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6168号 鮒谷がNHKで「地域スタッフ」をしていた頃の話


■昨今、いろんなこともあり、

 なんだか気乗りせず、積極的に
 話をすることは控えていたのですが、


 その昔、私(鮒谷)は、

 NHKと業務委託契約を結び、
 受信契約の手続き等を請け負う

 「地域スタッフ」

 を行っていたことがあります。



■大学一年生の頃から、

 NHKでのアルバイト(集金や契約)
 自体はしていましたが、


 留年を重ね、仕送りを
 ストップされてしまったため(汗)

 より本格的に稼ぎを増やすために
 「専従者」として働くようになったのです。



■当時、私(鮒谷)は20代前半でしたが、
 同年代の地域スタッフはおらず、

 40代、50代くらいのおっちゃん達に
 囲まれつつ仕事をしていて、


 若いということもあってか、

 営業センターの所長さん
 (センター長さんだったかも)や
 担当のNHKの職員さんからも、

 たいそう気にかけ、
 可愛がってもらったものでした。


 (骨絡みの先送り癖&それを
  誤魔化すためについた大嘘により、

  最後の最後に皆さんに
  大変なご迷惑をおかけするのですが、
  それはまた別の話。

  思い出すだけで、
  今でも心苦しくなります......)



■それはさておき。


 そのお仕事は
 基本給的なものもありましたが、

 基本は成果に応じての
 歩合給的要素の強い給与体系でしたので、


 できるだけ短い時間で
 効率的にカネを稼ぐために、

 いろいろ工夫を凝らしたものでした。



■今はマンションエントランスの
 オートロックは当たり前ですが、


 当時、オートロックはいまだ普及期で
 金持ちの住むマンションはオートロック、

 そうでない(!?)マンションは
 昔ながらの、

 といった状況でした。



■オートロックマンションの中でも
 最上級は監視カメラつきでしたが、

 営業にあたっては

 「NHKです!」

 と名乗らなければ
 ならないのは仕方ないとしても、


 カメラに向かって表情をどのように作ると
 インターホンに出てきてもらいやすいかとか、

 インターホンに出てきてもらっても
 解錠してもらわないと始まらないので、


 声の高さや大きさ、
 トークスクリプトを工夫することによって、

 「ロック解錠率」

 をどのように高めるか、
 試行錯誤を繰り返したものでした。



■オートロックではない
 マンションについては、

 エレベーターで最上階まで上がり

 (エレベーターのないマンションは
  4階、5階くらいまで階段で駆け上がり)

 上層階から一つづつ階を下りていって、

 インターホンを一つづつ
 鳴らしていくわけですが、

 日中の在宅率は極めて低いのです。



■今はどうか知りませんが、
 当時は、

 金持ち系オートロックマンションは
 在宅率高し(専業主婦がいる)、

 一般マンション&アパートは
 在宅率、極めて低し、

 みたいな感じだったので、


 どのマンションを、

 午前、午後、夕方、夜、
 どのタイミングで、

 攻めるかによって
 成果に大きな差が現れたものでした。

 (したがって当然、昼ご飯、夜ご飯の
  タイミングも成果に直結する重要要素)



■また、

 在宅率低い系(共働きか一人暮らし)の
 アパマンを攻めるときは、

 インターホンを鳴らしても、

 三軒、ないし四軒に一軒くらいしか
 応答してくれません。



■なので最上階まで上がったら、
 そのフロアにあるインターホンを

 (ピンポンダッシュよろしく)

 走りながら3つ、あるいは4つ、
 同時に押していく、

 そんな技も編み出しました。



■一軒、訪れては、

 インターホンを押して
 律儀に10秒ないし15秒ほど待つ、

 そんな辛気臭いことをしていては
 時間あたりの訪問軒数を稼げないので、

 フロアを駆け抜けて、
 横一列を一気に押していくのです。



■そうすると確率的に

 「平均しておよそ一軒は
  確実に出てくれる」

 ことが分かるようになったので、
 効率的に

 「訪問&トーク&受注」

 を行うことが
 できるようにもなりました。



■もちろん、ときには

 「二軒、同時に
  インターホンに出られてしまう」

 といったハプニングもありましたが、
 そこはそれ、


 一軒に対しては、

 (できるだけ大きく、明るい声で)

 「すみませんー。
  ちょっと用事ができたので、
  数分後に改めて伺います!」

 と言って離れると、


 (今、押したばかりなのだから
  用事もへったくれもないし、

  しゃべっている内容を吟味すれば
  明らかにおかしいのに)

 不思議なことには
 悪い印象を持たれることなく、

 もう一軒への営業を済ませた後、
 改めて訪問しても、

 何も問題なく話を進められることが
 多かったです。



■あとは

 「押しと見切りのタイミング」

 についても
 強く意識していました。



■「押し」といっても、

 押し売りモードで営業したら
 キレられたり、通報されますが、

 ※今だったらYouTubeに
  上げられるかもしれません(-_-;)


 いろんな営業トークを駆使して、
 できる限り、

 「押さずに押す
  (売らずに売る、みたいですね)」

 を心がける。



■しかし、

 絶対に申し込みをしてくれないであろう
 人に粘るのは時間のムダなので

 「見切り千両」

 で、

 「なるほどすね。あざしたー」

 といって速やかに風のように
 去ることがポイント。



■また、管理人さんとバトることも
 ありました。

 エントランスの掃除をしている

 「NHK?帰れ、帰れ!」

 と虫けらのように
 追い払われることもしばしば。



■そんなとき(今も若いですが)、
 当時はなお若かった私は、

 ブチ切れて、管理人さんに

 「こっちも仕事で来てんだよ!!」

 などと口論することも
 しばしばありました。



■しかし、

 そんなことは時間のムダ
 (成約数に悪影響しかない)

 と分かり、やがて
 管理人さんらしき人を見かけると

 「笑顔&会釈&大きな声で挨拶」

 を先手必勝で行うと
 機先を制することになって

 「帰れコール」

 が出る確率が格段に低くなることも
 判明してきました。

 (仮説・検証の結果)



■他にも、出てきた相手が、


 経営者なのか、
 自営業者なのか、

 サラリーマンなのか、
 OLさんなのか、


 主婦なのか、
 学生さんなのか、

 定年退職された年配の方なのか、
 若者なのか、


 若者の中でも学生なのか、
 アルバイト系の人なのか、


 といった属性によって、

 態度、振る舞い、トークを
 カスタマイズすることによって、

 成約率が変わることも
 分かってくるようになりました。



■属性ごとにそれぞれに対する、

 トークスクリプトや留意事項的な
 ものも確立されてきましたが

 「主婦や
  上京直後の学生さん」

 は私にとって鉄板の成約率でした。



■反対に鬼門だったのが、

 高級マンションの訪問で時折、
 出現する

 「ああ!?NHK??
  俺は民放に勤めているんだよ、
  帰れ、帰れ!」

 系の横暴な放送業界の人
 (みんなではありませんので念の為)や、


 庭で凶暴な犬を飼っている人、

 あるいは、見るからに
 「その筋」の人、などなど。



■その筋の人との遭遇率は案外高く、

 倶利伽羅紋紋の入った上半身裸の姿で
 部屋で麻雀やってたりするんですよね。


 少なくとも表面上は
 気さくだったりするのですが、

 調子に乗って営業していると
 突然、ブチ切れることがある、

 ということもあるので要注意。



■すぐにそうしたことが分かって
 営業しなくなりましたが。

 逆に、そうと分かるまでは
 紋紋の入っている人に、

 気後れすることもなく
 営業していたというのは、

 若さゆえ(若気の至りとも)。



■いつぞやなどは、隣の部屋に
 それ系の人がいることに気づかず、

 若い、美人のおねーちゃん(多分、愛人)に
 がっつり営業している最中に、

 突如、奥から推定身長190センチ超の、
 ガタイのでかいおっさんが出てきて、

 追いかけてきたので、


 漫画の一シーンのように
 NHKの業務用バッグを脇に抱えながら、

 非常階段を三段跳びで降り
 全力で逃げて事なきを得た、

 という事件もありました(笑)



■話がそれましたが、

 それ以外に工夫したこととして
 当時は

 「衛星放送普及期」

 でしたので、


 カラーテレビ契約よりも
 衛星放送契約のほうが報酬が高く、

 衛星放送契約を受注するために

 「いかにベランダに立っている
  アンテナを効率よく、見つけられるか」

 にも工夫を凝らしたものでした。



■今の時代は当然のように、

 マンションの上に衛星放送受信用の
 アンテナが立っていて、

 最初からマンション各部屋で
 衛星放送が映るようになっていますが、


 当時はそんな先端マンション(!)は
 まだまだ数が少なく、

 BS放送を見たい人は個人で
 ベランダにアンテナを立て、

 それで電波を受信していたわけです。



■つまり

 「アンテナを立てている人
 =衛星放送を見ている
 (少なくとも見られる状況にある)人」

 ということが分かりますから、


 効率的にアンテナを立てている部屋を
 見つけて突撃すれば、

 かなりの成約率が見込める
 (効果的に受注をあげられる)

 こととなるわけです。



■BSアンテナ発見のためには、

 まず、その界隈にある見晴らしの
 良いところを探し、


 次に、衛星からの電波を受信するために
 「南西方向」に向いて設置されている、

 各戸のアンテナを正面から捉えるために

 (正面から捉えないと
  見落としてしまうので、めちゃ重要)


 アンテナの方向と並行する形で
 体を向けている方角を固定し、

 正面方向に目を凝らして
 一つ、また一つとアンテナを発見しては

 「●●マンションの、
  ●階の右から3戸目」

 といった情報を手元の台帳にメモする。



■ある程度の見込み客リストを作ったら

 (数を集めてからのほうが
  訪問効率が上がる)

 そのエリアの見込み客を
 絨毯爆撃する、

 といったことも行ったものでした。


 一時、双眼鏡を使って、より効率化を
 図ろうと試みようと考えたのですが、

 それについては、さすがに犯罪者臭が
 半端ないので止めました。



■そこまではやらなかったにせよ、

 高台にのぼり、メモを片手に
 マンションを覗き込むその姿は

 客観的には

 「明らかに不審者」

 ですから、

 時折、近隣住民から
 声をかけられることもあります。



■そのときもポイントは

 「笑顔&会釈&大きな声で挨拶」

 ですね。


 「いつもありがとうございます!
  NHKです!!」

 と、

 先手必勝でにこやかに挨拶すれば
 なにか言いたげであっても、

 そのまま立ち去って頂けます。



■そんなこんなの工夫を凝らしていると
 徐々に

 「成約件数」

 が増えていき、あるときなどは

 「関東甲信越地区における
  営業成績5位」

 になったこともありました。



■ちょうどこの頃からでしょうか。

 いろんなことをゲーム化すると
 楽しく、成果をあげられるようになる、

 と気づいたのは。



■そんなせっかくの気づきも
 社会人になって

 (本業のほうでは)
 すっかり忘れてしまいましたが、


 副業においては、変わらず、

 ゲーム感覚を楽しみながら
 (小金を)稼いでいたものでした。



■考えてみると、

 今、私(鮒谷)が行っていることも
 いまだ、その延長線上にある、

 ように思われるのです。


 つまり、

 毎日、創意工夫を凝らして、
 仮説を立てては実験し、

 うまくいったら残し
 (カオス状態を一つづつシステム化し)、

 うまくいかなかったら次の仮説、

 を繰り返している、
 ということです。



■こうしたゲーム感覚を、

 仕事、ひいては人生そのものにまで
 延長して実装できれば

 「仕事も人生も楽しくて楽しくて
  仕方のないものになる」

 とは思われないでしょうか。



■現に私(鮒谷)は、

 NHKの地域スタッフの仕事、
 楽しかったんですよね。


 たしかに、

 叱られたり、怒鳴られたり、
 迷惑がられたり、

 挙げ句の果ては、

 身長190センチくらいありそうな
 巨漢に追いかけられたり、

 いろんなことがありました。



■それでも

 「創意工夫を凝らして
  実験を繰り返すと、

  目に見える形で結果が
  どんどん自分に返ってくる」

 ことが分かったから、
 毎日が楽しかったのです。



■実は、先日リリースした

 【人生ゲーム化音源】

 において、

 (NHKのことには触れていませんが
  →これは社会人になる前の話なので)


 社会人になってから、

 パソコン通信を使って
 「転売ヤー」をやっていた頃の話や、

 梅田の東通商店街にあるクラブ・ラウンジに
 夜の9時10時に訪問セールスしていたこと、

 家庭教師派遣の仕事をしていたことなどに
 触れているのですが、


 いずれもいずれも

 「創意工夫が楽しい
  (ゲーム感覚)」

 だったからこそ、
 ハマり要素があったのだ、

 と思われます。



■つまり

 「社会人になる前のNHK」
 「社会人になってからの各種副業」
 「起業してから今に至るまで」

 楽しく、機嫌よく、
 それでいて成果を出せた理由は、


 すべて

 【適度な難易度の、創意工夫が有効な
  ゲームであると見立ててプレイしていた】

 ところにあるのではないかと
 思われるのです。



■もしあなたが

 「人生そのものに没頭できない」
 「今、仕事がつまらない、退屈だ」

 とするならば、


 あなたの人生や仕事に

 【ゲーム要素がない(あるいは乏しい)】

 ことを疑ってみてもよいのでは
 ないでしょうか。




 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■アルバイトだろうが、仕事だろうが、    義務だと思うからつまらなくなる。   ■今、あなたが取り組んでいることを    「ゲームに見立てて」、    今のステージをクリアするための突破口を    見つけられれば、次のステージだ!    そんな遊び感覚で試行錯誤を重ねてみたら    どうだろう。   ■ホモ・ルーデンス(遊ぶ人)という言葉を    遺し、    「遊ぶ存在、それが人間である」    と言った人もあるくらい、    人生には「遊び要素」が必要なのである。   ■果たしてあなたは今、夢中でゲームを    プレイしているような感覚で、    遊んでいる(生きている、    仕事をしている)でしょうか。

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