■いつの頃からか (今の楽しみが 未来の不幸につながりかねぬ、 享楽的な楽しみではない) 深いところから ふつふつと湧き上がる 「これは!」 と思える対象と向き合う喜びを 日々、感じつつ、 その喜びから生まれる行動が そのまま幸せな未来を創造している、 と感じられる人生を 歩めるようになりました。 ■こんな風に 自分の脳に対して行ってきた 「脳内プログラミングの技法」 については ----------------------- 【物語放談会音源】 【日記放談会音源】 【ピラミッド放談会音源】 ----------------------- 等をはじめとする音源で、 詳しく説明してきた通りです。 ■これが実現された世界は、 夢中になれることを 追いかけ続けているだけで、 他の人の役に立てるし、 成果も出せるし、感謝もされます。 ■追いかけなくても 追いかけてもらえるようになるし、 自己重要感も高まるし、 誇りも持てるし、 経済的にもそれなりには潤うことに なる(かもしれない)、 そんな世界。 ■ある時期からの私(鮒谷)の人生は そんな世界を夢見て 「好きなことに取り組み、 楽しみつつ、 より理想的な将来を未来の自分に プレゼントし続けてきた」 のだといえそうです。 ■今の楽しみを、将来の幸せに つながるように上手に接続させて、 将来の幸せを、さらにその先の 未来に向けて転がしていく、 これをひたすら繰り返していくと 「人生はどんどんより良いものに なっていく」 ものです。 ■もちろん、 私たちは次の瞬間、 なにが起こるかわかりませんから、 たとえ今、どんな豊かで、恵まれ、 幸せな世界に身をおいていたとしても、 手放しに喜べるわけではありません。 ■一寸先は闇。 そこには常に不安が内在しています。 最高の状態から次の瞬間、 奈落の底に叩き落される、 なんてことも人生においては 珍しいものではないからです。 ■それゆえ、むしろ人生とは 「そういうところ」 だと、 最初から期待値を低く見積もって おいたほうが良さそうです。 ■思いもかけない突然の死別もあるし、 自身が重篤な病にかかることも あるでしょう。 挫折や失敗、誘惑に負けて 過ちを犯してしまうことだって、 人間である限り、いつ何時、 あるかもわかりません。 ■ただ、 そうした瞬間がいつ訪れるか分からぬし、 生きている間にどれだけ回避できても 最後(=自らの死)だけは免れ得ない。 そうと知りつつ 「満たされていることが実感できる 理想の世界」 を目指したいのが、 人間という愚かな生き物のよう。 ■であれば 「理想の世界を求めてしまう」 とはいっても、せめて、 有名になりたいとか、 金持ちになりたいとか、 権力を手にしたいとか、 権勢を誇りたいとか、 権威を身にまといたいとか、 そんなところからは 早々に卒業し、 深く、深く、思考を沈潜させ 「私にとっての理想の世界 (本当はどんな感情を味わいたいのか)」 を追い求めていくことが 大事なように思われます。 ■それによって 「自身が真に深い満足を感じられる 幸せな状態」 に近づいていけそうです。 と同時に、ある時点から 「満たす方向」 だけではなく 「受け容れる方向」 についても準備を進めていく必要が あることにも気づくことでしょう。 ■本当は最初から 両者を満たせればよいのですが、 皆が皆とはいいませんが、 若いうちはどうしても 「満たす方向」 に走ってしまいがち。 それは無理からぬことであり、 それが若さです。 ■ただし、いつまでも 「若く」 ありさえすればよいのかといえば そうではなく、 「(老いるのではなく) 成熟する」 こともまた、 生きていく上で大切なことだと 思われます。 ■ここでいう成熟とは、 これまでの流れから 既にお分かりの通り 「いつ訪れるか分からぬ、想定外の不遇をも 受け止め、受け容れられる方向」 へと精神を調えていくこと。 ■私(鮒谷)にとっての理想の人生、 理想の世界は 【人としての(重心の低い)欲望を 満たす方向に走りつつも、 何が起きても事態を受け容られる 心の構えが錬成されている】 そんな状態。 ■こうした 「満たす方向」と「受け容れる方向」 両面の精神的な状態を想起しつつ、 その実現のために 必要な資源はなにか (それは物質的なものもあれば、 能力的なものもあれば、 精神的なものもあるでしょう) を常に自問自答し、 仮の答えを導き出しては、 必要なピースを一つ、また一つ、 集めていく、あるいは創っていく、 ということを繰り返してきたつもり。 ■まだまだ長い道のりではありますが、 こうした営みを重ねるうちに 明らかに 【贅沢はできないけれども、多くの 物質的/非物質的資源に恵まれつつ、 情緒面も安定してきて、 なんでもないことに幸せを感じられる】 ようになってきたようです。 ■こんな風に 「未来に手に入れたい感情を想起し、 さらに細かく分解し、 その感情を手に入れるためには 今、私は何をすればよいか」 を始終、問い続けてきたわけですが、 こうしたプロセスを経て 目指す世界に徐々に近づいていることが、 はっきりと感じられます。 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!【今日のピークパフォーマンス方程式】 ■人は「満たす方向」に進みがちであり、 それは人間の習性、本能、煩悩、 であるから仕方ない側面もある。 ■しかし、それのみに終始する人生は、 必ずどこかで食らうであろう一撃に対し、 あまりに無防備と言わざるを得ない。 ■物質的な準備には限界があり、 それで防げぬこともあるわけで (たとえば死別や挫折、自身の病や死) それを「受け容れる」方向に精神を調える こともどこかの段階で必要ではないか。 ■つまり「満たす方向」に進みつつも 「受け容れる方向」にも伸ばしていく。 この姿はそれぞれ「成長」と「成熟」に 対応しているといえるだろう。 ■幸せになるために未来に起こるあらゆる 可能性を想起しつつ、 そのとき、どんな感情でいられるように しておきたいのか、 ひろく想像力を用いながら、時々刻々、 考え、準備を重ねていきたいものである。
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6361号 「満たす方向」と「受け容れる方向」
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