■人生には 「上り坂、下り坂、まさか」 の三つの坂があると言われます。 さしずめ、今回のコロナも、 誰も想定していなかったという点で 「まさか」 という急坂が突如、 目の前に現れた、 と言えるのかもしれません。 ■100年に一度が10年、 あるいはそれよりも短い頻度で 繰り返し訪れる、 現代はまさに不確実性の時代。 ■ただ、こうした時代にあっても 【多様な人とのつながり】 さえあれば、 さまざまな危機が訪れても、 過去に築き上げてきたネットワークが 緩衝装置、あるいは緩衝地帯として機能し、 直撃を受けても共助システムが発動して 「即死」することは免れたり、 「瀕死の重症」を負っても 再起できるきっかけとなりそうです。 ■さまざまな背景を持つ人と、 短時間で良好な関係を築く能力、 これがコミュニケーション能力だと するならば、 そしてその能力を用いて、 コミュニティを作り出す力を ネットワーキング能力だとするならば、 こうした力は 「ないよりもあったほうがいい (特に今のような時代には)」 と思われないでしょうか。 ■もし、そのように思われるなら あなたは、そのための 「お作法」 を知る必要があるでしょう。 お作法を身につけ、 トレーニングを重ねることで、 互いを支え合い、助け合う 共助システムとしても機能する、 広く深い人間関係が築かれます。 ■他者を関係を築く力が強化されるほど、 その能力を用いて、人とのつながりを 容易に築けるようになるので、 こうした営みを楽しみながら 行えるようになり、それが習慣化する。 ■これが習慣化されると 更にコミュニケーション能力が増大し、 プラットフォーム(人間関係の土台)が ますます大きくなっていくでしょう。 ■こうして育ちゆくプラットフォームは、 再びそれ自体が、より一層、豊かな 習慣化の土壌(環境)ともなる、 という再帰システムが、ここにおいて 駆動することとなりますね。 (反対に、人のつながりが少なくなるほど、 良質のコミュニケーションを 習慣化しようと思っても、 コミュニケーションを図る相手自体が ほとんど存在しないから、 能力は低下(劣化)一方となり、 コミュニケーション習慣も失われます) ■だからこそ、平時のときから 人とのつながりに時間を用いるべきです。 例えるならば、 土作りのようなもの。 一朝一夕に 豊かな土壌は生まれません。 ■時間をかけて、 お役立ちの精神を発露しつつ 自身ができることを継続的に行う、 ことによって、 その土壌が、 深く、広く根を張った、どっしりと 安定感のある樹木(人生)を育ててくれる、 のではないでしょうか。 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!【今日のピークパフォーマンス方程式】 ■広く深い人間関係があれば「まさか」の 事態への対応力が増す。 ■日常からの取り組み如何が、 非常時における対応力の有無に直結する。 ■高いコミュニケーション能力で、 他者と関係を作り、 深めることを習慣化している人は、 ネットワークが深化・拡張される。 ■その環境はますます関係構築力を高め、 習慣化を進めることとなり、 再びネットワークの深化・拡張に 再帰する。 ■こうした善循環が回り始めると 「まさかの坂」にどんどん強くなる。
毎日20万人が読んでいるビジネスコラム 平成進化論
日本最大級・毎日20万人が読んでいるビジネスメルマガ
「平成進化論」のバックナンバーをご紹介しています。
6343号 「関係構築習慣⇔ネットワークの深化・拡張」の善循環
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます。
バックナンバー カテゴリ一覧
ピークパフォーマンス方程式
- アイデア (846)
- コミュニケーション (778)
- セールス (623)
- パーソナルマーケティング (480)
- ビジネスIT・ツール (346)
- ビジネスマインド (1508)
- プロフェッショナル (728)
- マーケティング (327)
- レストラン・ホテル紹介 (6)
- 一般教養・雑学 (572)
- 人的ネットワーク (593)
- 仕事術 (694)
- 会食・交友録 (26)
- 名言・箴言・格言・金言 (267)
- 学習法 (799)
- 情報発信 (709)
- 情報社会 (340)
- 意思決定 (852)
- 投資 (441)
- 時流 (375)
- 書籍・雑誌紹介 (427)
- 歴史・人物に学ぶ (799)
- 海外 (65)
- 独立起業 (416)
- 環境 (592)
- 生き方・キャリア (1876)
- 目標達成 (896)
- 経営 (538)
- 習慣 (1291)
- 自己成長・変革 (1978)
- 自著紹介 (17)
- 長期的視点 (779)