もし、宝クジが当たって、3億円を手に入れた
としたら、あなたは嬉しいですか?
それは、嬉しいですよね。
では、「安心」はできるでしょうか?
そりゃあ3億円が手元にあったら、ずいぶんと
安心できるだろう、
という答えが返ってきそうですが
果たして、そうでしょうか。
■仮に、預金通帳の残高が「300,000,000」と
記されていても、
もし、いま現在、定収入がなく今後も収入の見込みがない人で
あるならば、その胸中には、おそらく一定の不安がこみ上げて
くるのではないでしょうか。
私は3億円あたったことがないので
あくまで憶測に過ぎませんが。
■逆に、貯金は限りなくゼロに近くても、
今、猛烈に勉強していて、知識も知恵もついてきた。
たくさんの応援してくれる人もいる。
さらに何かあったら、いつでも自分や家族が生活して
いけるくらいの稼ぎは手に入れられる能力を持っている。
たとえ貯蓄ゼロでも、そんな人のほうが、心に平安があり、
喜びも多いのではないかと思われるのです。
■昨日は、「長期展望を持つ」ことが大切だと
言いました。
長期展望を持つ、とは、
「これで安心」と思えるだけのお金を持つのを
目標にすることではありません。
では、何を持つのか。
【 未来への明るい見通し(安心感) 】
を持てることを目標にする、
ということです。
■すなわち、たとえ今、蓄えがゼロであっても、
あるいは、突発的な事態が起きて、貯蓄がゼロになっても、
無から有を生み出せるような、
そんな実力や能力や資源を手に入れられれば
それ自体が「安心感の源」となるのです。
■すなわち、
「安心感は貯金残高で購(あがな)えるものではなく、
いつでもゼロからでも立ち上がれる能力を身につけることで
得られるもの」
だということです。
いくら貯蓄があっても、それだけで安心感は得られないのです。
【今日のピークパフォーマンス方程式】
■今、安定収入がなく、今後も収入の見込みがない人は
3億円あっても、こみ上げてくる不安から逃れられない。
■貯金ゼロでも、今、猛烈に勉強し、応援してくれる人も
たくさんいる人は安心できる。
■安心感を持てる人とは、お金のある人ではなく、未来が
明るくなる材料を揃えている人のこと。
■安心感とは、貯金残高で購(あがな)えるものではなく、
いつでもゼロからでも立ち上がれる能力を身につけることで
手に入れられるもの、という認識を持たなければならない。
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