毎日20万人が読んでいるビジネスコラム 平成進化論

日本最大級・毎日20万人が読んでいるビジネスメルマガ
「平成進化論」のバックナンバーをご紹介しています。

メールマガジン「見本」はこちら

6589号 狂瀾を既倒に廻らす(きょうらんをきとうにめぐらす)


■「私という人間は、
  今まで読んだ本に編集されて
  でき上がっているのかもしれない」

 と言われたのは、

 資生堂名誉会長の
 福原義春さんですが、


 この言葉を知ってから

 「私(鮒谷)も読んだ本によって
  編集されてきた」

 という思いを持つようになりました。



■中でも、

 幼少の頃に触れた本は
 意識上でも意識下においても、

 今に至るまで、私の思考に大いに
 影響を与えているように思われます。



■真面目な本では、定番の

 「少年少女文学全集(日本編)」
 「少年少女文学全集(海外編)」

 に始まり、


 やがてどういうわけか、
 小学生の頃から父親の書棚にあった

 『カッパ・ブックス』

 シリーズを
 愛読するようになりました。

 (他には『別冊宝島』も)



■つまり、私(鮒谷)の一部は

 『カッパ・ブックス』
 『別冊宝島』

 によって編集されている、
 といっても良いように思われます(笑)



■ちなみにこれは完全な余談ですが、

 カッパ・ブックスシリーズを発刊し、
 戦後最大の出版プロデューサーと呼ばれた、

 光文社の神吉晴夫氏はやがて、
 かんき出版を設立されました。



■後年、このメルマガを通して、

 かんき出版さん、ならびに神吉氏の後を受けて
 同社社長になられた境健一郎さん、

 と出会ったところから、
 我が人生が大転換を遂げるわけですから、

 まことにご縁とは
 面白くも不可思議なもの。



■それはさておき、

 シリーズの中でも小室直樹の著作に
 どっぷりはまり込みました。


 たしか一番はじめに読んだ本が

 『ソビエト帝国の崩壊
  ─ 瀕死のクマが世界であがく』

 ではなかったかと思いますが、


 そこからどんどん読み進み、
 (カッパ・ブックスシリーズ以外も含め)

 氏のほぼすべての著作を
 読んだのではないかしらん。



■記憶が確かならば、

 かなり丁寧にルビも振られていたと
 思いますし、


 本当に小中学生でも読めるくらい、

 政治、経済、外交、憲法といった
 テーマについて噛み砕き、

 親しみやすく、面白く、分かりやすく、
 書かれていたんですよね。

 (氏の著作を読まれたことのある方は
  分かると思います)



■いのうえひさしの、有名な


 「むずかしいことをやさしく、
  やさしいことをふかく、

  ふかいことをおもしろく、
  おもしろいことをまじめに、

  まじめなことをゆかいに、
  そしてゆかいなことはあくまでゆかいに」


 の有名な言葉を初めて目にしたとき
 まっさきに思い浮かんだのも、

 小室直樹の著作群でした。



■長い前フリとなりましたが、

 そんな小室直樹本を通して、

 厨二病精神を大いに鼓舞してくれる?
 数多くの故事成語に出会いました。


 たとえば、

 「洛陽の紙価を高める」とか、
 「濫觴」「怒髪天を衝く」とか、

 「暴虎馮河の勇」「驥尾に付す」
 などといった言葉。


 私(鮒谷)の語彙力向上に
 かなりの貢献があったように思われます。



■そうした見知った数々の言葉の中でも
 特に魂に直撃したのが

 「狂瀾を既倒に廻らす
 (きょうらんをきとうにめぐらす)」

 という故事成語でした。


 意味は下記の通り。

 -----------------------

 《韓愈「進学解」から》

 崩れかけた大波を、
 もと来た方へ押し返す。

 形勢がすっかり悪くなったのを、
 再びもとに返すたとえ。

          (goo辞書)

 -----------------------



■意味自体は、

 日常的に使われることも
 あるだろう、というものですが

 この言い回しが、
 実に格好良いと思ったのです。


 重度の厨二病患者であった
 私(鮒谷)は震えたんですよね。



■やがて、
 社会人になってしばらくしたとき、

 突如として、この言葉を
 思い出しました。


 転落続きの人生において

 「狂瀾を既倒に廻らす」

 にはどうしたらよいか、


 つまり、

 崩れかけた人生を、もと来た方へ
 押し返すにはどうしたらいいか、

 真剣に考えずにはいられないほど
 窮地に追い込まれてしまっていた、

 ということだったのでしょう。



■振り返ってみても、あの頃、

 競馬場で最終12レースに
 残っている金の全てを万馬券に投下、

 といった風な無茶な張り方を
 しなかったからこそ、


 まさに自身の人生において

 「狂瀾を既倒に廻らす」

 ことが可能になったのだ、
 と考えています。



■昨日のメルマガでは

 【順序を間違えると空中分解】

 と題して、

 【人生における順位付けの重要性】

 について記しましたが、


 人生において起死回生の逆転を
 遂げたいと願う人ほど、

 そのための順序を真剣に
 検討する必要があるでしょう。



■ピンチに陥ったときには、

 慌てふためく気持ちがでてきても
 一旦、深く深呼吸をして、

 (がむしゃらに動くのではなく)

 【正しい戦略から導き出された順序と
  その順序に従う秩序だった行動】

 が要求されるのです。



■こうした正しいフォームから
 繰り出される行動が、

 やがて時間を味方につけて

 「起死回生」

 につながることとなるのです。



■高校野球でときに信じがたい
 大逆転を目にすることがありますが、

 9回裏で大差を
 つけられているからといって、

 みんながみんな大振りして
 一発(ホームラン)を狙っていたら、

 決してそんなどんでん返しが
 起こるはずもありません。



■敗色濃厚な中でも辛抱して、

 (大振りしたくなる気持ちを抑えて)

 一人ひとりの選手が、
 堅実に、という正しい意思決定を遵守し、

 時間を味方につけることで
 歴史の残る大逆転が生まれます。



■こうした高校野球メタファーを、

 人生に当てはめて
 捉えてみてはどうでしょう、

 というのが本日のご提案。



■沈没寸前の人生において

 「狂瀾を既倒に廻らす」

 ような大逆転劇を演じた人は
 すべからく皆、


 一発逆転の誘惑に負けることなく

 【正しい戦略から導き出された順序と
  その順序に従う秩序だった行動】

 を貫徹した人であったように
 思われます。




 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■あなたが人生やビジネスにおいて    「狂瀾を既倒に廻らす」    と形容されるほどの大逆転劇を演じたい    のであるならば、    人生における順位付けについて、    慎重に考える必要があるだろう。   ■より具体的には    【正しい戦略から導き出された順序と     その順序に従う秩序だった行動】    が要求されるということだ。

カテゴリ:



※現在、20万1602名が購読中。