■私たちは子どもの頃から 「お前は○○な人間だ」 「あなたは○○な人ですね」 と、 つねに他者からラベルを貼られて 生きてきました。 ■ラベルを貼られ続けているうちに いつの間にやら 「それが私である」 と思い込むようになる人も 後を絶ちません。 ■貼られたラベルが、 己を鼓舞してくれるものや、 潜在能力を引き出してくれるもので あればいいですが、 往々にして、 自らの能力や可能性を減ずる方向に作用し、 のみならず、それが 「真の私の姿である」 と信じることがあるのです。 ■こうして貼られたラベル通りの 振る舞いをすることによって、 自分が作った檻に自分を閉じ込めて しまう人も少なくありません。 ■これは 【本来、発揮できた力を 発揮しきれない】 ことにつながりますから、 もったいなく、残念なこと。 ■そんな、 他人の目から見て、たまたま一瞬間で 切り取られた姿にラベルを貼られ、 その通りの振る舞いを (無意識のレベルで、 同調圧力的な力でもって) 強要されることほど バカバカしいことはありません。 ■さらにいうと 「大抵のネガティブな思い込み」 と、 「それにより恐怖が生まれて 一歩を踏み出せない」 感情の由来はここにある。 と言って差し支えありません。 ■だからこそ、私たちは このメカニズムを深く知り、 【自分の信念形成を他人に預けない】 という姿勢を堅持することが 重要です。 ■意識していてすら 「するりと顕在意識をかいくぐり、 潜在意識に入ってくる」 ことがあるくらいですから、 よほど、注意しなければなりません。 ■こうして形成された信念は 【それ以降の、 すべての行動を規定する】 くらいのパワーがありますし、 それは知識や、やり方を学ぶことで 克服されるような、 生易しいものではないことを 知るべきでしょう。 ■たとえば幼少の頃、学校の先生に 「あなたは本当に音痴だね!」 クラス全員の前で言われて、 その言葉がそのまま入ってしまった 生徒があったとすれば、 大人になって、 然るべき先生から歌を歌う技法を 習う機会が得られたとしても、 本当の意味で歌がうまくなることは ありません。 ■私は歌が下手である、 私は人前で歌う視覚のない人間だ、 そんな信念を抱えたまま、 上手に歌を歌おうと思ったところで 歌の上手い、下手は 【信念9:技法1】 で規定されますから、 技法を磨いたところで 歌はうまくならないのです。 ■それよりも先に行うべきは、 (たまたまの先生の機嫌によって) 根拠なく断じられた 「歌が下手」 の悪しき思い込みを 解き放ってやることです。 ■先生の(心ない)一言以降、 ブレーキ踏みっぱなしの、 負の思い込みを取り払うことで、初めて 「技法という名のアクセル」 を踏んで、軽快に前に進めるように なるのです。 ブレーキを踏み込んだままで アクセルを踏んでも、 期待通りの結果は生まれない、 ということですね。 ■これは一つの例に過ぎませんが、 人生、ビジネスにおいては 【一事が万事】 と言っても良いでしょう。 たとえば私(鮒谷)は、 【類まれなる営業力を持っている】 という、強い思い込みを持っています。 ■この思い込みに 【技法(スキル、テクニック、ノウハウ)】 を乗せることによって、 無駄なく、摩擦なく、 「売って、売って、売りまくる」 ことができるようになりました。 ■しかし最初からそうだったわけでは ありません。 最初は 「私(鮒谷)は営業センスがない」 というところからのスタートで、 そこにセールスの勉強を いくら一生懸命にしたところで。 結局、ブレーキを踏みながら、 アクセルを踏むみたいなものですから、 一向に前に進めなかったのです (まったく売れませんでした)。 ■しかし、いろいろと学び、 さらには研究を重ねて 【ある方法論】 を実践してみたところ、 嘘のように負の思い込みが解き放たれ、 学習してきたセールス技法を自在に 使いこなせるようになったのです。 (その結果、バカみたいに 売り続けられるようになりました) 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!【今日のピークパフォーマンス方程式】 ■できる・できないの差は 【思い込み9:技法1】 から生まれることを知っておくと よいだろう。 ■多くの人はこのことを知らないから 「技法に走って、うまくいかない」 という落とし穴にはまり込んだまま、 抜け出せなくなるのである。 ■そもそも「技法の習得」が問題ではなく、 先にやるべきこと (=信念や思い込みの書き換え) があると知り、実践するのが先決。 ■プラスの思い込みに書き換えれば、 技術の習得も容易になり、 あっという間に能力を高めたいと願う フィールドで成果を発揮できるだろう。
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6284号 あなたが音痴であったり、営業が苦手だったり、対人関係が不得手だったりする理由
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