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6413号 勝つべくして勝ち続ける人と、負けるべくして負け続ける人


■人生を長期に渡って開催されている
 賭場だと考えることによって

 「人生戦略の確度」

 を高められるのではないかと
 考えています。



■具体的には、

 失点は少なく(ゼロには出来ないが)、
 さらに致命傷は負わぬよう、

 と同時に、

 加点は多く
 (とはいえ毎回は勝ち続けられない)、

 を長期に渡って
 ひたすら重ねる姿勢を堅持していれば、


 原理的には

 「(社会的、経済的に)
  死ぬことなく生き延び続けられる」

 可能性が格段に高まるのでは、
 と問題提起したいのです。



■決して短期的視点で
 勝ちを獲得しにいくのではなく、

 ※ここでいう「勝ち」は
  勝ち負けの勝ちではなく、

  生き延びる、といったニュアンスで
  捉えてもらえればと


 長期的視点で勝ちを取りに行くための
 方策を考えての結論です。



■長期の時間軸で人生を捉え、

 投資を上回るリターンが期待できる
 勝負は掛け金(投下資源)を限定しつつ、

 勝ちを拾いに行く。


 この姿勢はミクロで見れば
 確かに勝ち負けがありますが、

 マクロで考えればリターンは
 期待値に収斂されていくので、

 一定の時間軸で見れば、かなりの確度で
 勝ちを確実なものとできるでしょう。



■ここで重要なポイントは、

 勝てる確率が高いからといって
 資源の全力投下を行ってはならない、

 ということ。



■たとえ99%、
 勝てる勝負であったとしても、

 残りの1%、負ける確率があるのなら
 資源の全投下をしてはなりません。


 私たちは勝つことよりも
 生命的な意味はもちろんのこと、

 社会的、経済的にも死んでしまう
 (再起不能になる)ことを絶対に避ける、

 という姿勢を貫く必要があるからです。



■賭場を一発退場させられたら、
 そこで試合終了、

 再起の芽は限りなく低い、
 人生はそんなゲームであると解釈すると、

 過剰なリスクを背負って冒険し、
 失敗して残りの人生を棒に振る、

 などという可能性を極小化できるし、
 そうしなければなりません。



■たまに、

 たとえば起業などにおいて、資源を
 ある対象に全投下してうまくいった人が

 「成功するには
  失敗を恐れず全てを捧げよ」

 という言説を撒き散らしている人が
 ありますが、

 はっきり言って
 害悪以外の何物でもありません。



■これぞまさに、
 典型的な生存者バイアスであり、

 その教えを真に受けた人が
 死亡したところで、

 自己責任と片付けられて
 おしまいです。


 勝つことも大事ですが、
 退場を避けることが最優先であるべき、

 だと、私(鮒谷)は考えています。



■たしかに、

 平均への回帰の力を味方につけ
 勝負の回数を増やして、

 長期的視点で
 勝ちを確実なものにしていく、

 という姿勢は、

 面倒だし、辛気臭いし、時間もかかり、
 高揚感も乏しく、退屈で、


 それゆえ、

 「一山当てて」

 的な冒険を志向してしまう気持ちも
 分からないではありません。



■でも、短期間で現状から
 離脱しようと焦るするほど

 「一発逆転の不利な博打」

 に期待を込めるようになります。


 もちろん一定割合で、

 「運が味方についてくれる」

 こともありますが、
 これが逆回転したときは悲惨です。



■一発逆転を試みるには、
 そしてその博打で高揚感を得るには、

 どうしても対象に手元資源の
 かなりの割合を投下する必要があります。



■小さなリソースでの投資では、

 狙いが当たってすら一発逆転に及ばず
 高揚感も得られないから

 「運を味方につける系の博打」

 はどうしても手持ち資源に比しての
 張る資源の割合が高めになりますね。



■結果として、

 ハマればいいけれども、
 外したときのダメージがデカ過ぎる、

 というリスクが内包されるのです。



■さらに、

 そのときはたまたまうまくいっても
 得られる刺激の大きさゆえに、

 こうした意思決定は

 「癖になる」
 「中毒化する」

 ので、その博打(投資)に向き合う姿勢が
 恒常化されることとなり、

 結局、どこかでやられて
 元の木阿弥になることになっているのです。


 コツコツドカン、は、

 投資やギャンブル経験者であれば、
 みな、思い当たる節があるでしょう。



■反対に

 「長期視点で勝率を引き上げる」

 という世界を目指せば、

 極めて退屈な営みが待っていることと
 なるということです。


 しかし、その退屈さを
 受け容れることによって、

 人生における勝率をある程度まで
 コントロールできるようになるのです。



■運を天に任せる系の人は、

 いつも刺激を求めて
 短期的にうまくいくことがあっても、

 長期的には没落、さらには
 破滅の道を歩むこととなるでしょう。



■ここまでの話をまとめると、

 勝ちは小さく積み重ね、
 さらに大きく伸びるときも獲りにいき、

 同時に負け戦の損失は
 限定的に、

 といったルールを定めて行動することが
 大事、ということ。



■このルールから逸脱せず、
 退屈なゲームを行い続けると、

 原理的には、破滅可能性を極小化しつつ、
 勝てる確度を限りなく高める、

 ことが可能になるはずです。



■こんな話を聞くと当たり前の話だと
 思われるでしょうけれども、

 私たちはこの当たり前を
 なかなか守れないから、

 多くの人が株や為替でやられたり、
 各種投資話や副業起業ネタでやられたり、

 するのです。



■その失敗のダメージは、

 案件によって数年、ないし十数年、
 場合によっては数十年、

 最悪の場合には復活はほぼ不可能、

 という状態にまで
 押し込まれる可能性すらあります。



■私(鮒谷)自身は、

 致命傷を負う前に
 このルールに気づけたからこそ、

 会社を潰すことなく、畳むことなく
 10年、20年続けるのは大変なこと、

 と言われながらも20年近く、
 副業を含めればゆうに20年以上、継続して

 「(社会的、経済的に)
  死なずに生き延び続ける」

 ことができました。



■ここまでの話は、

 自分の人生を一旦、
 自身の主観と切り離し、

 俯瞰して捉えるときに見えてくる

 「構造」

 の一つと言えるでしょう。



■ただし、

 単なる無味乾燥で面白みのない
 抽象の話をしても仕方なかろう

 (分かる人には分かるけれども、
  大半の人には興味を持ってもらえない)

 と思われましたので、


 あえて今回の音源については
 刺激的な比喩を用い、

 その比喩を全面に出したタイトルをつけて
 リリースをいたしました。



■それが

 ------------------------

 「人生は鉄火場(賭場)と考えると
  うまくいく」放談会音源

 ~鉄火場に学ぶ、リスクを極小化しつつ、
  安定・逓増人生を送るための7つの心構え

 ------------------------

 音源となります。


 人生は時間や体力やお金や精神、
 人のつながりなど、

 持てるリリースを全投入して
 幸せを追求する鉄火場(賭場)、

 であると見立てることによって
 見えてくるものがあります。



■両者は別物であるどころか、
 むしろ酷似していて、

 しかし自分と行為の距離が近すぎるから
 鉄火場で博打をしているとは思えない、

 だけの話で、

 この音源で語っているような共通項に
 着目いただければ、

 なるほどまさに

 「人生は鉄火場以上に鉄火場的」

 と思われるに違いありません。



■そんな気づきを得られた後であれば、

 そこで初めて長年、鉄火場で
 生き永らえてきた人たちの知恵や知見を
 活用できそうだと思うようになるし、

 転用したい、いやすべきである、という
 学び&改善の精神も発動されるはず。



■勝つべくして勝つ、
 という言葉がありますが、

 麻雀やカードゲームにおいて
 まさに

 「勝つべくして勝っている」

 という人がありますよね。



■この種の人は、
 ほとんど冒険いたしません。

 外から見てると退屈&単調な作業を
 ブレることなく淡々と行うだけ。


 弱い人ほど、吠えたり、
 奇声を発したり、

 「勝負!!」

 などと過剰な気合いを込めたり
 するのです。



■これが、

 「運を天に任せる=破滅傾向のある」

 系統の人たちです。


 反対に、

 「運を天に任せない
  =確実に勝ちを拾いにいく」

 系統の人は、

 本当に憎らしいくらいに
 勝つべくして勝っていくのです。



■人生において、
 怒りや嫉妬などの感情とともに

 「こいつ、失脚しねーかな」

 と思っているのに、

 見ていて腹が立つほど失点しないし、
 今後もしそうにない、

 そんな風に見えてしまう人が
 あなたにはいないでしょうか。

 いや、いないのならいいのですが。



■もしいるのなら、その人は、

 自覚的にか、無自覚的かは分かりませんが
 間違いなく

 「人生は鉄火場以上に鉄火場的」

 であることを正確に認識し、


 それゆえに、そんな場所において
 有効な法則を自らの味方にして、

 人生において横綱相撲を撮っている
 (=危うげのない人生を過ごしている)、

 と言えるでしょう。



■反対に、

 どかんと成功して、
 どかんと墜落する(失脚する)

 のは自分を俯瞰する知恵のない人、
 と言えるでしょう。



■こういう人は、

 調子に乗って、自分の
 バンクロール管理ができなくなった人。

 ※バンクロールとは、ポーカープレイヤーに
  とっての軍資金を意味します。



■手練れのポーカープレイヤーが
 常に自分の手ガネを把握し、

 どれだけ勝率の高そうな手が来ても

 「滅多なことはなかろう」

 という希望的観測に基づき、
 一発退場のリスクを犯すことはないように、


 一勝負あたりに張る額に
 上限を設けている人は

 「人生においては『まさかの坂』がある」

 と頭と身体の両方で理解しています。



■私たちが人生における
 バンクロール管理において、

 時間や体力やお金や精神、
 人のつながりなどのリソース(資源)を、

 乾坤一擲の大勝負に投下するのは
 原則としては避けたほうがよいのは、

 こうした鉄火場メタファーから導出される
 教訓からもお分かりいただけるでしょう。



■たしかに勝てば官軍ではありますが、

 負ければ賊軍、どころではなく
 仮に命は守れたとしても

 「健康で文化的な最低限度の生活」

 から一発退場させられることが
 現実にあるのです。



■人生は鉄火場である

 (滅多なことが起きてはならないときに
  滅多なことが起きてしまう)

 と理解している人は、

 人生を大きく踏み外す確率を
 相当程度まで減じられます。



■ですから、

 まずは人生のできるだけ早い段階で
 人から恨まれるくらいの

 「鉄板の手堅い人生(システム)」

 を確立することが肝要。



■ただし、それだけだと
 人生や生活が退屈になり過ぎて、

 かえって血迷って暴発(冒険)してしまう
 可能性が出てくるので、


 あえてリスクを限定した上で、
 先行きの見通せない、

 しかしながら跳ねるとデカいし、
 期待値もプラスになる、

 そんなカオス的な冒険も
 程よく混ぜて生きる、

 という行動規範を確立し、
 実践するのが良いように思われます。



■こうした意思決定基準の確立と実践が、

 人生において
 安心(システム)と興奮(カオス)を
 ほどよくハイブリッドさせた、

 幸せづくりの一形態となり得るのでは、

 そんな仮説を立てています。



■こうしてきちんと明確な意思を持って
 人バンクロールを適切に管理できないと、

 たまたままぐれで
 一度や二度、大当たりを引いても、

 長く賭場(人生)で生き残り続けることは
 難しいように思われます。




 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■生き延びるための人生戦略は、    「失点を最小限に抑えつつ、     小さな加点を確実に拾い続ける」    こと。   ■欲を出して一発逆転、起死回生を目指す    ようになったときが破滅への第一歩。   ■一度や二度、うまくいったとしても    つねに幸運が続くことはない。   ■にもかかわらず、    一度あるいは数度、ギャンブルに勝って    しまうと、    その勝利の方程式が普遍であると脳が    勘違いし、判断を誤らせるのである。   ■そんな鉄火場と同じメカニズムが人生に    おいても働くと知っておくことは重要だ。   ■勝つべくして勝つ、という状態は退屈だが    退屈だからこそ勝つべくして勝てるのだ。   ■「作業」になるまで単調化された    必勝方程式を確立できた人は強い。   ■つねにあれこれ考えては行動指針がブレる    人はどこかの段階で破滅に至る人。

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