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6356号 「くれくれ星人」と「あげる聖人」の行き着く先


■これまでの人生において
 多くの人と会ってきましたが

 「くれ、くれ」

 ばかり言っていて
 お金持ちになった人は、

 寡聞にして知りません。



■反対に、口癖のように

 「あげる、あげる」

 といっている人は
 どんどんお金持ちになっていきました。


 あるいは既にお金持ちになっていた人を
 観察していると、例外なく

 「あげる、あげる」

 が口癖でありました。



■ここで言う

 「あげる」

 は物質的なものにとどまらず、

 というよりも
 むしろ物質的なものよりも


 「あなたの役に立ちそうな人の
  紹介をして『あげる』ね」

 「こうすると良いかもという経験に基づく
  アドバイスをして『あげる』ね」

 といった感じの接し方についての
 話です。



■実際に口に出して「あげる」とは
 いわなくても、

 自分の持っている
 有形、無形のいろんな資源を

 「あげる」

 前提で、

 毎日を生きている人が
 恵まれてきたし、恵まれていく、

 ということ。



■こうした態度、姿勢の違いは、
 おそらくは

 「世界認識の違い」

 から来るものなのでしょう。


 前者(くれくれ星人)は
 ゼロサムゲーム、

 すなわち取ったら増えるし、
 取られたら減る、

 の世界を生きています。



■後者(あげる聖人)は
 プラスサムゲーム、

 すなわち、みんなでパイを大きくし、
 然るのちに分けましょう、

 の世界を生きています。



■こうした認識の違いが
 フォーカスの違い

 (もらうことに焦点を合わせるのか、
  あげることに焦点を合わせるのか)

 をもたらし、


 焦点の違いは、行動の違いに直結し、

 それはそのまま、その人の運命に
 怖いくらいに反映されていくのです。



■もちろん短期間で見ると
 多少の変動はあるかもしれませんが、

 数年、さらには十数年、
 数十年のスパンで見ると、


 もらうことだけにフォーカスしてきた
 人生は必ず逓減していくし、

 あげることにフォーカスしてきた
 人生は必ず逓増していくこととなる。



■結果として、

 お金持ちで「くれくれ」を
 連呼している人は見たことがないし、

 お金のない人が「あげる」ことに
 フォーカスしている例もほぼ見ない、

 ということになっているのかも
 しれません。



■あくまで私(鮒谷)の見える範囲ですが
 ネットニュースやSNSを眺めていると

 「くれくれ、くれくれ」

 の大合唱が圧倒的多数派のように
 見受けられます。


 基本スタンスが「くれくれ」への
 フォーカスになってしまうと、

 「あげる(渡す)」ことに
 焦点を合わせられなくなります。



■ちょうど、

 近いところを見れば
 遠いところがぼやけるように、

 遠いところを見れば
 近いところがぼやけるように、

 二箇所同時に
 焦点は合わせられないのです。



■つまり、

 「くれくれ」追求の姿勢は
 他者への貢献を忘れさせ、

 自らを律したり、躾けたり、
 葛藤を乗り越えたり、

 といった取り組みを
 阻害することとなりますから、


 その弛緩した精神が
 惰性の行動、態度につながり、

 ますます持てる資源が乏しくなり、さらに
 声高に「くれくれ」いうしかなくなる、

 のかもしれません。



■公の場であまりこうしたことを
 書くべきではないのかもしれませんが、

 ネットニュース等を見ていると最近、
 あまりにも、

 あらゆる方面に対して、
 あらゆる特典を

 「くれくれ、くれくれ」

 要求する声を目にすることが多く、


 私(鮒谷)自身は、どれだけ
 困窮していた時代にあってさえ、

 そんな事を考えたこともなかったのも
 あってか、辟易としていたので、

 そうした思いの丈を
 ついつい記してしまいました。



■以上、あくまで
 一個人の意見であるとともに、

 現在の状況や
 生まれ落ちてからの履歴等によって、

 「どうしたって、あげるよりも先に、
  まずもらわなければ始まらない」

 という人がいらっしゃることは
 百も千も承知しております。



■そうした方はしかるべき制度を用いて、

 然るべき機関に然るべき救いを
 求めるべきだと思いますし、

 そうしたセーフティネットも
 用意されていることと思います。


 福祉国家である、この日本において、

 そういった方々を十把一絡げにして
 否定したり攻撃したり、

 といった意図は一切ございません。



■ただし、自らができる範囲の
 自助努力をする前から

 「くれくれ」

 いう人が、
 もしもあったとするならば、

 高井伸夫先生流にいうならば

 「権利の極大化、義務の極小化」

 の姿勢であるように
 個人的には思え。


 それはいかがなものか、

 その態度は結局、自らに跳ね返ってくるから
 止めておいたほうがよいのでは、

 とお伝えしたかっただけ。

 念のため、補足しておきます。



■ここまでの話に関連して、

 ここ数日、個別コンサルのご案内を
 してまいりました。


 少なからぬ方が月に一度、

 あるいはご予算の関係もあって
 数ヶ月に一度、あるいは不定期、

 という方もありますが、
 継続してお付き合い下さっています。



■個別コンサルは「仕事」として承り、
 より自身に大きな負荷をかけるためにも、

 もちろん、いただくものは
 いただいておりますが、


 現実問題としては
 どこまでできたかはともかく、

 少なくとも姿勢としては
 代価の10倍100倍、上回るものを

 「あげます」

 というつもりで臨んできたからこそ、

 ご継続して下さっている方が
 これだけいらっしゃるのだと、

 (うぬぼれを承知で)認識しています。




 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■「くれくれ」ばかり言っている人で    お金持ちになった人など見たことがない。   ■反対に、お金持ちはいつも、    「あげる、あげる」と進んで、自身の持つ    資源を提供しようとする人ばかりである。   ■前者は人生をゼロサムゲームで、後者は    プラスサムゲームで捉えているからこそ、    こうした姿勢の違いが生まれるのだろう。   ■そんな認識や態度の違いは、    フォーカスの違いを生み、    さらには運命の違いを    生み出すこととなる。   ■長い目で見れば、    もらうことにフォーカスする人生は    逓減していくだろうし、    あげることにフォーカスする人生は    逓増していくことになるのも、    むべなるかな。

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