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見本6
【2331号 家よりも高いワインを売る方法】
■自分が扱っている商品・サービスの
ウンチクを語れ!
と、ここのところずっとお話ししております。
■なぜウンチクを語ることが大事なのかと
いいますと、
語れば語るほど値段が高くなるからです。(笑)
当然、利益率も高くなる。
■たとえば高級ワイン。
いわば、これなどは
「1%の液体と、99%のウンチク」
から成る商品です。
(といって怒られる方があったらゴメンナサイ)
■でも、よくいわれるように、
ワインは舌で飲んでいるのではない。
脳で飲んでいるのです。
1本2280万円するワインがあるそうですが、
(この記事を見ました)
1本2280円のワインと比べて、
単価が1万倍も違う!
■いくらなんでも、味覚に訴える成分だけで
1万倍の差は生じないでしょう。
それにもかかわらず、
1万倍の価格差を受け入れることができるとするならば、
その価格を当然のものたらしめるだけの
ストーリー、
希少性、
ワインが生まれるまでの数々の労苦、
畑の歴史
などなど、さまざまな要素が背景にあるからでしょう。
(そんなにワインに詳しくないので、
それ以上突っ込まないでー)
■で、そのウンチクを
【 じっくりと語られる 】
ことによって、
2280円が、
2280「万」円に感じられて、
「これは美味しい!!!!!」
となるのです。
■ワインの味がそんなに分かるわけでもない
私のような人間でも、おそらくは感激すること必至です。
ところが、
それらのウンチクが
【 全く語られなかったら 】
どうでしょうか。
2280万円のワインを飲んでも、
「ま、いけるんじゃないかね、これも」
くらいな感じになるのではないかと思います。
■骨董品も然りです。
「これが古伊万里の○○です」とか
と言われても、
わかる人なら「すごい」「さすがだ」と唸るでしょうが、
磁器のことを何も知らない人には、
そこにさっぱり価値を見いだせないかもしれません。
■しかし、そのウンチクを語れる人がいて、見る人に
情報が伝われば、別です。
分かる人にしか分からなかった「器」に、
情報がまぶされれば、
誰の目にも、光り輝く宝に見えるのです。
■このように、
ウンチクを語れば語るほど、値(あたい)が増す。
商売を行うにあたって、極めて重要なことだと
思われます。
【今日のピークパフォーマンス方程式】
■1本2000円のワインを買う人が普通である一方、
2000万円のワインを買う人もいる。
■まさか味が1万倍も違うはずがない。ならばこの価格差は
「語られるべきウンチクの差」としかいいようがない。
■なぜ取扱い商品のウンチクを語らねばならないか?
語れば語るほど、正当な評価を認識してもらえる
(=高く売れる)ようになるからだ。
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