■ここしばらく「習慣」についての 長々と話をしてきましたが、 その中でお伝えしたかったことは 要するに 【日々の行動の中で、 一切の摩擦を感じることのない人と 都度、摩擦を感じながら行う人、 どちらが前に進めますか】 という問いかけです。 ■よりイメージが湧きそうな形に 言い換えるなら 【ツルンツルンの銀盤(氷上)で スケートする人と、 摩擦係数マックスの防振ゴムの上で 滑ろうとしている人のどちらが楽か】 という問いといっても良いでしょう。 ■勉強でも、運動でも、仕事でも 「ツルンツルンの銀盤(氷上)で スケートする感覚で行っている人」 と 「摩擦係数マックスの防振ゴムの上で 滑ろうとしている人」 とでは、 当然、結果は異なります。 ■今どき、あまり流行らないと思いますが、 たとえば私(鮒谷)は1日12時間、 ないし15時間、働いていても、 一切、苦になりません。 ■また土・日、祝日、盆や正月、 あるいはゴールデンウィークなどに 仕事することについて、 一切の「苦行感」を 感じることがありません。 ■なんなら、 世間においてはクリスマスであろう今、 この時間(22時前)においても、 普通に仕事していますし、 この勢いで、日をまたがる時間まで まだまだ働き続けるつもりです笑 ※先ほどはクリスマスプレゼントとして、 落ち穂ひろい音源を お求めくださった方全員に、 無償プレゼント音源も お送りいたしましたよ! (音源をお求め下さっていた方、 メールボックスをご確認下さいませ) ■もちろん、 こうしたライフスタイルを他の人に 強要するつもりは一切ありませんし、 それが素晴らしいというつもりも ありません。 ■ただ、注目していただきたいのは、 サラリーマン時代は3時間、会社にいる だけで帰りたくなっていた私(鮒谷)が、 今では呼吸するように 休みなく連日12時間でも15時間でも、 働き続けられるようになった、 という劇的変化の裏側。 ■実はこれが習慣の持つパワーです。 (繰り返しますが、 あくまで一つの事例ですので、 こうしたライフスタイルを 推奨しているわけではありません。 ただ私(鮒谷)自身の快楽のために 行っているだけですので、念の為) ■仕事に限らず、 ある行動について 「そうするのが当たり前、当然、自明、 そういうものだから」 という風に 頭も体も馴染むようになると、 傍から見ると 信じられない水準のことさえ、 当たり前に行えるようになります。 ■これこそが【摩擦ゼロ行動】です。 もし仮に、こうした行動をするのに 都度、 「気合いだー!根性だー!やる気だー! 頑張るぞー!」 とかやっていても、3日と 持たせられない自信があります。 ■それはきっと 私(鮒谷)だけのことではなく、 ほとんどの人がそうだから 【三日坊主】 という言葉があるのでは ないでしょうか。 ■つまり 「三日坊主」 という言葉は、 努力や頑張りや気合いや根性と セットになっている言葉であり、 こうした言葉を使った瞬間に 「三日坊主 (三日しか続けられない)」 ことが約束されてしまう、 ということです。 ■だから、 「努力や頑張りや気合いや 根性、やる気」 といった言葉を金輪際、封印し、 脳をダマして、エレガントに 本来、負荷がかかるはずのことを 「余裕、楽勝、やって当然じゃね」 という状況に持ち込む必要が あるのです。 ■このメカニズムを知悉し、 再現性高く、繰り返せる人は、 一つ、また一つと良い習慣を 積み上げていけることとなり、 時間の経過とともに、一切の苦労を 感じることなく着々と 【無双化】 を進められることと なるでしょう。 ■反対に、 こうしたメカニズムの存在を知らず、 それゆえ再現性もへったくれもなく、 いつも思いつきで頑張っては玉砕 (三日坊主)、 を繰り返してしまう人は、 都度、自尊心が毀損されて やがて強度の 【学習性無力感 (どうせやってもムダ、という思い込み)】 に囚われ、 ますます新しい行動が出来なくなり 自らの作った檻(おり)に閉じ込められる、 という悪循環が始まります。 ■ここ数ヶ月、ないし数年で、 三日坊主経験がある人は、 こうした観点から 「始めたけれども 続けられなかったこと」 について振り返ってみられると よいかもしれませんね。 ■また、 あと一週間ほどで訪れる2021年に スタートダッシュを切るべく、 新しい取り組みを始めようと 決意されている人は、 せっかくの決意が三日坊主化するのを 未然に防ぐためにも 【習慣化のメカニズムを知り、 習慣化を習慣化する方法を学んでおく】 と良いでしょう。 ■習慣化が習慣化されると 「やれれば良いとは分かっている、 けれども、なかなかできない」 そんな行動の摩擦係数を限りなく ゼロに近づけられるようになる、 あるいは、なんなら (物理学には反しますが、 比喩的な意味で) 【摩擦係数をマイナスにできる =加速させる】 ことすら できるようになるのです。 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!【今日のピークパフォーマンス方程式】 ■世の中には二通りの人がいる(というか、 二通りの人しか存在しない)。 ■それは「氷上でスケートする人」と 「防振ゴムの上で滑ろうとする人」の 二種類の人。 ■前者は摩擦係数を限りなくゼロの世界で、 ごく自然に滑る(生きている)人、 後者は摩擦係数マックスの世界で 都度、引っかかりながら、前に進もうと 悪戦苦闘して、それでも前に進めぬ人。 ■どちらの人生が楽で楽しいか、 いうまでもないだろう。 ■両者いずれになるのかを規定するのが、 習慣のメカニズム理解と、それを咀嚼し、 自在に習慣化を推進する方法の実装有無、 なのである。 ■つまり「習慣化を習慣化する方策」とは 生きていく上での基礎技術と言えるのだ。
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6314号 氷上でスケートする人(と防振ゴムの上で滑ろうとする人)
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