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6260号 B'zの無観客配信ライブに参戦し、佐川急便のバイトを辞められたときのことを思い出した話

■昨日夜は、

 史上初めて開催された
 B'zの無観客配信ライブ(Day1)に参戦。


 テンション爆上がりの余勢を駆って、
 そのままハードなトレーニングも完遂。

 5週連続開催につき、来週以降も
 既にスケジュールをブロック済み。



■ライブ開催の午後7時に合わせて、
 朝から斎戒沐浴、準備万端。

 これまでもチケットが入手できたときは
 東京ドームに参戦していましたが、

 これ(無観客ライブ)はこれで
 悪くありませんでした、

 というか、
 これもめちゃ良かったです。



■ツイッターを別窓で立ち上げて、

 同時参戦している人のつぶやきを
 横目で見ていれば一体感も感じられるし、

 一人参戦のときの孤独感とか
 隣の席の人への気遣いも要らないので
 フルに楽しめました。

 来週も楽しみです。



■そんなわけでB'zの初期曲を
 堪能したわけですが、

 音楽には時代をタイムスリップさせる力が
 ありますね。



■私(鮒谷)は20代半ばのときに
 最もB'zの曲を聴いていましたが、

 その頃の感情としては

 (未来への期待や希望も
  もちろんありましたが)

 それ以上に不安とか、焦燥とか、
 心配とか、恐怖とか、悔悟とか、

 といった感情のほうがはるかに
 強かったように思います。



■というか、

 ライブを聴いていて、当時の感情が鮮明に
 蘇ってきて、たまりませんでした、、、


 あの頃は、

 とはいえ、
 いきなり人生は変えられない、

 ことくらいは理解していたので、


 将来の土台を固めるべく、
 ただひたすらに名言を集め、

 部屋一面にそれらの言葉を
 プリントアウトして貼り付け、

 歯磨きとか着替えとかしている最中に
 それらを眺めて記憶したりしていました。



■あるいは、

 決意や意思決定基準を確立するための
 日記を毎日、書くといったことも。

 (この習慣がメルマガの前身であり、
  今でも続けています)



■さらには、

 不安や恐怖を忘れ去るために、
 平日夜や土・日・祝日、長期休暇は、

 一心不乱に本を読み、
 雑誌を読み、新聞を読み、

 強迫観念に駆られるように
 とにかく徹底した学習を、

 と心がけていたものでした。



■そんな中でも諸般の事情(!)で、

 ただ学ぶだけではなく、カネを稼ぐ
 必要に迫られることとなりました。


 カネを稼ぐといっても
 毎日、働いているわけですから、

 事業を立ち上げる、などといった
 本格的なことはできません。

 (さらには能力もありませんでした)



■カネを稼ぐために、

 佐川急便の深夜バイト
 (物流倉庫での荷物仕分け)

 とかもやっていましたが、

 昼間も働いているのですから
 とても身体が持ちません。



■こうして、

 もっと効率的にカネを稼げないか、
 すなわち

 「どこかに楽に拾える落穂(カネ)は
  落ちていないか」

 と毎日、自問自答を重ねるように
 なったのです。


 恥ずかしながら、
 これが私(鮒谷)の商売、事始め。



■このときからでしょうか。

 真剣に地面を見続けていると
 (=落穂を探し続けていると)

 「案外、いろんなところに、というか、
  あらゆるところに落ちている」

 という事実に気づいたのは。



■必要は発明の母。
 災い転じて福となす。


 たとえば取り組みの一つとして、

 悪名高き、転売ヤー(の、はしり)の
 ようなことも行っておりました。



■当時はパソコンの普及期で、

 毎年、毎年、パソコン販売数が
 前年対比で数十パーセント増、

 という時代。



■さらに、

 Pentium75MHzのパソコンが出たと
 思ったら、100MHz、120MHz、、、

 と陳腐化の速度も、
 今と比較にならぬほど早く、


 3ヶ月~半年前のパソコンが
 既に型落ち扱い、

 1年、2年前のパソコンは太古の大昔、
 みたいな状況でした。



■最新版はクソ高い。

 しかし旧機種は
 あっという間に入れ替えられ、

 店頭に並ぶことはない。


 そんな状況下においてパソコンは
 欲しいけれども潤沢なカネのない人は、

 中古パソコンを
 購入するしかありません。



■さらに当時は、

 家電量販店が地方拡大の真っ最中で、

 全国的に見れば、いまだ近隣に
 量販店のないエリアも多かったのです。


 つまり新品のパソコンを買うのも
 大変なエリアが少なからずあった。

 (プレジデント誌の、
 「量販店戦国時代特集」を読んで、
  その事実を知りました)



■また、そうしたお店があっても、

 特に地方ではリアル店舗の
 中古市場が立ち上がっていない

 (ちなみに、当時はまだ
  ヤフオクなどもありません)


 そんな中、私(鮒谷)が目をつけた
 「落穂」は、

 【大阪と地方の中古パソコンについての
  情報ギャップを利用したサヤ取り】

 でした。



■大阪は日本橋で
 (東京でいえば秋葉原のような電気街)

 中古パソコンを売っている店を巡回しては、
 商品一つ一つの価格を記録し、


 NIFTY-Serveというパソコン通信の
 掲示板機能を使って商品案内を行い、

 (商品を仕入れることなく)

 「そこで申込みが入ってから
  日本橋に買いに行く」

 ことを行っていたのです。



■つまり、申し込みをもらい、
 入金確認できた時点で、

 本業が終わった後に
 日本橋に足を運んで、

 中古パソコンを買い、
 梱包し直して送り届ける。

 これをひたすら繰り返しました。



■デスクトップPCはでかいので、
 取り扱いが難しいのですが、

 ノートパソコン本体とか、
 MOとか、サウンドボードとか、

 周辺機器はそこまで大きくないので
 発送も容易ですし、

 発送コストも
 そこまで高くはありません。



■ノートパソコンであれば一台につき、
 数万円のサヤが抜けますから、

 月に2、3台、売れれば、
 5、6万のカネになりました。

 佐川バイトよりもはるかに割が良く、
 これで佐川バイトを辞められる、

 とホッとしたのを覚えています(笑)



■これに味をしめ、

 次はもっとたくさん販売するには
 どうしたら良いか、

 を考えるようになりました。



■そのときに、

 掲示板の件名に工夫を凝らせば
 開封率が上がることを学習しました。

 その学びは今も

 「メルマガの件名に工夫を凝らす」

 という形で生きています(笑)



■あるいは、

 今では考えられないことですが、
 当時はいまだ牧歌的な時代で、


 勤務先とか住所とかを公開すれば
 顧客に安心感を与えられるのでは、

 との仮説を立て、実行したら、

 成約率は上がるし、さらには競合より
 高い値段でも受注できるようになりました。


 (安心感が価値になる、
  と理解した瞬間でした)



■また、特にノートパソコンは、

 当時、中古とは言え十数万円から
 二十万円を超える高額商品で、

 当時はエスクローサービスとかも
 なかったので、


 牧歌的な時代ではあれども、それなりに
 詐欺が横行しており、互いに疑心暗鬼なので、

 発送が先か、入金が先か、の
 交渉を行ったりするのですが、


 こちらから積極的に身元を
 開示していると先方も安心するのか、

 先に振り込んでくれるようになり、

 それにより私(鮒谷)も未払いリスクを
 回避できるようになりました。



■もともとは商品を仕入れては
 販売していたのですが、

 手元にカネがほとんどなく、在庫を
 増やせなかったので回転率も悪く、


 また、仕入れたはいいけれども
 売れなければ致命傷になるので

 (当時のパソコンですから、
  商品を寝かせている間にも日に日に
  価格は下がっていく、、、)

 ここでも一思案しました。



■その結果、先述した通りの


 -----------------------

 中古パソコンを売っている店を
 巡回しては価格を一つ一つ記録し、

 NIFTY-Serveというパソコン通信の
 掲示板機能を使って商品案内を行い、

 (商品を仕入れることなく)

 「そこで申込みが入ってから
  日本橋に買いに行く」

 を行っていたのです。

 -----------------------


 というシステムづくりに
 つながっていったのです。



■これだと在庫回転率とか関係なく、

 在庫が寝てしまったり、
 売れずに商品価値がゼロに近づく、

 ということもなくなります。



■もちろん、

 「受注発注(=受注が入ったら
  日本橋に買いに行く)」

 という流れですから、


 日本橋に買いに行ったら、

 昨日まであったはずの、肝心の商品が
 売れてなくなってしまっていた、

 ということもありました(汗)



■もう時効だと思うので
 告白しますが、

 そんなときには
 発注下さったお客さまに


 「ごめんなさい!

  既に売れてしまっていた商品を勘違いで
  もう一度、告知してしまってました。


  たまたま別の機種が一台、
  あるのですが、

  もしよろしければ代わりに
  こちらのほうではいかがでしょうか、

  お安くしておきます!!」


 といって、別の機種を案内して
 販売したこともありました。



■こうして商いを拡大していく中で、

 やがてパソコンの二次卸(三次卸?)の
 担当者と知り合い、

 そこからの仕入れルートを
 確立することによって、

 さらに安定的に商品供給することが
 可能となりました。



■商売の世界では

 「利は元にあり」

 という言葉がありますが、


 零細規模の卸ではありましたが、
 それでも卸と直接取引するようになると、

 店舗からの仕入れよりも当然、
 安く仕入れられるようになり、

 利益率が向上することとも
 なりました。



■そういえば、
 パソコンを買ってくださった方に

 「ご一緒に(ポテトならぬ)
  MOもいかがですか?」

 とかもやってましたね。

 ここで当事者として、
 アップセルの凄さを学習しました。



■こうして、


 仕入れ価格を引き下げる、
 成約率を引き上げる、
 販売数を増やす、
 単価を引き上げる、
 リスクを極小化する、
 クレームを未然に防ぐ、


 などを目的とした仮説を立てて
 施策を次々と打つようになると、

 ときに失敗もするけれども、
 どんどん精度が高まってきたものです。


 やがて片手間で月10万円以上、
 ときに20万円ほども、

 安定的に利益をあげられるように
 なりました。



■今から考えると、

 エリートサラリーマンであれば、
 とても恥ずかしくて、

 あるいは
 面倒さゆえ、できないであろう、


 そんな小商いに邁進して
 経験値を稼ぐ中で

 「商売人マインド」
 「商売のセンス」

 を身につけていったのだと思います。


 これはサラリーマン一筋であったら、
 絶対に身につかない感覚。



■結果オーライですが、まさに

 「カネに困って、
  死にもの狂いで稼ごうとしていたら
  落穂ひろいのコツが身についた」

 ということだったのだと思います。


 そして、今となっては
 こうして獲得した

 「落穂ひろいのコツ」

 が一生モノの財産であることも
 よく分かります。



■こればかりはトレーニングによってしか
 身につかないんですよね。

 頭の善し悪しとか、
 何の関係もない。


 もしあなたが

 「自分には
  落穂ひろいのセンスがない」

 と思われるのであれば、
 悪いことはいいません、

 今から訓練して
 身につけておくべきでしょう。



■なぜなら

 「いざとなったら
  落穂をひろって生きていける」

 という確信を持てれば、

 それだけで人生を安心して
 生きられるようになるから。


 この能力があれば、

 今日、明日に会社が倒産したって、
 即日、食っていけるはず。



■これまで、数多くの、

 (ときに誰もが知る有名企業にお勤めの)
 サラリーマンの方とお会いしてきましたが、


 昔の私(鮒谷)と同じように、

 不安や恐怖や焦燥感に駆られている人は
 少なくないように思われます。



■それは、

 今の環境下ではいいけれども、

 この環境が失われたら
 人生が詰むかもしれない、

 と心のどこかで感じていられるから
 かもしれません。



■私(鮒谷)は当時、必要に迫られ、
 切迫感を持って

 「落穂ひろい」

 に邁進しましたが、
 そこまでする必要はないので、


 しかし、少しづつでも
 その感覚を身につけるべく、

 小さなところからでも

 「落穂ひろい」

 を開始してみられては
 いかがでしょうか。


 将来、思わぬところで我と我が身を
 助ける力になるかもしれません。

 転ばぬ先の杖。




 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■落穂ひろいの能力は、頭の善し悪しとは    まるで無関係。   ■純粋に心がけとトレーニングの総量で    決まってくる。   ■どんな立派な会社に勤めていても    いつ何時、何が起こるかわからない。    そのときに我が身を守るのは    「落穂ひろいの能力と経験」である。   ■平時にあって、この能力と経験を高めて    おけば、いざというときにも安心だ。   ■すべての人が、今から訓練をしておく必要    があるのではなかろうか。

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