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6348号 社長>>>>>>>>>副社長>平社員


■その昔、ヨットに乗っていたことが
 ありました。(今は休止中、、)


 誤解される人もあるのですが、

 動力のない一人で操船するタイプの
 ヨットなので

 「優雅で、いいですね!」

 という乗り物では決してなく、


 突風が吹いたり、高波が襲って、
 うまく操船できなければ、

 あっという間にひっくり返る
 (これを「沈(チン)する」と呼ぶ)

 のです。



■凪いでいるときは大丈夫ですが、
 強風&高波のときは必死です。

 一人で操船するわけですから
 誰にも頼れず、人任せにできません。



■もし誰かが
 操船してくれているのであれば、

 いかに過酷な状況であろうとも
 人に任せるしかありませんから、


 どこまでいっても当事者意識は
 強くならず、

 多少なりとも持ったところで
 意識の及ぶ範囲は知れています。

 (どこにつかまろうか、、とか。
  船の操船には意識は向きません)



■考えてみたら、これって人生に
 よく似ているなと思うのです。


 零細、個人企業の経営は、

 他でもない経営者自身が舵取りしないと
 あっという間に倒れます(倒産や破産)。



■でも、従業員数万人とかの大企業や
 国、地方自治体等にお勤めの方は、

 船のたとえでいうならば
 無意識に

 「まず沈むことのない豪華客船に
  身を置いているような感覚」

 に陥りがちですから、

 どれだけ海が大荒れであろうが
 どうしたって緊張感は生まれにくい。



■もちろん、これは一般論であって、
 一般論があれば例外もあります。


 零細、個人企業の経営者でも
 まるで緊張感を感じさせない人もあれば、

 大きな組織に所属されている方でも
 相当、気を張り詰めている人もある。



■なので一概に、

 経営者だからとか、
 従業員だからこと、

 所属組織が大きいとか、
 小さいとか、

 当事者意識が強い、弱い、

 ということは言えません。



■ただ、それでもやはり、
 一般的な傾向としては

 「緊張感の有無は環境によって
  ある程度までは決定づけられる」

 ことは間違いなさそうです。


 少なくとも数千人単位の方々を
 個別コンサルしてきた中での、

 偽らざる感想です。



■緊張感の感じられない方は
 一言でいえば「ヌルい」のです。

 緊張感のある方は
 言動が「ピリッと」しています。


 当事者意識の有無は、実はこの

 「ヌルい」
 「ピリッと」

 の違いを生むのです。



■もうお分かりだと思いますが、

 顕在的にであれ、潜在的にであれ、
 自身が危うい状態に陥っている人や、


 あるいは、そうでなくても、

 気を張って毎日を生きざるを
 得ないような

 「高等なフィクションの世界」

 を過ごしている人は

 【当事者意識の塊】

 となっています。



■こうした人は当然のことながら、


 四方八方をキョロキョロしながら
 リスクに警戒しつつ、

 チャンスと思えば、積極果敢に次の
 一手を打ちに行く習慣が身についており、


 それゆえケタ違いの速度で成長するし、
 自身の住む世界を更新し続けます。



■これによって、

 不安定な場所に
 生きていたはずの人が、

 かえって安定するようになる
 のですから不思議なもの。



■話は変わりますが、

 その昔(2003年)、
 友人が堀江貴文氏の講演を主催し、

 誘われたので、話を
 聞きに行ったことがあるのですが

 (当時は今のように有名ではなく、
  20人くらいの小さな集まりでした)

 そのときにこんな話を聞きました。



■曰く、

 社長と副社長の間の距離と、
 副社長と平社員の間には、

 100倍の距離がある、と。


 もちろん

 「社長>副社長>>>>>>>>>平社員」

 ではなく

 「社長>>>>>>>>>副社長>平社員」

 です。



■当時は分かったような、
 分からなかったような、

 そんな感じでしたが、
 今はよく分かります。



■特に社長が金融機関から金を借りて
 個人保証をつけていたりすると

 会社と一身同体で、
 会社が飛べば自分も飛びますが、


 (保証をつけていない)副社長(以下)
 に実害はなく、

 簡単に転職もできるでしょう。


 この環境の違いが(深いところからの)
 緊張感の有無につながるのです。



■もちろん、繰り返しになりますが、

 連帯保証をつけている経営者でも
 緊張感のない人もあるし、

 そうしたこととは無縁でも
 日々、気を張りながら生きている、

 大組織で働いている人もあるわけで
 一概には言えません。



■いずれにしても、

 こうした意識の差(緊張感)と
 そこから生まれる行動量の差が、

 時間の経過とともに
 積もっていくとどうなるか。


 数年、十数年、数十年と経つうちに
 とてつもない差となって現れる、

 と思われないでしょうか。

 そして実際にそうなのです。



■自分が経営者になったこともあり、

 こうしたメカニズムを
 ある時期から理解できるようになり、

 「つねに当事者として
  事にあたろう」

 と決意して、
 毎日を過ごしてきたつもり。



■私(鮒谷)の場合は、

 なんといっても何の後ろ盾もなく、
 自分が緩んで、業績が悪化すれば、

 それはそのまま「人生の詰み」に
 つながるわけです。


 下手をすれば野垂れ死ぬし、
 社会的にも詰むから、

 それはもう、必死です。

 バカにされようが嘲笑されようが
 当事者意識の塊となって、

 生き延びるために
 あらゆる手段を選択、行使する。



■一生懸命に、自身の感情や体調の
 マネジメントと、

 ビジネスの仕組みづくりに
 邁進してきたのは、まさにこうした

 「当事者意識」

 あってのこと。



■零細、微粒子、個人企業の
 経営者は即死しますが、


 (以下、あくまで一般論ですが)

 大組織にいる緊張感のない人は
 滅多なことでは即死しません。

 法律でも被雇用者は
 ガッツリ守られていますからね。



■でも、見方を変えると、

 当事者意識を持っていないまま
 ヌルい環境に無自覚に甘んじていると

 【守られながら、
  緩慢に死んでいっているだけ】

 なのかもしれない、

 と、自身の状況を疑いながら
 眺めてみてもよいかもしれません。



■変化が常態の、激動の時代にあって、

 当事者意識を発揮して
 生き延びなければ、

 いつかどこかで死んでしまう可能性が
 高まることには変わりありません。


 ただ、それが
 即死、頓死、急死系であるか、

 時間をかけてじわじわと
 死が近づいてくるかの違いだけ。



■この過程で、

 早い段階で痛みを覚えて
 当事者意識を持てれば、

 早くに再起できる
 可能性もありますが、


 気付くのが遅れて、
 再起の時間が与えられなかったら、

 気づいたときには
 もう手遅れだった、

 ということになるかもしれません。



■こんなことを考えるにつけ、
 だからこそ

 「人生の人生は、自分で生きる」

 という決意とともに、


 自身が現状、
 どんな立場にあっても、

 当事者として強く意識を持つべきでは
 ないかと私(鮒谷)は考えています。




 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


【今日のピークパフォーマンス方程式】  ■当事者意識を持つ人は緊張感がある。   当事者意識のない人は緊張感がない。  ■緊張感の差は行動の質・量の差となって   現れ、時間とともに拡大する一方。  ■変化の時代にあっては常に先手先手で意識   を未来に向け、行動を重ねる必要がある。  ■不安定な状態の人ほどかえって安定し、   安定状態にいる人が却って不安定になる、   これが理由である。  ■安定状態に甘んじて人任せにしているのは   緩慢な死を待っている、   といっても良いのかもしれない。

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