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6226号 空手道場からの帰り道、デカい犬に追いかけられて腰が抜けた話


■自尊感情の高低は
 そのまま幸福感に直結します。


 自らを尊ぶ気持ちを
 きちんと育んでこなかった、

 あるいは、

 人生のどこかで、誰かに
 砕かれたり、破壊されたり、

 ということがあれば、


 (自覚の有無に関わらず)

 そこから先、人生を心の底から
 楽しむことが著しく困難になります。



■自尊心が傷んでいる人は
 往々にして、

 その事実を直視すると更に傷つくので
 無意識に避けるようになるから、


 傷んでいるのに、痛みに気づかない
 (気づいていないふりをする)

 ことすらあるものです。



■しかし、

 心は誤魔化しているだけであると
 ちゃんと分かっているので、


 その痛みはいつまでも
 癒えることなく、

 治りかけては剥がれ、
 治りかけては剥がれ、

 を繰り返す、かさぶたのように、

 持続的、継続的に
 自らの精神を毀損し続けます。



■この延長線上に、

 自信を喪失し、他者の行為や反応に
 必要以上に一喜一憂する、

 という状態が生まれますが、


 それが「常態」となると、

 それは精神にエンドレスで
 ボディーブローを放たれ続けている、

 のと同じですから、
 ダメージは徐々に累積していきます。



■もちろん、

 なにかの拍子にそこから抜け出せる
 可能性はゼロではありませんが、


 できることならば、

 前倒しで、今すぐ、自らの意思で、
 苦しみの世界から抜け出したい、

 と思われるのは、

 自尊感情の欠如に苦しむ人、
 全員に共通する願いだと思われます。



■そんなネガティブな思いと願望を
 誰にも頼らずに

 (誰にも打ち明けることなく)

 自分で解消できる道があるとするならば
 これほど大きな救いはありません。



■人生を通して、

 毀損された自尊感情に
 苦しんだことのない人は、

 こうした思いは決して
 理解できないと思いますし、

 また、少なくとも現時点においては
 理解する必要はないかもしれません。



■そういう

 「昔から今に至るまで挫折を知らない、
  栄光の道を歩いてきたデキる人」

 は、ここから先の文章は
 完全スルーでいいのですが、


 そうではなく、
 ここまでの話を読んで

 「チクリ」

 とでも痛みを感じたあなたは、

 たとえ苦しくとも
 人生のどこかの段階で、

 ご自身の自尊感情と
 正面から向き合う必要があるのでは、

 と考えます。



■ここで突然、
 別の話になるのですが

 小学校2、3年くらいの頃、
 空手を習っていたことがありました。



■あれは夜7時くらいだったと
 思うのですが、

 空手道場からの帰り道、
 冬だったので、あたりは真っ暗。


 自宅までの帰路に
 坂道があったのですが、

 寒い、寒い、、、と手を擦りながら
 坂道を下り始めたとき、

 10メートルくらい先に
 なにかの気配を感じました。



■と、同時に、

 デカい野良犬が
 ワンワン吠えながら、

 全力で私に向かって
 突っ込んでくるのです。



■びっくりした私(鮒谷)は
 泣きそうになりながら

 (いや、実際に
  泣いていたかもしれません)

 全力で来た道を戻ったのですが、

 子どもの脚と、犬の走る速さでは
 まるで勝負になりません。



■あっという間に距離を詰めてくる
 気配を感じたそのとき、

 どこで聞いたか、またそれが
 本当なのかどうかも分かりませんが

 突如、

 「逃げるから追いかけてくる」

 という言葉を思い出し、
 勇を奮って反転!したのです。



■今となっては
 なぜそんなことをしたのかも分からぬ、

 とっさの判断だったのですが、
 結果オーライ、


 バカ犬だったのか、

 ワンワン吠えながら、
 なぜか私の横をそのまま通り過ぎ、

 坂の上まで
 走り去っていきました、、、



■心底、怖かったので、

 しばらくの間、
 腰が抜けたようになり、

 (腰が抜けるというのは
  本当の話なんですよね、

  小便は漏らしませんでしたが、
  本当に腰が抜けました)


 それはそれは、

 今、思い出しても、震えるほど
 本当に怖い経験でありました。



■あのときに、

 思い切って反転しなければ、
 つまりそのまま逃げ続けたら、

 どうなっていただろうと
 振り返って考えることがあるのです。



■おそらくですが、

 「目標(ターゲット)が動いている」

 わけですから、


 犬の興奮をさらに掻き立てる
 結果につながり、

 そのままケツやら脚やら腕やらに
 かぶりつかれていたのでは、

 とも思われます。



■あとになって、

 せっかくのこの体験を、
 自分のために教訓化しておこう、

 ということで
 いろいろ考えているうちに、


 この経験は

 【怖いものと出会ったときには
  逃げずに反転して、向き合え】

 という、

 私(鮒谷)なりの
 意思決定基準(行動規範)、

 として結晶化され、
 確立されました。



■実際のところは

 「立ち止まらず、逃げたところで
  同じ結果になっていた」

 可能性も
 もちろんあるわけですが、

 そんなことは私(鮒谷)にとって
 もはやどうでもいい話。



■よく言われる、

 「困難に出会ったら立ち向かえ」

 という、


 確かにそうかもしれないけれども
 無機質で感情の動かぬ、

 「こうすべき」

 といった論ではなく、


 【強い臨場感を伴う現実の経験と
  紐付けられることで、

  強烈な行動誘発を
  もたらしてくれる教訓】


 として、
 私の内に格納されたものなので、

 より強固な意思決定ができる
 ようになったのが何よりの収穫です。



■以降、

 恐怖心をかきたてられたり、
 逃げ出したくなることがあっても、

 このときのことを思い出しては
 意思決定基準を発動し、

 目を背け、逃げたくなる対象と
 正面から向き合うようになりました。



■考えてみれば、


 こうした習慣を
 身につけることによって、

 一つ一つの問題に逃げるのではなく、
 対峙する選択を取れるようになり、


 課題を解決すれば、そのたびに

 【各種の軛(くびき)から
  自由になれる】

 という快楽経験を
 重ねられるようになった

 (=困難を快楽に転換する術を
   身につけた)


 のですから、

 今となっては、あの犬には
 感謝の思いしかありません。



■長々と昔の話をしてしまいましたが、
 ここで登場させた

 「私を追いかけてきた犬」

 を、あなたにとっての

 「ご自身の自尊感情」

 と置き換えて
 考えてみたらどうでしょう、

 と提案したいのです。



■つまり、

 傷ついた自尊心に気づきたくないし、
 見れば見るほど苦しくなる、

 だから逃げようとする、

 それが一般的な反応だと
 思われますが、


 そこで勇気を出して反転し、

 「痛めつけられた自尊感情」

 と逃げずに向き合い、

 その上書きをすることによって
 克服する、


 そんな道を歩むという方法も
 あるのではないでしょうか、

 とお伝えしたいのです。







 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■苦しいことから逃げると、    ますます追いかけられ、苦しみが増す。   ■自らを苦しめる原因と正面から向き合い、    課題を乗り越えることによって、    はじめて問題についての抜本的、本質的、    完全的解決が成し遂げられる。   ■問題から逃げようとするほど    追いかけられることになるが、    勇を奮って向き合うことで克服できれば、    生涯、その問題から自由になれるのだ。   ■自らを苦しめ続けてきた課題と対峙する、    そんな決意、決断を今、下すか否かは、    人生における長期的幸福感を    左右することとなる大問題なのである。

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