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6178号 お手軽カネ儲け系コンテンツを買い漁る人と、ギャンブル中毒者の意外な共通点


■古くから、いろんなところで
 語られてきた話ではありますが、


 セミナーやコンテンツを
 大勢の人に販売したいのであれば

 「分かりやすく、
  すぐに結果が出そうに感じられる
  タイトルや説明文を付ける」

 ことが大事と言われます。



■たしかにこのことは、

 私(鮒谷)自身、20年近く、
 教育がらみの仕事をしてきて、

 数多くのセミナーやコンテンツ販売の
 事例を見聞きしての、

 (良い悪いではない)

 間違いのない現実であると
 思われます。



■どれだけ役に立つ
 素晴らしい内容であっても、

 ちょっとでも

 「即効性がなさそう」
 「誰でもできるものではなさそう」
 「理解するのに時間がかかりそう」

 とイメージされるコンテンツは
 正直、なかなか売れません。



■本当は、

 特にビジネスにおいては
 そういった学びに注力するほどに、


 (多くの人が疎んじ、敬遠するので
  結果として)

 【競争相手の参入が防がれ、その分だけ
  相対的な優位性を獲得できる

  =高収益が約束される】


 ということは、

 ちょっと冷静になって考えれば
 分かりそうなものなんですが。



■簡単で、誰にでもできて、
 分かりやすいものを愛する人は、

 この当然すぎるほど当然な
 論理的帰結に思いを致すこともなく、

 わざわざ

 「血塗れのレッドオーシャン」

 に自ら幾度も飛び込んでみては、
 苦しみ続けます。



■一度ならず二度も、三度も、
 四度も、五度も、

 やがて破滅するまで求め続ける人、
 ありますね。


 ギャンブル中毒者しかり、

 大した勉強もせず、甘い夢を見て
 デイトレやFX、不動産投資などを行う人も、

 これだけやればこれだけ儲かる系の
 ビジネスの案内に魅力を覚える人も、


 いずれも形を変えた、
 中毒者の一種ですが、

 こうした人は行き着くところまで
 いかないと分かりません。


 いや、正確には後述の通り、

 行き着くところまでいっても
 気づかないのですから、

 「病膏肓に入る」

 といって良いでしょう。



■常識的に考えて、

 それぞれの世界で、

 それこそ何年も、何十年もかけて
 真剣に取り組んできた人がいる中で、

 セミナーに一回出ました、
 教材一つを買いました、
 本を数冊を読みました、

 程度で勝てるはずがないでしょう。



■よしんば、あったとしても、

 そんなマーケットには
 だれでも参入できるから、

 開いている扉もあっという間に
 閉まってしまいます。


 これがコンテンツの陳腐化、
 ということ。

 すぐに役立つものは、
 あっという間に役に立たなくなる。



■にもかかわらず、

 安易な成果を求めて
 彷徨い続けている人があったとするならば

 (勢い余って、言葉を選ばず、
  あえて書いてしまいますが)

 「バカなの?」

 と思いますよね。



■正直、私(鮒谷)は思います。

 ビジネスとかお金儲け以前の話ですよ。

 その安易な姿勢がやがて
 破局をもたらすわけですが、

 そんなことも分からないのですから
 救いようがない。



■こうした人(中毒患者)は
 徐々に神経が麻痺していくから、

 思考が停止し、
 欲望のみで行動するようになり、


 反省、分析、改善する知力も
 失われてしまい、

 つまり脳の回路が
 ぶっ壊れることとなります。



■そこまでいくと、

 行き着くところまでいっても
 なにが悪かったのか、

 結局、理解できないまま、
 破滅に至ります。



■ここで突如、話が変わりますが、

 日経新聞に『美の十選』という
 コーナーがあります。


 先日から

 「地獄絵シリーズ(?)」

 が掲載されています。



■今日は

 「奈良国立博物館『矢田地蔵縁起』」

 の絵画とともに、
 こんな紹介文が記されていました。


 (ここから)
 -----------------------


 刀葉樹(とうようじゅ)と呼ばれる
 地獄の責め苦について「往生要集」には、
 次のように説かれている──。


 地獄に堕(お)ちた罪人が
 ふらふらと歩き回っている。

 ふと樹の上を見ると、美しい女が座り、
 罪人に向かって微笑みかけてくる。

 罪人は「この女性に近づきたい」
 「会って話がしてみたい」と思い、
 樹を登りはじめた。


 ところが、地獄の樹の葉はすべてカミソリで
 できていて、登る罪人の身体を切り刻む。

 それでも女に会いたい一心で、
 罪人は登り続ける。

 ようやく樹の上まで来たところ、
 そこに女はもういない。

 いつのまにやら女は
 樹の下に座っているではないか。


 そこで、罪人はあわてて樹から降りる。
 再び身体は血まみれとなる。

 罪人は女を追い求めて、
 登り降りを繰り返すという。


 近くから、この様子を見ていた
 鬼は罪人に語りかけた。

 「お前は他人のせいで苦しみを
  受けているのではない。

  お前のしていることは
  自業自得なのだ」と。


 これは地獄の責め苦だ。

 しかし、追い求めるが故に
 自らが傷ついてしまうのは、

 現実の男女の恋愛感情と、
 良く似ているではないか。


 -----------------------
 (ここまで)


 この地獄の苦しみは

 「男女の恋愛感情」

 について記されたものですが、


 ビジネスや
 投資、お金儲けについても、

 同じことが言えるのでは
 ないでしょうか。



■つまり


 「(安易に、今すぐ、結果が欲しい、
   収益を上げたいと考えている)

  お前は他人のせいで苦しみを
  受けているのではない。

  お前のしていることは
  自業自得なのだ」


 という意味において。



■いつまで

 「お手軽・簡単系のコンテンツ」

 を求めて、

 同じ失敗を重ね
 損失を拡大し続ければ、

 気が済むのでしょう。

 破滅するまでですかね。



■でも、いい加減に気づけよと思うのは、
 外野だからいえることであって、


 一度、二度、

 「お手軽コンテンツで
  損失を蒙ってしまった当人」

 は既に熱くなっていますから、


 認知能力が奪われ、
 思考する力がなくなっているので、

 そこで生じた損失を取り戻すために

 「より一層、
  安易、安直なコンテンツ」

 を求めるようになり、

 加速度的に泥沼に
 ハマっていくこととなります。


 パチンコ・パチスロをはじめとする
 ギャンブルにハマる中毒者と一緒です。



■たしかに、

 どれほど役に立たない(再現性に乏しい)
 コンテンツであっても、


 タイトルや説明文に、

 「一日○分で」
 「○日で」
 「わずか一週間で」

 といった即効性が
 謳われていたり、


 「○円、儲かる」

 といった分かりやすい効果が
 約束されていたりすると、

 ついついそちらに走ってしまうのが
 人情であり、

 その気持ちは分からないわけでも
 ありません。



■でも、いい加減、
 この構造に気づいて

 「安易、安直、お手軽コンテンツ」

 に背を向ける、

 さらには笑いながら
 批評できるくらいにならないと、

 いつまで経っても

 「養分」

 であり続けることでしょう。



■それにつけても

 「頂戴した代価の10倍返し」

 ではありませんが、


 クソの役にも立たない、

 あるいは役に立っても
 その瞬間だけのことであり、

 すぐに陳腐化するようなものではなく、


 できる限り、普遍性や汎用性を持つ、

 人生を通して価値を生み出し続ける
 コンテンツを提供したい、

 と考えれば考えるほど、


 「分かりにくいし、
  面倒くさいし、

  直感的でもないし、
  時間もかかりそう」

 なコンテンツになってしまうもの。



■そうすると、これがもう本当に
 絶望的に売れないんですよね、、、


 そんな中、時間をかけて
 エネルギーを投下して、

 「なぜ、あなたはこのコンテンツを
  手にする必要があるのか」

 の説明責任を果たすために、

 あらゆる角度、方面から
 言葉を尽くすわけですが、


 どれだけ頑張ったところで
 しょせん、

 「毎日1分、クリックするだけで
  月に10万儲かります」

 には敵いません。


 (この構造が、

  真面目にコンテンツビジネスに
  取り組もうとする者にとっての、

  鬼門です)



■そういう意味では、

 こと、こうしたビジネスに
 携わっていて、正直、

 「半ば、諦め、
  あるいは絶望の境地」

 に至りそうになることも
 しばしばです。

 かけた労力以上の報いを得ることが
 甚だ困難なのです。



■それでもなお、こうして

 「分かりにくいし、
  面倒くさいし、

  直感的でもないし、
  時間もかかりそう」

 なコンテンツ
 (=売れにくいコンテンツ)

 を制作しては、
 一生懸命にご案内しているのは、


 こうしたコンテンツをお求め下さる
 ところから生まれるご縁は、

 何ものにも代えがたいものが
 あるからです。



■要は

 「地味で辛気臭い内容に
  関心を持って下さる方と、

  その後、年間プログラムや個別コンサル
  その他を通して、

  親しく、楽しく、
  知的なお付き合いができる」

 という、ただ一点において、

 努力が報われると
 思っているからです。



■純粋に

 「収益を得るための努力」

 を追求するのであれば、


 なにも、特にここしばらく
 お届けしてきたような

 「語どもたち音源(脳内辞書音源)」
 「思考のピラミッド音源」
 「自問自答音源」
 「言葉未来音源」


 あるいはこれからリリース予定の

 「システム&カオス音源(仮称)」
 「重課金無双音源(仮称)」
 「自尊心・自己重要感音源(仮称)」

 などよりも、


 もっともっと分かりやすく、
 直感的に欲しくなる

 「たった○分・時間・日・週間で、
  ○円儲かる」

 的テンプレートの教材を
 量産するのがベストでしょう。



■もちろん、

 そうしたコンテンツを
 一概に否定するつもりはありませんが、


 少なくとも私(鮒谷)の
 四半世紀に及ぶ自己啓発歴の中で、

 長期に渡って、安定的に高収益を
 上げ続けている人を観察したところ、


 そうした皆さんは最低でも

 「『例のテンプレ』を見た瞬間、
  回れ右するくらいには知的に成熟している」

 ように思われます。

 そうした人とのみ、
 お付き合いをしたいんですよね。



■そんなわけで、いつもながら

 「よりにもよって、えらいマーケットに
  陣を敷いてしまった」

 野村監督ばりの、ぼやきの一つも
 言いたくなりますが、


 とはいえ、Beingに忠実に生きるのが
 幸せへの近道だと信じているので、

 そして、それを貫くことによって
 素晴らしい出会いが生まれるので


 「できる範囲でタイトルや説明文に
  工夫は凝らしつつ」

 学ばれる方が長期的に見て、

 リターンの最大化を
 目指すことができるコンテンツを、

 これからもお届けしてまいります。




 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■「手軽に誰でも稼げます」系コンテンツは    ギャンブルと一緒。   ■基本、稼げない上に、ひとたび、投資が    回収できなければ熱くなり、    次!次!!次!!!    と、より一層のお手軽、安直系コンテンツ    を探し始めるようになり、    冷静な思考が働かなくなる。   ■そんな自分を俯瞰して捉え、    安易・安直系コンテンツを求めるのとは    逆張りでいくことが、    長期的に見て、成果を生み出し、かつ    競争優位を確立するための知的な道のり、    であるとは思われないだろうか。

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