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6271号 カネを「天下の回しもの」とする

■某小説に、有名な

 「強くなければ生きていけない。
  優しくなければ生きている資格がない」

 という言葉があります。



■その昔、これをもじって

 「好かれなければ生きてはいけない。
  愛されなければ儲からない」

 という下品な言い回しを作った
 ことがあるのですが、


 今でも、まあまあ、
 真実を言い当てているのでは、

 と思っています。



■『探偵ナイトスクープ』ではありませんが、

 複雑に入り組んだ現代社会において
 生き抜いていくためには

 「好かれて、愛されること」

 が必須ではないでしょうか。



■「現代社会は
  分業制で成り立っている」

 わけですが、


 各人ごとにいろんな役割分担を行い
 (分業制を敷き)

 その中で円滑に、摩擦なく、
 やり取りを進めていく上での

 「潤滑油」

 としての役割が

 「好かれて、愛されること」

 ではないかと思うのです。



■話は変わりますが、

 「カネは天下の回りもの」

 という言葉がありますね。


 今、手元にあるものも
 いずれ失われることもあれば、

 今、手元になくとも
 そのうち手に入ることもある。


 そんな風に
 ぐるぐる世の中を回っているんだよ、

 といったような意味ですが、

 個人的には以下のような解釈も
 できるのではないかと考えています。



■それは

 「どうせ失われる可能性があるのなら
  可愛いカネに旅をさせてみてはどうか」

 という解釈。


 後生大事にカネを
 握りしめ続けたところで、

 そのカネを守り切ることができる
 保証などどこにもありません。



■むしろ、生涯に渡って、

 「稼ぎ、殖やし、守り続ける」

 ことができる人は極めてレアな
 存在ではないでしょうか。


 自分がいくら心がけたところで、

 社会環境とか制度、ルールが変わったら
 そんなものは一発で失われます。

 そういう意味で

 「たかがカネ」

 とも言えるでしょう。



■であるならば、

 どうせ失われるかもしれないカネを
 必要以上に抱え込むのではなく

 「カネは天下の回りもの」

 ならぬ


 「カネを天下の回しもの」

 にする、という発想があっても
 良いのではないでしょうか。



■お金を受動的に捉えるのではなく
 能動的に「回す」のです。


 お金を回すことによって
 手元のカネは当然、減りますが、

 うまく回せれば、その分、
 現代社会における無形財ともいえる

 「好かれている、
  愛されている、という状態」

 を手に入れることができるようにも
 なるでしょう。



■なにも別に

 「札束で人の頬桁(ほおげた)を張れ」

 などと言っているのではありません。


 エレガント、かつ、適切なお金の使い方を
 する(=生きたお金を使う)ことで

 「人間関係の潤滑油を差してみては」

 というご提案。



■不可抗力によって手元のカネが
 あっけなく失われることはあっても、

 差し続けてきた人間関係の潤滑油は
 それほど簡単には失われません。


 もちろん先述したように

 「札束で人の頬桁(ほおげた)を叩く」

 ような振る舞いをしていたら

 「カネの切れ目が縁の切れ目」

 となるかもしれませんが、


 そうならぬよう

 「エレガント、かつ、適切なお金の使い方を
  お互い、身につけたいものですね」

 といっているのです。



■そのときの基本姿勢として


 (もちろんお財布の中身と相談したり、

  相手とのこれまでのやりとり、
  距離感、価値観、などに応じて、

  適宜、判断する必要はありますが)


 孫さんの

 「やりましょう」

 ではありませんが、


 いろんなお声かけやお誘いを
 頂いた際に

 「買いましょう」
 「申し込みましょう」
 「行きましょう」
 「食べましょう」
 「出しましょう」
 「乗りましょう」

 と思い切っていってみるのは、

 「未来を切り開くためのパスポート」

 となるかもしれません。



■ただし、

 そうしたルールを定め、その指針に則り、
 意思決定していると、

 (世の中には悪い人もいるもので)

 その意思決定を悪用しようする人が
 どこからともなく湧いてくる、

 というのもまた、事実。



■だからこそ、
 今朝のメルマガでも書いたとおり

 【基本姿勢としてはイエス、
  でも最終判断は是々非々】

 というスタンスを確立する必要が
 あるのです。



■ただ、この姿勢は、

 「言うは易く行うは難し」

 で、何度も騙されたり、
 痛い目に遭うことを繰り返し、


 ああ、こういう人から
 声をかけられたときには、

 「買いましょう」
 「申し込みましょう」
 「行きましょう」
 「食べましょう」
 「出しましょう」
 「(その話に)乗りましょう」

 なんて言ってはいけないのだな、

 ということも学習するものです。



■こうしたことを繰り返し、
 やがてメリハリを付けて、

 やる、やらない、
 出す、出さない、

 を判断できるようになれば
 いいのですが、


 (世間一般には失敗と言われる)
 その学習を恐れて、多くの人は

 「買いません」
 「申し込みません」
 「行きません」
 「食べません」
 「出しません」
 「(その話に)乗りません」

 というゼロ回答を機械的に
 返したりするものです。



■たしかにこの姿勢で失敗をすることは
 ないかもしれませんが、

 徹頭徹尾、その姿勢を貫いていると

 「部分最適、
  必ずしも全体最適ならず」

 の典型例を地で行くことと
 なるに違いありません。

 (世界が、人間関係が、
  閉じていくのです)



■そうではなく、

 それなりの割合での

 「失敗」あるいは
 「無効票(?)」

 を覚悟しつつ、

 「いろいろと張ってみる」

 姿勢から人生やキャリアに
 イノベーションが起こるのです。



■だから、結論としては


 (財政状況において
  致命傷を追わない範囲で)

 人生においては、
 誘われたら、声をかけられたら、

 バンバン、意思決定して決断し、
 ときにカネを払い、


 (もちろん、そうすることで
  それなりの確率でカネが失われ)

 をできるだけ早い段階で繰り返し、


 「やる、やらない」
 「乗る、乗らない」

 の意思決定基準の質を
 高めていくべきなのではないか、

 と問題提起しておきたいと思います。



■これを繰り返していくうちに、

 人生において、ターニングポイントを
 もたらす決断となりうる

 「一瞬で決めなければならない
  ノリと勢いを伴う投資」

 の精度を引き上げることが
 できるようになるのです。



■臆病な子猫ちゃんは、

 いつまで経ってもこうした経験値が
 増えていきませんから、


 自分で自分を守っているように見えて
 長い目で見たら

 「自身の将来を(自覚なく)
  ひたすらに毀損し続けている」

 ことになるわけです。



■私(鮒谷)はあるとき、こうした

 「からくり、メカニズム」

 を理解するようになったので、


 何度も失敗を重ねつつ、
 それでもスピードを落とすことなく

 「ノリと勢いの伴う決断」

 を幾度も繰り返してきました。



■あるときは

 「祇園の一力(お茶屋さん)に
  行きませんか?」

 と誘われました。


 もちろん、あの有名な一力に
 伺えるのであれば、と、

 「ハイか、イエスか、喜んで!」

 の精神で申し込んでから、


 「ところでいくらかかるんでしょうか?」

 と恐る恐る尋ねたところが

 「目安としては10万円くらい
  あったらいいね。

  それと東京から京都までの
  交通費と宿泊費」

 と言われたものでした。



■心の中では

 「一泊二日で合計20万弱ほども
  かかるやないか!」

 と思いながら、

 でも、勢いに乗って意思決定したから
 ご縁が広がり、経験値も上がりました。



■その後、何度も色んな人ととの
 会話の中で一力の話題が出ましたし、

 それが円滑な人間関係の構築を
 助けてくれましたから、


 いやらしい言い方をするならば
 20万弱、かけたお金と時間も、

 「経験という形で元が取れた」

 のは間違いありません。



■あるいは、かなり昔ですが、

 ゴルバチョフがプライベートで
 日本を訪れたことがありました。


 そのときに知人から

 「ゴルバチョフとの会食に行かない?」

 と誘われたので、それはもちろん

 「ハイか、イエスか、喜んで!」

 の精神で、


 即断・即決・即お願い、

 「行く!行く!!行く!!!」

 と答えたわけですが、

 たしか2時間ほどの会食で
 12万円くらいお支払いした記憶があります。



■じつは当時、私(鮒谷)はまだ、
 失業者だったんですよね、、、

 でも、金額なんて関係ありませんでした。

 カネがあろうがなかろうが、

 「ハイか、イエスか、喜んで!」

 一択でしょう。



■そういう場に出ていたからこそ、
 失業者であるにもかかわらず、

 一緒に参加していた人から

 「好かれて、愛された」

 といった側面も間違いなくあったと
 思うのです。

 (こいつ、見どころあるな、とか、

  見かけによらず、
  成功しとるのかな?とかw)



■だからやっぱり

 「カネを天下の回しものにする」

 能動姿勢は重要だと思うのです。


 生きたカネの使い方は、

 自らの可能性を
 大きく押し広げてくれるもの。


 逆に言うと、

 カネを使うことに
 過度の恐れを持つ人は、

 人生を次のステージに開けていけない
 可能性は極めて高いでしょう。



■だから、失敗経験も重ねつつ

 「カネの使い方に習熟する」

 必要があるのです。


 カネを扱い慣れるようになると、

 リスクを適切にマネジメントしながら
 期待値をプラスに保て、

 上手にお金を使えるようになる。



■機嫌よく生きている人は、
 このあたりの勘どころを掴めた人、

 と言えるでしょう。


 こうした話を聞いて

 「今さらこいつ(鮒谷)、
  何、当たり前のこと言ってんの?」

 と思われる方は、

 既に勘どころを掴んで
 実践されている方と言えるでしょう。



■そうではなく、

 「お金の扱い方について、
  そんなことは考えたこともなかった」

 という人があったとするならば、


 極めて狭い世界に生きてきて、
 自らを狭い檻の中に閉じ込めていた、

 可能性があるでしょう。



■適切に使われるお金は、

 そんな檻から抜け出すための

 「マスターキー」

 と言えるのかもしれませんね。




 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■分業制の進んだ現代社会は、昔以上に    「好かれなければ生きてはいけない。     愛されなければ儲からない」    世界なのである。   ■好かれ、愛されるためには、    お金を使う経験を重ね、エレガントに    カネを使えるようになる必要がある。    (札束で頬を張るような真似はしない)   ■意図的に、能動的に    「カネを天下の回しもの」    にして、お心を頂戴するのである。   ■生きていると、カネのかかる提案を    持ちかけられることもしばしばあるが、    金遣いの経験を重ね、    精度高く、意味と価値のある    「買いましょう」    「申し込みましょう」    の言葉を言えるようになるにしたがい、    人生が切り開かれていく。   ■そういう意味では    「(適切に使われる)お金は     人生のマスターキーとなりうる」    と知っておくと良いだろう。

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