■これまで幾度も 「目標(最終的に目指す状態)を 掲げることが大事」 とお伝えしてきました。 「目指す状態」ですから、 それは定量(計測できる)目標ではなく 定性目標です。 ■たとえば、 どんな人生を過ごしたいか、 深く問い続けることによって、 理想とし、目指そうとする世界が 浮き彫りになってくるのに、 そんな思索なく、安直に 「年収1億円ほしいっす!!」 といって見ても、 それでは肝心のWhy(理由)が 明確でないから、 威勢の良い目標を立てたはいいけれども 結局、実現されることはありません。 ■古来より、 いろんな自己啓発セミナーや研修等で 同様のことが繰り返され、 屍の山(!?)が 築かれてきたわけです。 ■かくいう私(鮒谷)も威勢よく なにも考えず、ただ思いつきで 「年収1億円ほしいっす!!」 といってたことがありましたよ (しかも何度も(照)) でも、それじゃ到達しないんですよね。 ■その前に、きちんと 「心震える状態」 を明確にイメージする必要があるし、 このことをたとえば ▼目標設定三部作音源 ▼ピラミッド音源 ▼語どもたち音源(脳内辞書音源) ▼未来にプレゼント音源 ▼妄想ブースター音源 などでお伝えしてきました。 ■これらのコンテンツの力を借りつつ、 理想像の明確化を図られた方は 少なくないと思います。 (これまで数え切れないくらい、 ご感想を頂戴してきました) ■で、ここからが問題です。 そうしたイメージ(定性目標)が 固まってきたら、今度は逆に 「定量目標(ならびに締切り)」 を意識しなければならないのです。 ■一例を挙げると、 将来、欲しい感情の一つに 「心の深いところから、つねに 安全、安心を感じていられるように」 というものが出てきたとします。 ■もちろんお金だけでその感情が 満たされるわけではありませんが、 お金があるからこそ満たされる部分も 少なからずあるわけです。 (老後の心配とか、 まさにそうですよね) ■これは定性目標ですが、 定量目標(具体的には額面)にまで 落として考えるからこそ、 実現性が高まってくるものです。 ■たとえば 「いくらの貯金を いくつまでに貯められたら、 少なくとも経済的な部分において 相当程度まで不安は軽減される」 と考えたならば、 「いくらの貯金を いくつまでに貯められたら」 の部分を 「より詳細な数字と期日」 にまで落としてやる必要があります。 ■これが定量化、です。 計れるようにしましょうよ、という話。 計れるようになるからこそ、 目標までの距離が分かるし、 そこまでの具体的なアプローチを 考えられるようにもなるし、 トライアル・アンド・エラーを 繰り返せるようにもなる。 ■これが 「幸せになりたいんっすよ」 「ある程度、お金あったらいいっすね」 「そうしたら安心感も得られるかも」 くらいに漠然としたものしかなければ 行動に落としようがありません。 ■行動に落とせなければ 何も変わらないから (行動によってしか人生や生活は 変化しないのです) いつまで経ってもそのままです。 ■そんな方のことを今回、 リリースした音源のサブタイトルに ----------------------- ~あなたの身に何ごとも起こらない理由は 「数字&締切」を設けていないから ----------------------- といった(失礼な)文言を含めてまで 注意を喚起している、 そんな風にご理解頂ければ幸いです。 ■話を戻しますが、 (先の例で言うならば) お金の目標をきちんと数字で示して、 締切りを同時に意識することで、 目指す額面との不足分の埋めるための 試行錯誤が始まります。 ■この二つ(額面&期日)がないのに 果たしてお金が貯まると思いますか? 私(鮒谷)は絶対に、永遠に、 貯まらないと思います 仮に多少なりとも蓄えができたとしても それは主体的に作ったものではなく 「入ってきた中から適当に使って 残ったものが蓄積されてきた」 ただ、それだけのこと。 ■確かにこういた成り行き任せで 貯まる人もいるかもしれませんが、 それだと積み上げが 遅々として進まないケースがほとんど、 ではないでしょうか。 ■世の中には、 年間に何千万も所得を得ている 高所得者でも貯金は乏しい、 そんな人も珍しくありませんし、 そこまでの高所得者ではなくとも 50の呼び声を聞いたときには、 既にリタイアできるくらいの蓄えがある、 そんな方もあるものです。 ■こうした差は、ひとえに 「日常的に数字と締切りを どれだけ意識してきたか」 の差といって間違いありません。 ■さらに 「意識する」 といってもそれぞれの意識している 水準の違いもありますね。 たとえば ▼朝起きてから夜寝るまでに数十回考える ▼その間に数回考える ▼一週間に数回考える ▼一ヶ月に数回考える ▼年に数回考える ▼十数年に数回考えた ▼今まで考えたこともない まで、まちまちです ■この中で誰が一番、 お金貯まると思いますか? 当然、 「朝起きてから夜寝るまでに 数十回考える」 この人が一番貯まるはず。 ■それだけ強く意識し、願い、 逆算して考え、行動に移し、 トライアル・アンド・エラーを 繰り返しながら、 徐々に思考と行動の精度を 高めていくのですから、 目標との距離を埋めるための アプローチは、 起業、副業、投資、その他、 さまざまでしょうけれども、 試行錯誤と資産の増減を繰り返しつつも 最終的には 「貯まる」 のは、そりゃそうだよな、 と思われないでしょうか。 ■(言葉を選ばずに言うならば) 【貯まらないのは 何にも考えていないから】 なんですよ(言っちゃった)。 年に数回しか考えない、 そんな人が行動に移すことはありません。 ■ほんの一瞬、 「お金、貯めようかなー」 と思っても次の瞬間、 「めんどくせーから Amazonプライムでも見っか」 とかやってたら、 貯まるものも貯まらないですよ。 ■結局、どこまでいっても 手から口への生活が繰り返されるのは、 「数字と締切り」がなければ 意識のしようがない (すぐに意識から脱落する) からなんですね。 ■吉幾三ではありませんが、 「数字もねぇ、締切りもねぇ、 意識もねぇ、行動もねぇ、 毎日、おんなじことをぐーるぐる」 これで人生、変わるのなら、 誰も苦労はしませんよ。 ■その間、 ▼朝起きてから夜寝るまでに数十回考える 人は落ち穂拾いに余念なく、 あらゆる「落ち穂」すなわち、 簡単に拾えるお金 (制度の歪みや、知らなきゃ獲得できない 申請主義から生まれる経済的利得とか) を探していたりすると、 差は開きこそすれ、 閉じることは(永遠に)ありません。 ■この姿に学歴とか職歴とか、 何の関係もありません。 立派な学歴、職歴あっても 蓄えゼロの人もあれば、 たとえそうではなくとも 人よりも早くリタイアして悠々自適、 そんな人も珍しくありません。 ■それはひとえに 「数値管理と締切り管理の差」 です。 ただし、こうしたことは 「学べば出来るようになる」 のです。 学ぶ機会があったか、なかったか、 ただそれだけの話。 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!【今日のピークパフォーマンス方程式】 ■定性目標は大事だが、 これが定まったら、次にその目標で 定量化できるところは、 どんどん数字に落としていくべきだ。 ■数字を立てたら 次は締切りも同時に設けること。 ■これによって課題に対する当事者意識が 生まれることとなる。 ■定性目標からは 行動量を引き出しにくいのだ。 ■数字と締切りを定めたら、次はそれを 意識し続ける(見返し続ける)。 ■ここから大量行動が導かれ、やがて運命を 転換させていくこととなるだろう。 ■は~、数字もねぇ、締切りもねぇ、 意識もねぇ、行動もねぇ、 毎日、おんなじことをぐーるぐる、 これで人生が変わることなどあるはずが ないではないか。
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6385号 数字もねぇ、締切りもねぇ、意識もねぇ、行動もねぇ、毎日、おんなじことをぐーるぐる
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