■よく 「なかなか本気になれないんです」 という言葉を聞くことがあります。 別に本気になろうがなるまいが、 私(鮒谷)の人生とは何の関係も ないので好きにすればいい(ひどい)、 といいたいところですが、 そういう方が 「個別コンサル」 という形でお申し込みくださり 代価を頂戴することになれば、 そういうわけにはまいりません。 ■その昔、柔道選手であった 谷亮子さん(旧姓:田村さん)が 「最高でも金、最低でも金」 という有名な言葉を残し、 有言実行で金メダルを 獲得されたことがありました。 ■私(鮒谷)の場合は 「最高では100倍、1000倍超返し、 最低でも10倍返し」 をモットーとして 仕事をしておりますので、 見ず知らずの赤の他人のことなら いざしらず、 お客さまから 「なかなか本気になれないんです」 と言われたら本気を出して、 本気を出してもらおう、 と全力を傾けます。 ■それはお客さまのためであり、 それはそのまま、 (未来の)私のため、 にもなるからです。 ■全力を尽くしてお客様の役に立ち、 価値をお渡しできれば、 そこで育まれた人間関係は、 そのまま長きに渡り、 継続することとなります。 ■あるいは諸事情により、 しばらく、あるいはかなりの間、 時を置くこともありますが、 いずれにしても、 その折に培われた関係性が 「未来の私」 になんらかの良い影響を及ぼす 可能性が高まることは、 想像に難くありません。 ■もちろん、 すべての関係が例外なく、 未来の私に良い影響を及ぼす、 などということはありません。 人間関係においては 「ほんの一時期、 関わり合っただけの関係で終わる (そのご縁が最初で最後であった)」 ということのほうが むしろ多いのですから。 ■ただし、 そんな中でも一定の割合で、 数ヶ月、数年、あるいは 十数年から数十年の歳月を経て、 再び、ご縁が復活し、 お互いにとって、 より大きな相乗効果をもたらす つながりが再構築される、 なんていうこともまた 珍しい話ではありません。 ■とはいえ、それは 「初回のご縁」 が双方にとって相応に 実りあるものであったときのみ、 のこと。 ■初回で 「ないわ~」 と思われたら、次以降はないし、 あるいは、たとえ何かの拍子に 再びご縁が復活したとしても、 以前のお付き合いを超えた 深い関係になることは (ゼロとは言いませんが) 可能性は非常に低いでしょう。 ■だからこそ、 コンサルに限らず、誰かと コミュニケーションする際には、 いつも(さらにいうと、 特に初対面のときには) 「全身全霊、気を入れて」 お相手の方に価値提供をしようと 努めるべきなのです。 ■前述の通り、 それはお相手のためであるとともに、 自分のためでもあるからです。 そして誰も損しません。 ■つまり、正しいコミュニケーションの あり方は 【(ゼロサムゲームではなく) プラスサムゲーム】 であると認識し、 それとともに 【今を生きるゲームではなく、 未来を生きるゲーム】 であると理解して、 交流すべきであるということですね。 ■私(鮒谷)自身は、 日々、多くの方 (含:少なからぬ初めての方) とお付き合いをしておりますが、 認知容量(キャパシティ)には 限りがあるので、 全力でお役に立とうと思って 自分のできる精一杯をやった後は、 すべてを忘れることにしています。 (細かく記憶しきれないし、 そこを覚えておいても仕方ない) ■ただし、こうした 「やるべきことを全力で尽くした後は あとは記憶から完全デリート」 というスタイルを貫いていると、 忘れた頃に 「あのときはお世話になりました。 実は今回、再び、こんな課題が 出てきまして......」 といった形でご連絡いただくことが しばしばあるのです。 ■そんなつながりを増やし、 深めていくと確率的に、 【回り回って、未来の自分が 経済的にも非経済的にも富む】 ことは既に実体験として 経験しています。 ■このことは ----------------------- 【わらしべ音源】 ----------------------- でもお伝えした通りでありますが、 このメカニズムを本当に理解したのは、 私(鮒谷)の公私に渡る お師匠様でいらっしゃる、 弁護士の高井伸夫先生と 間近に接しさせていただく中でのこと。 ■高井先生の、 他者に対する昔の貢献が、巡り巡って 現在の高井先生に還ってくる姿を、 幾たびも目の当たりにして 「自分の将来は 今の一挙手一投足にかかっている」 と理解できるようになりました。 ■そこから私(鮒谷)なりに 導き出した教訓は 【今、やっている行為を 未来の自分に向けた贈り物だと思えば 人生は必ず開けていく】 ということです。 ■よくメルマガや音源で 「他の人とコミュニケーションを 図るときには気を入れて!」 と書いてきましたが、 ----------------------- 気を入れて接する(価値を出す) =相手に対する贈り物 =未来の自分に対する贈り物 ----------------------- につながるからこそ 【気を入れたコミュニケーション】 が大事になるのです。 ■これとは逆に、 たとえ無自覚であっても 【気の抜けたコミュニケーション】 を行っていては、 どんどん未来が閉じていくことと なるでしょう。 【自分の未来を自分で奪っている (あるいは消し去っている)】 ということです。 ■私(鮒谷)はいつもこんな風に考えて 生きてきました。 この考え方をさらに押し広げ、 一般化して考えると、 コミュニケーション全般に限らず 私たちのあらゆる営みは全部 【未来の自分に対する贈り物】 と言えるとは 思われないでしょうか。 ■このように捉えると、 一つ一つの対象に向けて 「気を入れる」 というよりも、むしろ 「気が入る」あるいは 「気を入れずにはいられない」 ようになるはずです。 ■そうなると、 一挙手一投足、当事者意識を 持って(自分ごととして)、 行動することになるでしょう。 ここから、あなたの人生が 大きく変わり始ます。 この内面&外面の変化が 人生変革の起点となるのです。 今日も人生とビジネスを楽しみましょう! 【今日のピークパフォーマンス方程式】 ■気を入れた行動は相手のみならず、 自分自身のためでもある。 ■相手に渡した贈り物(プレゼント)は いつかどこかで自分に還ってくる。 ■つまり相手へのプレゼント(貢献)は 未来の自分へのプレゼントでもあるのだ。 ■このことが理解できれば「気を入れる」、 どころではなく 「気が入る」 「気を入れずにはいられない」 こととなるだろう。
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