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6153号 あなたは最近、誰かに叱られましたか?


■人間関係を円滑に取り結べると
 良いことがいろいろ起こります。


 私(鮒谷)にとって、

 コミュニケーション能力の
 向上によって得られる

 「これは良かった!」

 と思われた数多くのうちの一つに

 「ガッツリと叱られる機会を
  得られた」

 ことが挙げられます。



■これを聞くと

 「いや、ちょっと待って。
  叱られることの何がいいの?」

 と思われるかもしれませんね。


 でも考えてみて下さい。

 大人になるにしたがって、
 あなたを叱ってくれる人は

 どんどん少なくなって
 (あるいはゼロに近づいて)

 きているのではないでしょうか。


 最近、一切、叱られていない、
 そんな人も少なくなさそうです。



■それは当然ですよね。

 たとえば親子の間柄とかなら、
 叱り、叱られる、ということは、

 いたって普通のこと。



■親は子を愛するがゆえに、
 叱るわけです。

 でも、ときには子どもから
 鬱陶しがられたりもしますよね。


 (私(鮒谷)も反抗期には、
  特に母親を鬱陶しく思ったもの。

  でも父親はちょっと怖かった)



■たとえ子に、
 鬱陶しいと思われても

 「我が子のため」

 と信じるからこそ、


 嫌われ役を買ってでも、

 言うべきことは言う、という姿勢を
 貫いてくれたのでしょう。

 それが親の有り難さ。

 (ということは、数十年後になって
  初めて分かるわけですが)



■しかし、ひとたび社会に出れば、
 出会う人、皆

 「(言葉を選ばずに言うならば)
  赤の他人」

 なわけですよ。



■赤の他人のために、
 わざわざ嫌われ役を買って出てくれる、

 そんな奇特な人は、
 それこそ稀有な存在。



■特に今の時代、

 良かれと思い、伝えたことですら、
 怒りを持ってSNSで拡散され、


 文脈を知らないし、
 理解しようともしない人たちから

 「そいつ、ひどいよね!などと
  寄ってたかって袋叩き」

 みたいなリスクがあるわけですから


 「好き好んで、誰かのために、
  その人にとって耳の痛い話をする」

 なんてことを行う人が
 少なくなってくるのも、

 まあ、仕方のないことなのかも
 しれません。



■私(鮒谷)は、

 社会人になってから
 あるところまでは、

 「親身に、しかし厳しく
  叱責してくれる人」

 には残念ながら出会えませんでした。



■可愛げがなく、
 愛されキャラでもなかったし、

 そもそも関係性を深めたいとも
 思っていなかったので、

 (変な意味ではなくw)
 上司と深い関係になることもなかったので、

 まあ、当然のことでしょう。



■親身に気にかけてくれたり
 面倒を見てもらえなかったことを、

 責めているわけでは
 もちろんなく、


 純粋に私(鮒谷)自身の
 コミュニケーション上の問題であった、

 このことは素直に
 認めなければなりません。



■そんな状況がしばらく続いた後、

 勤務先が倒産し、
 大阪から東京に出てきて、


 人事労務分野における、
 日本有数の高名な弁護士でいらっしゃり、

 当時、既に数多くの著作をものされていた
 ベストセラー作家でもあった、

 高井伸夫先生とご縁を頂きました。



■やがて、

 カバン持ち的な立場で
 国内外の出張や打ち合わせ、会食を、

 ご一緒させて頂く機会が
 増えるにつれ、

 (有り難いことには、高井先生から)

 叱られる機会も
 どんどん増えていきました。



■もちろん、ひたすら叱りつけられる、
 みたいなことはなく

 (そうだったら速攻、
  逃げ出していたはずです笑)

 でも、

 「これは改めたほうが良い」

 ということについては
 厳しい口調でビシッと注意されたもの。



■叱られた上位2項目は以下の通り。


 -----------------------

 1、先送り(すぐにやらない)
 2、言い訳(すぐに問題から逃げようとする)

 -----------------------


 もともと、私(鮒谷)が抱えていた
 上記の二大欠点について、

 叱られたからと言って即座に
 治ったわけではありませんが、


 それでも、この姿勢を
 しつこく、しつこく指摘頂けたからこそ、

 ある程度までは

 -----------------------

 1、前倒し習慣
 2、問題に正面から向き合う習慣

 -----------------------

 を身につけることができたのでは
 ないかと思われます。


 高井先生に出会わなけば今でも、
 この悪癖はそのまま残っていたはず。



■ちなみに、いうまでもありませんが、

 高井先生は誰にでも彼にでも
 叱られていたわけではなく、

 特に新しくご縁を取り結んだ人には
 いたって優しい方。

 必ず何かの役に立とうとして下さる。



■しかし距離が近づくにつれ、

 (たまに理不尽に思うことも
  無きにしもあらずではありましたが笑)

 いろんな注意をして下さる機会が
 どんどん増えるのです。



■今の時代、
 嫌がる人も多いかもしれませんが、

 私(鮒谷)にとってはむしろ、
 叱ってもらえるのが心地よい、

 そんな気持ちを持っておりました。



■ただ、考えてみると

 「叱って頂けるという、
  昨今においてはなかなか得難い環境」

 も(あえて言わせて頂くならば)、

 頑張ってコミュニケーション能力を
 高めたからこそ得られたもの、

 と思っているのです。



■昨日のメルマガで
 紹介した言葉でいうならば


 (ここから)
 -----------------------

 独創性を発揮したように見える
 研究も人間関係の産物であり、

 これなしに大事を成し遂げることは
 できないと確信している。

 -----------------------

 人望のある人になるには、

 (中略)

 顔色容貌を快活にせよ、
 と述べている。

 苦虫を噛み潰したような顔をしていた
 のでは人は近寄ってこない。

 人と人が接触するところで
 発展がある。

 (中略)

 のちに福沢は、論語の

 『巧言令色鮮矣仁
  (こうげんれいしょくすくなしじん)』

 を逆転させ、

 『巧言令色亦是礼
 (こうげんれいしょくこれまたれい)』

 という言葉を作り、
 よく揮毫に用いた

 -----------------------

 私の狭い知見の中でも、
 立派な学者は、概して謙虚なものである。

 謙虚にしていないと、周りは何も教えて
 くれないので損をすることになる。

 つまり、学問的な貪欲さが、
 謙虚な態度に結びつくということでは
 ないかと思っている

 -----------------------

 学問に淫した碩学は、
 新しい知識を得るために、
 ここまで徹底したのである

 -----------------------
 (ここまで)


 といったことを

 (そこまで明確に言語化していた
  わけではありませんが)

 やっぱり自覚的に
 考え続けていたわけです。



■自分の生涯の先生は、
 高井伸夫先生であり、

 学べる全てを学ばせていただこう、
 と思ったからこそ

 (そしてそのように高井先生にも
  つねに申し上げておりました)


 【高井先生に
  見限られないように(!)】

 コミュニケーション能力を高め、
 鍛える努力をしてきたつもりですし、


 言葉を換えるとそれは

 「高井先生の立場から物事を眺めると、
  世界はどのように見えているのか」

 という自問自答を繰り返した、

 そんな毎日であったとも
 言えるでしょう。



■こうして長い時間をかけて、
 ご縁を深めさせて頂くことで

 「叱って頂けるようになった」

 わけですが、


 その厳しくも的確なご指摘により、

 私(鮒谷)は劇的、飛躍的な
 成長を遂げられた、

 と考えています。




 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


【今日のピークパフォーマンス方程式】  ■成長には叱ってもらえる立場に身を置く   ことが絶対に必要だ。  ■ただし、今の時代、叱ってもらえるように   なるのは簡単なことではない。   なぜなら、ちょっとした行き違いで   SNSでの炎上など大変なことになる、   そんなリスクが内包されているから。  ■そのような環境下において叱ってもらえる   ようになるためには   【一定の信頼関係を得るために、    コミュニケーション能力を高める】   ことがどうしたって必要なのである。  ■叱ってくれない、気にかけてくれない、   面倒を見てくれない、   といった考えは他責の精神であるから   その精神は封印し、   【コミュニケーション上における、    すべての反応は自分の責に帰する】   と覚悟を決めるところから対人関係能力は   飛躍的に高まっていくに違いない。

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