■以下、あくまで一般論であり、 もちろん例外もありますが、 人を紹介されない傾向にある人は 「(他の人から見て、他の人に) 紹介したくない人」 である可能性を疑ってみても よいかもしれません。 ■以前、友人が 「この人は正直、 友だちや知人に紹介しにくいなあ、 という人がいるけれども それはそう思われる人の責任」 と言っていたのですが、 言わんとすることは まあ、分からないでもありません。 ■他の人に紹介しにくい理由は 種々、ありそうですが、 たとえば ----------------------- 1、もらうこと、奪うことのみを考えて 行動しそうだと思われている 2、まっとうな大人としての態度や 振る舞いができないと思われている 3、紹介したところで両者の間で 何も生まれなさそうだと思われている ----------------------- などといった理由が 挙げられそうですね。 ■「3」の理由については 仕方ありませんし、 能力や専門性を磨いているうちに 徐々に声もかけられるようにもなる、 でしょう。 ■「2」については、 たとえば挨拶ができないとか、 ぶっきらぼうとか、 我を通して すぐに喧嘩をはじめてしまうとか、 これでは安心して 紹介されることはありません。 初対面から事後に至るまで、良い印象を 与えることに留意すべきです。 ■「1」については言わずもがな。 紹介する側の人間としては これをやられるのが一番つらい、 ですね。 せっかく紹介したのに それが仇となって、 長年、時間をかけて築き上げてきた 自分の信用や信頼が一瞬で毀損されるから。 ■逆に言うと、 このあたりのところが クリアされていれば、 自ずから紹介されることが どんどん増えていくはずです。 ■相手にとって、良い人を紹介するほど 喜んでくれるわけですから、 紹介した人が相手に貢献して、 その人の評価が上がれば、 それに伴って 自分の株も爆上がり。 まさに 「他人の褌で相撲を取る」 みたいな話ですね(違) ■このカラクリが分かっている人は、 優秀な友人・知人、新しく出会った人を どんどん周りに紹介しますが、 中にはケツの穴が小さい人も あるものです。 ■こうした人は人の紹介をすると、 自分を差し置き、紹介した人と された人同士が仲良くなってしまい、 人間関係において自分が 中抜きされる(?)、干される(?)、 ことを危惧するようです。 実にケツの穴が小さい。 ■そんなことは一切、気にせず、 バンバン、紹介しまくればいいのです。 そうすれば誰を誰に紹介したかすら、 覚えきれなくなりますし、 「中抜き」だとか 「干される」だとか、 いちいち気にしている暇も なくなります。 ■当方の時間には限りがあるので 一度紹介したら、 「あとはそっちで勝手にやって下さい。 良いご縁になることを願っています」 でいいのです。 毎度、毎度、 すべての紹介に立ち会っていたら、 いくら時間があっても 足りなくなります。 ■もちろん、ときにご一緒することは あっても良いですが、 全てに同席する必要はないし、 両者の関係性を追跡調査(?) する必要もありません。 あとは流れに任せておけば良いのです。 ■人の輪を大きくしていく人は、 こんな風に周りの人のつながりを 増やすことに力を尽くすことによって、 長い時間軸で見たとき、 結果として 「広く、浅く、 ときには深い人間関係」 が縦横無尽に張り巡らされている こととなるでしょう。 ■もちろん、その過程において、 一定の割合で「中抜き」だとか 「干される」ことがあるかもしれませんが、 そんな細かなことは気に留めず、 良い人同士の紹介に努めていたら、 回り回って、豊かな人間関係が 築かれていくことになっているのです。 ■分かっている人は意識して こうしたことを行っているので 「紹介されやすい人は どんどん紹介される」 ようになっているのですが、 一方で、どういうわけか 一向にこうした 「被紹介の輪」 に入れてもらえない人が あるのです。 ■その人がもし、 その状態を是としているのであれば 何もいうことはありませんが、 もし人生においてチャンスを掴み、 リスク耐性を高めたい、 と考えているのであれば、 いささか問題があるように思われます。 ■なにしろ自分一人で 出来ることには限りがありますし、 自分一人で対応できない危険も 世の中にはたくさんあるからです。 ■それゆえ 「(他の人から見て、他の人に) 紹介したくない人・認定」 されてしまっていると、 人生の扉が大きく閉じてしまう ことになるでしょう。 ■そうなった原因が ----------------------- 1、もらうこと、奪うことのみを考えて 行動しそうだと思われている 2、まっとうな大人としての態度や 振る舞いができないと思われている 3、紹介したところで両者の間で 何も生まれなさそうだと思われている ----------------------- のであったとすれば、 その原因を一つづつ、自覚的に 潰していくことによってしか 「被紹介ネットワーク」 の中に入れてはもらえません。 ■こうした課題を克服して、 紹介される機会が増えていくと やがて自らが主体となって 「紹介ネットワーク」 を作れるようにもなるでしょう。 ■こうした道を着々と歩んでいる人と、 背を向けている人では、 時間の経過とともに 前者の人に、より良い運命が訪れ、 後者の人は(以下略) という傾向になりそうだとは 思われないでしょうか。 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!【今日のピークパフォーマンス方程式】 ■世の中には紹介されやすいタイプの人と、 紹介されにくいタイプの人がある。 ■前者はチャンスを掴む可能性が高く、 リスクに対する耐性もあるが、 後者はチャンスを掴める可能性は乏しく、 リスクに対する許容量も小さくなる。 ■まずは「紹介されやすい人間」になること を目指し、 次に自分が起点となる「ネットワーク」を 作りたいもの。 ■課題を一つ一つ、克服するたびに 紹介される機会も増えていくし、 その分だけ未来の可能性が開け、 安心・安全な状態に近づいていくだろう。
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