■きれい事を抜きにしていうと、 人間、見栄を張りたいという欲求から 逃れることはできません。 もちろん私(鮒谷)も、そう。 ■どれほど見栄を張らないように、 と思ったところで、 「見栄を張っていない俺(私)、 かっこいい」 という風な、 見栄を張るわけですから、 (私(鮒谷)には この傾向が強いことを認めます) 人間である限り、この習性から 逃れることはできなさそう。 ■どうせ逃れることができないのなら、 せめて 【見栄の持つ力を善用しよう】 という思いは持っておいても 良いかもしれません。 ■大きな家に住むとか、 立派な家具を置いているとか、 高級外車に乗っている、 高級腕時計や宝飾品を身に纏っている、 といった見栄の張り方は確かにありますし、 否定もいたしません ■こうした取り組みは、 自己肯定感を高めたり、 さらなるやる気をかき立てる、 という目的を果たしてくれる要素も ありそうです。 ■あるいは、 より実務上・実利上の要求として、 安全性確保のためであったり (高級車とか)、 優雅な生活をしていると謳う必要のある 仕事をしていたり(芸能人とか)、 成功していることを喧伝する 必要のある職種であったりとか (ネットワークビジネスの人とか)、 信念からくるものや、 職業上や必要に迫られて、 といったこともあるでしょう。 ■いろんな形の見栄があり、 それらは一概に否定されるべき ものではありませんが、 私(鮒谷)自身の考えとしては、 どうせ見栄を張ってしまうのが 人間であるならば、 その見栄を 「あえて人さまに見られる 立ち位置に立って、 よく見てもらおうとするために 頑張る」 方向に向けていくとよいのかな、 と思っています。 ■たとえば私(鮒谷)が 実際に行っていることとしては、 事業の進捗において 見栄を張りたいから、 事業の中身や数字をガラス張りにして 複数の税理士の 「衆人環視下」 に置いて、 定期的に見てもらっています。 ■こうすることによって 「決算にあたって 恥ずかしい数字を出したくない」 という見栄が働きます。 期末を見据えて、頑張ろう、 そんな意識が強化されるというものです。 これが、楽に走りそうになる自分を 戒める力になってくれるのです。 ■もちろん、そのために 相応のコストも支払うわけですが、 「見栄の力」 を引き出してもらえるのであれば 安い買い物です。 ■あるいは、 普段から人生や生活、ビジネスにおいて 何を考え、何を行っているのか、 これについてはガラス張り、 とまではいかないにせよ、 可能な限りメルマガで開示する、 これも一種の、見栄を利用した 自己制御システム、 と言えるでしょう。 ■他にも、 継続的にセミナー開催や 音源のリリースをすることによって、 お客さまに私(鮒谷)の能力の 現在地点を詳らかにすることで、 もし、しょぼいコンテンツだったら 恥ずかしい、 そうならぬよう、時間の経過とともに コンテンツの精度が高まっている、 そんな見栄を張りたくなる、 仕組みの元に自分の身を晒しています。 ■運動習慣を身につけるためには、 フェイスブックでの プライベートグループの中で、 「格好をつける」 ことでどんどん負荷を高めていく ことにも取り組んでいます。 ■昨日(というか、今朝)、 配信したメルマガでも 運動習慣の話を書きましたが、 それだって同じこと。 その目的は既にお分かりの通り、 「自身を衆人環視下に置く」 ことによって、 より一層の習慣化を促す (運動強度を高め、食生活に留意する) ためです。 ■こうしたメリットを、 日常の生活の中で いかに意識することなく組み込めるか、 これがここしばらくお伝えしてきた 【システム化発想の真髄】 と言えるでしょう。 ■適当に生きているだけで、 価値を継続的に 生み出してくれるシステムが、 勝手に生まれるはずがありません。 ※そうであってくれればよいのですが、 あいにく、世の中はそういう風には できてはいないよう。 ■システムの価値を知り、 システムを作ろうとする思いから、 初めて、高機能なシステムが 生まれる端緒がもたらされます。 ■小さくとも、 一つの完成されたシステムは、 余剰資源 (それはお金であったり、 時間であったり、 より広がりと深まりのある 人間関係であったり、 精神的な自由であったり) をもたらしてくれるので、 その余剰リソースを、 新しい仕組みづくりに、あるいは さらなる仕組みのアップデートに、 ひたすら投下すると良いでしょう。 ここから雪だるま式に 人生やビジネスが加速していきます。 ■そのためにもまずは 「小さくても良いので、 一個の完結したシステムを作る」 ところから始めてみては いかがでしょうか。 ■この小さな一歩を踏み出すか否かが、 複利と時間の力の後押しによって、 システム化を推し進める人と そうでない人との間に、 埋めがたい差を生み出すことに なるのかもしれません。 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!【今日のピークパフォーマンス方程式】 ■人間、見栄を張りたくなる生き物、 なのである。 ■俺は(私は)、見栄とは無縁の世界を 生きています、と言っている人は、 そんな世界に生きている俺は、私は、 格好いい、 という見栄の世界を生きているだけの話。 ■どうせ見栄を張りたいという思いから 逃れられないのなら、せめて 【見栄 × システム化】 によって自分の人生、生活、ビジネスが 前に進むよう、設計するとよいのでは。 ■そのためには、なにをさておいても、 「そもそも、システムとは何か」 「どのようなことを意識してシステム化 を推進するとよいのか」 といった基本的なことを深く理解して いなければならない。 すべてはそこから、なのである。
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6222号 見栄を張りたくなる、そんなあなたへのアドバイス
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