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6189号 変わらないために変わり続ける


■日常生活において

 (一定の成果が生まれることが
  約束されている)

 確立されたルーティンは

 「究極のシステム」

 といって良いでしょう。

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 ※ルーティン

  「決まった手順」「お決まりの所作」
  「日課」などの意味の英語。

        (Weblio辞書より)

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■卓越した成果をあげている人は、
 必ずと行ってよいほど、

 「その人独自のルーティン」

 を持っているものです。

 ここでいうルーティンは「習慣」と
 読み替えても良いですね。



■つまり習慣とは

 「一個のシステム」

 なのです。しかも最強クラスの。


 なぜなら、そこには
 意志の力を介入させることなく、

 安定的に成果を生み出し続ける力が
 宿っているからです。



■この確立された習慣を

 「あえて破壊する
  (そして混乱と混沌をもたらす)」

 ことにはリスクが伴いますが、


 試行錯誤の末に
 混乱を乗り越えると、

 一段レベルの高いルーティンを
 確立できるようになるでしょう。



■このことを私(鮒谷)は、

 「既に確立されている秩序に、
  あえて混沌(カオス)状態を生み出す」

 と表現しています。



■既にあるシステムを一旦、
 破壊して

 「カオス状態を作り出す」

 という高等技法。


 恐怖はありますが、

 それでもなお、より高みに
 登りたいと願うのであれば、

 避けては通れぬ道。



■混沌、からの秩序、からしか、
 システムの改良はなされないからです。


 ただし、投入した混沌の度合いが
 強すぎるとシステム化を諦めてしまうし、

 度合いが弱すぎると、
 システムのイノベーションが起こらない。

 「程よい塩梅」があるのです。



■その比率をどのようにして
 意図的にコントロールするか、

 についても、もちろん

 【システム&カオス音源】

 で語っているわけですが、


 ここで重要な観点は、

 (システムの確立も大事だけれども)

 だからといって一度確立された
 ルーティンを後生大事に守り通す、

 という発想もまた
 よろしくない、

 ということ。



■究極のシステムであるところのルーティン
 (習慣と置き換えても良いですが)

 は創造的破壊を
 繰り返すことによってのみ、

 より強靭かつ柔軟なシステムへと
 変貌し、進化を遂げていきます。



■反対に、

 ひとたび守勢に入った
 (=秩序を最重要視する)

 システムは柔軟性を失い、
 硬直化が始まり、


 外部環境の変化についていけなくなり、
 あるいは制度疲労を起こして、

 案外なところから
 あっけなく崩壊することがあるのです。

 (実はこれはルーティン(習慣)に限らず、
  その他システム全般に当てはまる)



■だからこそ、

 安定稼働と不安定さの
 ギリギリなところを狙って、


 安定的に機能する
 仕組みを作りつつ、

 同時に、せっかく創り出した
 システムを自ら破壊し、

 再生・更新を図る必要がある、


 ということになるでしょう。



■こうした考え方は
 福岡伸一先生言われるところの

 「動的平衡」

 と、どこか通じるようにも思われます。

 もちろん私(鮒谷)の勝手な解釈で
 あることはいうまでもありませんが。



■『変わらないために変わり続ける
  マンハッタンで見つけた科学と芸術』

 という福岡先生の著書が
 あるのですが、

 この本の冒頭に
 以下のような記述があります。


 (ここから)
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 変わらないために変わり続ける。

 ちょっと逆説的な言い回しではあるけれど、
 禅問答みたいな解けない謎かけではない。


 すこし言葉を補足するならば、

 「(大きく)変わらないために、
  (常にごく小さく)変わり続ける
  必要がある」

 ということである。

 これはとりもなおさず生命現象の
 あり方を表現している。


 私はかねがね、生命を定義する
 キーワードとして「動的平衡」という
 概念を主張してきたが、

 「変わらないために変わり続ける」とは、
 動的平衡ともぴたりと重なっている。


 動的平衡とは、
 たえず小刻みに動きながら、

 全体としては
 恒常性を保っている状態のこと。


 生命が環境に対して
 常に適応的・可変的であり、

 損傷を受ければ修復しようとし、欠落が
 起きればありあわせのもので補おうとし、


 病気になれば(変調が起きれば)

 ──それは熱や血圧や血糖値や
 イオンレベルがある一定の範囲を外れること、
 つまり平衡が乱れること──、

 それを回復しようとすることであり、

 これこそが生命を生命たらしめている
 特徴だといえる。


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 (ここまで)


 の話に一部、通じるところが
 あるとも思われるのです。


 繰り返しになりますが、

 以上は私(鮒谷)の勝手な解釈で
 あることはいうまでもありませんが。



■「変わらないために変わり続ける」
 ことができなくなったときから

 (あるいは
  その意欲が失われたときから)

 いろんなものが逓減、
 さらには喪失、

 へと進んでいくことに
 なるのかもしれませんね。




 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■ルーティン(生活習慣や仕事習慣)こそが    最強のシステムである。   ■なぜなら一切の意思を用いることなく、    大きな成果を獲得するための基盤となる    ものであるからだ。   ■そのようなシステムを作ろうと心がける    ことはもとより、    一定程度、確立されたシステムに、    あえて混沌要素を投入し、    自ら破壊し、その上で再生を図ることに    よってシステムはアップデートされる。   ■不断のこうしたプロセスは    「変わらないために変わり続ける」    という言葉で表されるのかもしれない。   ■まずはシステムを確立すること、    次に作り上げたシステムを    自ら陳腐化し、再生させること 、    この継続によって安定、逓増の人生、    生活、ビジネスが築かれるに違いない。

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