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見本4
【2195号 サボってきた人だけが持つ優位性とは】
■きっと多くの人が、
「あの時、もっと頑張っていれば
今ごろはこうで、こうで、ああだったのに」
と、
振り返ってみて後悔の念に駆られる時期を
持っているのではないでしょうか。
■そのとき、悔恨の情は必要ですが、実は
「取り返しのつかないことをしてしまった」
などと悲しむことはまったくありません。
「二度とあのときのようにあってはならない!」
という思いこそ、
これから猛烈に動いて圧倒的なパフォーマンスを
あげていくための原動力となってくれるからです。
■「あまりにも勉強してこなかった」
「あまりにも行動してこなかった」
という反省、悔恨のエネルギーは、
うまく制御してやれば、
ロケットのエンジンが炎をあげて上空に飛んで
いくときの推進剤の役割を果たしてくれます。
■後悔の念、悔恨の情こそが、
人間にとって行動誘発をもたらしてくれる
「推進剤」
となるのです。
■このことに気づいたとき、
私は、
「過去、膨大な時間をかけて蓄積してきた
巨大なマイナスエネルギー(汗)」
が、
体内ですべてプラスエネルギー(推進剤)に
転じ変わるのを感じたわけです。
■これをさらに敷衍するなら、
【 怠けてきた人ほど多くの推進剤を蓄えている 】
ということがいえるかもしれません。
私も推進剤はかなり大量に備蓄してきたほうだとの
自負がありますが、
おそらく皆さんの中にも、私に負けず劣らず、
相当量、溜めこんでこられた方もいらっしゃるのでは
ないでしょうか。(失礼)
■過去を後悔するばかりで
なかなか前進できないでいる人がいらっしゃるのなら、
アドバイス、というとおこがましいですが、
自分の体験から語らせていただくと、
そんなあなたこそ、
「点火されれば凄いことになる」
のです。
■なにしろ、あなたよりも一生懸命がんばってきた人は、
こういった推進剤を溜めていません。
既に使いきって、タンクの中は
スカスカになっているのかもしれません。
■ひるがえって、そんなあなた、そして私は、
推進剤がフル充填(笑)されています。
ですから、ひとたび点火されればあとは早いのです。
アッというまに大気圏を突き破って宇宙空間へ
飛び立つことができそうです。
お互い、そこをこそ喜ぼうではありませんか。
今日も人生とビジネスを楽しみましょう。
【今日のピークパフォーマンス方程式】
■「がんばっておくべき時期にサボッてしまった。二度と
あのようにあってはならない!」この悔恨の情こそ、
ロケットを地球の重力から解き放ち大気圏外へ飛び立たせる
推進剤となる。
■怠けてきた人ほど推進剤の蓄積がある。
悲しむのではなく、そこをこそ、喜ぼう。
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