■誤解を恐れずにいうならば、 私(鮒谷)は 文章を書くことによって、累計で ふたケタ億の売上げをあげてきました、 もとい、 文章を書くことによって、累計で ふたケタ億の売上げをあげて、 そのほとんどを、あれやこれやで きれいサッパリ溶かしました。 (誇れるような話ではない) ■それはともかく、 メルマガを書きはじめて、 あと少しで20年になりますが、 その間、売り上げてきた 売上げのほぼ全ては 「メルマガを通して」 でありました。 ■もし私(鮒谷)が文章を書けなければ 今もなお 「ダメサラリーマン」 として、 上司からの叱責や、 年下の同僚(出世するはずがないので きっと部下はいない)からの嘲笑、 を一身に浴びていたことでしょう。 ■すんでのところで そんな憂き目を見ずに済んだのは 「多少なりとも 人を動かす文章を書けたから」 と言えそうです。 ■とはいえ、 何も天才的な文才に 恵まれたわけでなく、 ただし 「ある一定水準(といっても、 ご覧の通り大したレベルではない)」 以上の文章を、 6,300日以上にわたって 一日も欠かすことなく、 執筆しては配信し、 執筆しては配信し、 を繰り返す能力だけはあった、 とはいえそうです。 ■私(鮒谷)がメルマガを始めた頃は いまだ 「ネット黎明期」 に近い時期で、 もちろんスマホなんか ありませんでしたし、 なんなら「ブログ」という言葉すら ありませんでした。 (日記サイト、と呼ばれる コミュニティサイトはありましたが) ■そんな時代でしたので、 多分、ほんの数年ほど 私(鮒谷)が早く起業していたら、 まだ時期が熟しておらず、間違いなく、 即、討ち死にしていたことでしょう。 (今頃は路頭に迷っていたか、 野垂れ死んでいた可能性までも) ■文章を書いたところで、 読んでもらう手段がなければ、 どうしようもありません。 しかし、ギリギリ、 「インターネットワールド爆裂」 の扉が開き始めたくらいの タイミングで、 私(鮒谷)は 「多少なりとも文章を書ける」 という、 ただ、その力のみを武器として 独立し、時流に乗って、 おかげさまでなんとかご飯を食べさせて もらえるくらいにはなりました。 ■当時と比較しても 今はその扉が完全に開ききり、 チャンスは100倍、 広がりました。 ■今の時代、文章を書ける人は、 人物や能力や実績その他、すべてを 閲覧してもらえるようになるから、 はっきりいってめちゃくちゃ有利に 事を進められるようになります。 ■よく動画の時代が来た、 なんて言われる方がありますが、 そしてそれは また真実ではありますが、 動画を有効に活用できる人は、 既にある程度、 知名度がある人とか、 別途、プッシュ系の大きなメディアを 持っている人くらいで、 そうでない人は 動画を数多くアップしたところで、 再生回数、数回~数十回、 あるいはせいぜい数百回、 くらいに留まるのが関の山、 なのではないでしょうか。 ■私(鮒谷)だけかもしれませんが、 ある分野における専門家であると 一目見て分かるような人ならばまだしも、 特段、なにかの専門家でもない、 まったく無名の人が、 ビジネス等をテーマにして うんちくを垂れている動画とか、 たとえ1、2分でも じっと見る気がしませんし、 それが分かっているから私(鮒谷)も これまで動画をやってきませんでした。 (見てもらえる気がしません笑) ■私のような無名の人間が 参入しても 「労多くして功少なし」 になるのが目に見えているから、 負ける戦はやらないのです。 ■こんな風に、 無名な人間は動画を最後まで 見てもらうことは難しいですが、 文章であれば、 昨日今日、間違えて メルマガ登録を下さった方でさえ 「うっかり最後まで読んでしまった」 ということが、 まま、あるのです。 (というか、あなたも そうだったのではないでしょうか) ■これは動画と文章の 【閲覧性の高低】 によるものです。 動画の閲覧性は低い (中身は最後まで見ないとわからない) ですが、 文章の閲覧性は高い (サッと目を通すだけで骨子は掴める) それゆえ興味があれば、 最初から最後までコンテンツに 触れてもらえる確率が、 格段に高くなるのです。 ■私たちのほとんどは、 別にユーチューバーのように 「何十万、何百万アクセスを集めて 広告費で稼ぎたい」 なんて思っていないわけで (やろうと思ったら、 それこそ本当に大変で、 とてつもない能力、努力、根気が 必要になります) それよりも 【たとえ10人、100人でもいいから、 求めている人に刺さる情報を届けたい】 と思っている人のほうが はるかに多いのではないでしょうか。 ■であるならば、どう考えても 【動画より文章】 だと、私(鮒谷)などは思うのです。 たとえ数人とか数十人とかでも 刺さるべき人に刺さる文章を届けたら、 そこからアクションを起こして頂く 可能性が生まれますからね。 ■じつに私(鮒谷)は、 このメカニズムによって おまんま食べさせてきてもらったし、 その延長線上に今があるだけ、 と認識しています。 ■もちろん動画を完全否定するつもりは ありませんが、 無名な人間が取り組むべき 順序としては、 まずは少ない人数でもいいので、 読んだ人にぶっ刺さる文章を 書けるようになること。 ■そして、それができるようになれば、 その構成力や表現力を 「話術」 に落とすことによって、 音声や動画を拡散させられる ようにもなる(かもしれません)。 ■私(鮒谷)は、 動画こそやってはいませんが、 ご承知の通り 「音声コンテンツ」 は、さんざん量産してきました。 (そしてこれからも量産を続けます) ■これができるのは (そして、行こうと思えば動画もそこまで ハードルは高くないと考えるのは) ひとえに最低限、 「文章を書く力」 を身につけることが出来たから。 ■そしてこの力は間違いなく、 長年に渡って 【日記を書き続けてきた】 ことによって培われました。 ■もちろん、たしかに 【書く筋肉が強化 → 話す筋肉も強化】 が実現されるまでには 一定の時間がかかりますが、 逆に言うと、 ひとたび、この筋肉がつけば、 生涯、失われることはありません。 ■さらに言えば、 自覚的にこうした筋肉を 強化している人もほぼいないわけで、 一度、身につけたらその力は 【圧倒的な差別化要因、競争優位性、 代替不可能性】 へとつながっていくわけであり、 それゆえ 【書く&話す筋肉の強化】 は非常に費用対効果の高い 投資対象であると言えるのです。 ■もちろん、 数日や数週間、日記を書き続けるだけで こうした世界に出ることは出来ません。 そして、 日記を書くことを続けていても 適切に書かれていなければ、 狙い通りにこうした筋肉が強化される こともないでしょう。 ■しかし、 然るべき方法で、一定期間 (最低数週間、できれば数ヶ月)続ければ、 必ず効果は体感できるようになり、 そこからさらに数年、続ければ 頭一つ、抜け出せ、 十年続ければ、当該分野において ブチ抜け、圧倒できる、 ようになるのもまた、 間違いないのです。 ■そんな世界を目指しても仕方ないし、 目指そうとも思わない、 ということであれば 別にそれでいいと思いますが、 言葉を操ることによって、 自身をマネジメントしたり、 リーダーシップを発揮したり、 他の人に影響を及ぼし、営業力や 説得力を強化したいと思われるなら、 こうした 【地道な基礎トレーニング】 が一番、効くのです。 (というよりも、それ以外の方法は 寡聞にして聞きません) 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!【今日のピークパフォーマンス方程式】 ■アフターデジタルの世界にあっては、 意外に思うかもしれないが、ますます 「文章を書ける能力」 が重要になってくる。 ■自分の存在を夜に知らしめるために 「動画にて」という考え方もあるが、 知名度のない人、圧倒的な専門性に乏しい 人はまずは「テキストから」だろう。 ■文章を自在に操れるようになると、 自分をマネジメントし、他者に影響を 及ぼせるようになる。 ■この能力の巧拙は人生や仕事に大いに 影響を与えるであろう。 ■書く能力の強化に「適切に記された日記」 は極めて効果的。 地道な継続が、後日、圧倒的な差別化要素 や代替不可能性へとつながることとなる。
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6326号 文章か?動画か?それが問題だ
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