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6334号 ユーチューバー?なんじゃそれ/弱者同盟/下剋上/一寸の虫にも五分の魂/ハチの一刺し


■昨日は


 【鶏鳴狗盗(孟嘗君)の故事を通して、

  現代における「数千人の食客」に
  ついて考える】

 というタイトルで、


 「不確実性の時代にあっては
  多様な人とのつながりを大事にすべき」

 そんなメッセージをお届けしました。

 今日も続けます。



■今、この文章を読みながら
 ご自身に投げかけていただきたいのが

 「あなたの人的なネットワークは
  どれだけ多様化が図られていますか」

 という問いです。


 この問いを受けてギクッとされた方が
 あるとするならば、

 急ぎ、何らかのアクションを
 取られたほうがよいかもしれません。



■論理的に考えれば
 必然の帰結として


 -----------------------


 不確実性がますます加速する

 =明日、どうなるか分からない
  (予測不能)

 =明日、世の中からどんな能力が
  要求されるか分からない


 =画一性の高いつながりへの依存は
  冗長性の欠如につながる

 =世の中の変化に対応できず、
  復元力に乏しく、リスク耐性のない
  人生、キャリアとなる


 -----------------------


 からです。



■以下は一つの例ですが、
 たとえば何年か前に

 「ユーチューバー」

 という新しい職業が生まれたときに

 「何じゃそれ」

 と思った人は少なくないでしょう。


 正直に告白すると、当初は
 私(鮒谷)も思ってました(汗)



■しかし、今となっては

 「YouTubeで生計を成り立て、
  その方面に知見を持っている人」

 は、どこにいっても
 引っ張りだこですね。


 否定的に見る人があるとすれば、

 その人は時代の変化についていけて
 いないだけの人。



■私(鮒谷)自身は
 動画配信をやっていませんが、


 (「迷惑系」などではない)

 まっとうな、そして
 成果を出しているユーチューバーには、

 機を見るに敏であった、その先見性に
 敬意を抱いています。



■個別コンサルのお客様にも何名か、

 YouTubeを主戦場としてビジネス展開
 されている方がいらっしゃいますが、

 いずれも若くして、新しい市場を
 開拓されてきた先駆者です。



■今となっては、

 多くの人(旧態依然系の
 ビジネスをしてきた人)が、

 そういった方々の能力(専門性)に
 惹かれたり、評価したり、頼ったり、

 といったことが
 普通に起こっているわけです。



■これは一つの例ですが、

 こうした(ある時まで異端であった
 /今なお異端)の人が、

 友人、知人の中に
 どれほどいるかどうかは、


 人生、キャリア、ビジネスにおいて
 少なからぬ影響を及ぼす、

 と思われないでしょうか。


 特に加速度的な環境変化が
 引き起こっている現代にあっては。



■新しい世界の勃興期には

 「それがモノになるかどうか」

 なんて誰にも分かりません。


 ひょっとしたら、
 やっている方自身、

 希望と不安の葛藤の中、
 前に進み続けるしかない、

 ということもあるかもしれません。



■こうした賭けに勝てれば大勝利ですが、
 負ければかなり痛いもの。


 そして、当たるかどうかはやってみないと
 誰にも読めぬからこそ、

 自分一人の力で
 大きなチャンスを手にしよう、

 などと考えるのは、

 当たればデカいですが、一人で
 抱えきれないリスクも背負います。



■だからこそ、

 自分は自分で、ここぞ!という
 伸びていきそうな市場に張りつつも、


 同時に、その意思決定が誤っていた際の
 セーフティネットとして

 【ネットワークを多様化しておく
  (=互助組合を作っておく)】

 ことは大切なことだと思うのです。



■一つの閉鎖的コミュニティにのみ帰属し、
 人間関係がそこで閉じている、

 そんな人があるとすれば、
 その人は

 「特定市場に一点張り」

 しているのと同じです。



■たとえば多様性の欠如した
 大企業に所属していて、

 周りにたくさん人もいるし、
 見た目、安心できるので、当人は

 「特定市場に一点張り」

 しているようには
 思えないかもしれませんが、


 「現実には数多くの人が(無自覚に)
  集団で一点張りしていただけだった」

 ということもあるかもしれません。



■しかし、変化の激しい時代にあって、

 なにかのきっかけで一点張りしてきた
 市場ごと沈み始めたとき、


 雁首揃えて、つながりのある人全員が
 沈みゆくことになりかねないのでは、

 こう考えるのは

 【健全な危機感】

 ではないかと思います。



■つまり、

 「自分のネットワークを棚卸しして
  そこに多様性がなければ、

  これからの時代、
  ヤバいと思った方がいいのでは」

 と問題提起したいのです。



■関連する話ですが、

 有名で、立派で、大きな組織に
 属している人が、


 無名で、聞いたこともない、
 弱小、零細、微粒子組織の人間を、

 自覚的、あるいは無自覚的に
 見下すことは案外、多いもの。



■起業以来、

 私(鮒谷)はひたすら見下される側の
 人間であり続けましたが、

 (人によっては、本当にあからさまに
  バカにすることがあるものです)


 まあ、人格的にも性質的にも
 見下されても仕方ない、

 どうしようもない人間であることは
 認めざるを得ないとしても

 「一寸の虫にも五分の魂」

 という言葉がある通り、

 たとえ弱者であっても
 誇りもあれば、意地もある。



■そんな弱者同志が、
 弱者互助会として

 【一寸の虫同盟】

 を結んできたりしたわけですが、


 こうした人たちが下剋上を起こして、

 一定の割合で出世したり、
 世の中に影響力を持つようになったり、

 ということが普通に起こるのが
 今の時代であることを、


 特に多様性に乏しい大企業所属系の人は、
 覚えておかれても良いかもしれません。


 榎本三恵子さんではありませんが

 「ハチの一刺し」

 があるかもしれませんからね。



■下剋上に次ぐ、下剋上、
 それが今の時代。

 つまり、企業規模とか知名度とか、
 なんとかランキングとか、

 何の関係もない時代になった、
 ということです。



■そんな尺度は、とっとと
 放り捨てたほうが身のためです。

 たまたま今、
 上位に来ているというだけの話であって、

 来年、ないし数年後、10年後に
 どうなっているかなんて、

 誰にもわからないのです。



■次の瞬間、

 「強者が弱者に、弱者が強者に」

 といった風に
 立場が逆転しているかもしれません。

 いや、かなりの確率でそうしたことが
 起こり得るのが現代です。



■だからこそ


 -----------------------


 1、どんな人とでも仲良くなれる性格を

   内心でいちいち自分のほうが上、とか、
   下、とかの判断をくださない

   たとえ無自覚であっても、それをやる人は
   付き合う人の幅がどんどん狭くなる


 2、どんな人とでも仲良くなれる能力を

   どんな背景の人でも速やかに文脈理解し、
   短時間で仲良くなれるように


 3、多様な人をつなげられる
   人的プラットフォーム構築力を

   異なる背景を持つ人同士の結節点となり
   多様性のあるコミュニティを
   創造できる人になる


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 という三つを意識するべきです。


 このことについては
 まだまだ語りたいことがあるのですが、

 長くなりそうなので
 今日はこのくらいで。




 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■次の瞬間には何が勃興し、何が没落するか    皆目わからないのが今の時代。   ■であれば「現時点における弱者」を    下に見るのではなく、    つねに下剋上の可能性を意識しながら    全方位外交を行うべき。   ■自らが弱者であれば弱者同盟を結ぶ    (多様性のあるネットワークを構築する)    ことも大事である。   ■「名のある画一的組織」に身を置く人ほど    冗長性の欠如と変化耐性の低さを自覚し、    来たるべきショックに備えるべし。   ■これからの時代においては    1、上下関係で人を見ない    2、他者の、即座の文脈把握力を強化    3、多様性のあるプラットフォームを      構築する能力を伸長    あたりを意識するとよいだろう。

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