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6103号 「情報収集」という言葉は金輪際、使ってはならない


■情報収集、
 という言葉がありますね。

 私(鮒谷)はこの言葉が
 好きではありません。


 原則として
 使うことはありません。

 (一部、例外を除いて)



■その理由は、


 情報収集、という言葉の裏に

 【情報を集めてストックし、
  やれやれと安心したり満足する】

 という心根が透けて見えるから。



■もちろん私(鮒谷)も、

 あるテーマに取り組むとき、
 たしかに情報を集めることはあります。


 しかし、目的も持たずに
 漫然とネットを徘徊することはなく、

 あくまで、これを調べよう、という
 明確な目的があるときのみ、

 「積極的に情報収集」

 することにしています。


 ※上記の一部例外、というのが
  このパターンです。



■それ以外のときに

 「いつかどこかで役に立つ」

 という思いでわざわざ、

 時間をかけてネット上を
 徘徊することはありません。



■経験上、

 「いつかどこかで役に立つ」

 確率は99.9%ない、
 と分かったから。

 その事実に気づいて
 「情報収集」を止めました。



■どうせ情報なんか
 収集しようと思っていなくてすら、

 どこからともなく
 勝手に時間や認知を侵食して、

 入り込んでくるもの。


 その上、なお、

 99.9%、役に立つことがないと
 分かっている

 「ゴミ」

 を集めて、
 一体どうしようというのでしょう。



■大量に集めても
 どうせ使わないのであれば、

 貴重な認知資源を
 消費しているだけであり、


 であるならば、

 溜め込めば溜め込むほど
 心理的に負荷がかかる

 「ゴミ」

 に等しいのではないか、

 そんな思いから、あえて
 極端な物言いをさせてもらいました。



■そんな思いがあり、
 ある時期から私(鮒谷)は

 「ゴミ」

 を身の周りに近づけないよう

 「情報収集」

 という言葉を禁句にしました。


 「情報収集=ゴミ集め」

 という連想体系を形作りつつ。



■こうすることで
 何が起きたかというと

 「これは!」

 と思った情報を目にしたとき、


 原則として情報はストックしない、
 と最初から決めているから、

 「その場でやろう、
  やるしかない」

 という思いが湧いてくるように
 なりました。



■もちろん、とはいえ、

 メールやメッセンジャーを通して
 入ってきた情報については、

 過去履歴を検索をすることで
 サルベージできるといえばできますが、


 これまた、

 どれだけ有益な情報であっても
 後日、改めて探し出して利用する、

 なんて機会はどうせ
 ほとんどないわけです。



■もちろんそうした可能性も
 ゼロではないとは思いますが


 「サルベージ
  &ストックデータ活用によるメリット」

 と


 「クラウド上などに、都度、
  いちいち情報を記録する手間と、

  それによって先送りを許す心理が
  発動されるデメリット」

 を考えたとき、


 「いい情報が流れてきても、
  その場で即座に活用しないのなら、

  (あえて記録に残さず)放流する
  =腐敗してゴミになるものを捨てる」

 ほうがより良い選択肢ではないかと
 考えるに至りました。



■おそらくはこんな話を聞いて、


 いやいや
 そうは言っても、

 クラウドに保管するのに、
 ほとんど手間もかからない。


 今どき、良いツールやアプリも
 たくさんあるし、

 いつ、なんどき、情報を取り出し
 活用する機会が訪れるかも分からない。



■そんなとき、

 改めてネットで検索しても、
 すぐに見つかるかどうか分からず、

 消えてしまっていて泣きを見る、
 そんな可能性もあるのだから、


 目に触れて、これは!と思った
 情報はすべて保存しておくが吉、

 たしかにそんな考え方もあるでしょう。



■しかし、その行為と引き換えに
 先に挙げた

 「クラウド上などにいちいち
  情報を記録する手間と、

  それによって先送りを許す心理が
  発動されるデメリット」

 のうちの特に後者、


 すなわち、

 「記録することによって
  先送りを正当化する心理が生まれる」

 ことのマイナス面は、

 もっと強調されてもよいのでは
 ないでしょうか。



■これまで多くの

 「たくさんの情報を抱えた
  物知りな方」

 と出会ってきました。


 こうした方々は
 懸命に情報収集に励み、

 あまつさえ、それらを
 後生大事にクラウド上に保存する、

 という営みを日夜、怠らず、
 励んでいらっしゃるわけですが、


 その努力が成果につながっていると
 思われる人は、

 あんまり(というか、かつて一人も)
 見たことがありません。



■ここから導き出せる結論は

 「情報収集よりも、
  即断即決の行動を」

 ということです。


 物を知らなくても
 身体を動かしている人は、

 どんどん結果を出していくものです。



■結果を出しながら、

 さらなる成果を出すために
 必要な情報は

 「情報収集、頑張ります」

 といったような
 あいまいな形ではなく、


 「必要な情報を、過不足ない範囲で
  ピンポイントで」

 集めて、

 必要以上の時間を
 リサーチに割くことはいたしません。



■行動に時間を充てたいのだから、

 行動のための手段であるところの
 情報収集に、

 大きな時間をかけているわけには
 いかないからです。



■もし仮に

 「情報収集自体が目的行動」

 となってしまった人が
 あったとすれば、


 その状態こそ

 「本末転倒」
 「主客転倒」
 「目的と手段の履き違え」

 といえるでしょう。

 成果を出せない典型例。



■今一度、何のために
 情報を集めているのか、

 振り返ってみられては
 いかがでしょうか。


 ちなみに私(鮒谷)個人としては、

 (これはちょっと
  極端だと思いますが)

 クラウド上に、ごく一部の情報を除き、
 何も記録に残しておりません。



■つまり、ただただ、

 「一切の情報が目の前を通り、
  そして流れ過ぎていく」

 だけです。

 (流れ去った情報は、
  二度と目の前に現れない)



■だからこそ
 目の前に流れてきた

 「これは使えるかも!」

 という情報はその場で加工し、
 メルマガや日記に反映させ、


 あるいは、

 その場で活用し、施策の遂行や
 仕組み化の実行に即座に移す、

 という習慣が身につきました。



■情報を得たら、その場で、

 処理したり、
 加工したり、
 実践したり、

 をしないと、

 次の瞬間には
 消え去るものですから、

 そのプレッシャーによって
 必死で形にするのです。



■たしかに、

 目の前を流れていく情報の中には
 貴重なそれもあって、

 流してしまってはもったいない、
 未来に活用できるものもある、

 のかもしれません。

 というか、
 間違いなくあるでしょう。



■そのメリットを
 あえて捨て去ってまで

 「目の前を流れていく情報に
  必要以上に拘泥しない」

 という姿勢は、
 価値あるものだと思います。



■特段

 「情報収集」

 しているわけではなく、

 ただ向こうから飛び込んでくる、
 有益と思われる情報の処理ですら、


 全てを手元に留めて
 形にしようと思ったら、

 完全にキャパオーバーになるのに、


 みんなどうして、

 わざわざ、それに加えて
 情報の大海に飛び込み

 「情報収集」

 しようとするのか、

 私(鮒谷)は不思議でなりません。



■おそらくですが、
 ある種の人にとっては

 「情報収集」

 が依存症のように
 なっているのでしょう。


 打っても打っても
 満たされない(パチンコ、シャブ)

 吸っても吸っても
 満たされない(タバコ、ハーブ)

 飲んでも飲んでも
 満たされない(酒)

 やってもやっても
 満たされない(セックス)

 回しても回しても
 満たされない(ガチャ)


 といった感じで、

 集めても集めても
 満たされない(情報)

 みたいな状態になっているのかも
 しれません。



■依存症には、

 対処するための、
 それぞれ専門機関がありますが、

 「情報収集依存」

 には、専門の機関が
 用意されていません。


 おそらくは、

 そこまで致命的に人生にダメージを
 与える依存症ではない、

 と考えられているからでしょう。



■しかし、

 この依存症は急激に悪化することは
 ありませんが、

 時間をかけてゆっくりと、
 しかし確実に、

 人生や生活を蝕んでいくものです。


 急性の依存ではないからこそ、
 気づかれにくく、潜伏し、

 長い時間をかけて、
 人生を溶かしていくのです。



■一方で、

 情報収集依存と無縁の人は、

 行動しては成果を出し、
 行動しては成果を出し、

 という、

 (傾向としては)

 「ワーカホリック系の依存症」

 に近い症状をきたすことが
 あります。



■ただし、どちらかというと

 「ワーカホリック系の依存症」

 はコントロールを効かせやすい。


 (その理由について
  ここでは詳しく記しませんが)

 これ系の依存に陥っている人は
 他の喜びによって

 「中和させる」

 ことがそんなに難しくないからです。



■しかし

 「情報収集依存」

 は、

 それによって人生や生活における
 目に見える成果が出ることは

 「絶対にない
  (行動していないのだから、
   何も起こらないのは当然)」

 ですから、


 そんな身の不遇を嘆きつつ、
 癒やしや拠り所を求めて、

 ますます情報収集に
 邁進することとなります。



■この状態が重篤化すると

 「重度の依存症患者の
  出来上がり」

 となります。


 ただし、先にも述べたように

 その状態でも一応、
 社会生活は営めるし、

 さらに他人に害悪をもたらすことは
 (ほぼ)ないので、

 そんなに問題視されることもなく、
 一人で鬱々と悩むことが続きます。



■この状態が継続されると

 「著しく精神が害される」

 こととなるでしょう。


 それはそうですよね。

 脳とハードディスクとクラウド上に
 蓄えられる情報自体は、

 それこそ無尽蔵に増えていくのに

 反面、人生、生活は何も変わらない
 (むしろ悪化する一方)なのだから。



■もちろん、
 どんな依存症にもいえることですが、

 「情報収集依存」

 においても、

 軽度から重度まで、
 患者さんはまちまちです。


 重度に至ると、

 ちょっとやそっとのことで体を動かす
 (新しいチャレンジを行う)ことは、

 相当、難しくなります。



■他方、

 いまだ軽度の段階で
 自分の状況を客観視でき、


 こうした話を聞いて

 「このままじゃまずい、
  どげんかせんといかん」

 という思いを持たれる方であれば
 まだ救いはあります。



■実を言うと、

 個別コンサルにお越し下さる方の
 一定割合はこの

 「情報収集依存」

 の、すでに顕在化した、
 あるいは未だ潜在的な患者さん、

 です。



■こうした方々は往々にして、


 有名大学卒であったり、そうした
 学校の修士号、博士号を持っていたり、

 明らかに平均よりはるかに
 IQが高かったり、


 誰もが知る大企業にお勤めで
 さらには立派な肩書があったり、

 広範な多くの知識を持つ
 博覧強記系の人であったりします。



■そうした人が人知れず

 「情報収集依存
  =情報ばかり集めて身体が動かない」

 に悩まれているのを
 目の当たりにしてきました。


 そして、そんな深い悩みがあるのに

 「その悩み(課題)が
  特定できていなかったり、

  それゆえもちろん、原因について
  言語化されていなかったり」

 という方がほとんどであることも
 分かっています。



■ですので、

 こうした方々に対して
 私(鮒谷)が行うコンサルは、


 上述のような

 「未だ充足されていない、
  潜在ニーズ」

 を特定し、

 そのニーズを満たすソリューションを
 提供することです。



■この部分において
 長い修行期間を経て

 「ノウハウがある」
 「一日の長がある」

 からこそ、


 お客さまが個別コンサルに

 「門前市をなす」

 状態でお越し下さっているのだと
 自己分析しています。

 (そして、それは当たらずとも
  遠からずだとも考えています)



■ちなみに、こうした

 「未だ充足されていない、
  潜在ニーズ」

 に悩まされている方は、

 外から見ているだけだと
 ほとんど分かりません。



■案外、

 素晴らしい会社を経営されていたり、
 ベストセラーを連発していたり、

 大企業でそれなりの役職で
 活躍されていたり、

 という方も少なくありません。


 でも、内面では

 「ついつい情報ばかりを集めて
  行動できないことに対する、
  自己嫌悪の思いに苛まされている」

 のです。




 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■思われている以上に    「情報収集依存症」    に陥っている人は多いもの。   ■しかし、他の依存や中毒患者と比べて、    症状自体はマイルドで、    他者に危害が及ぶことも(ほぼ)ないため    存在自体がなかなか顕在化してこない。   ■それゆえ、水面下で依存状態に    苦しんでいる人が少なくなく、    しかも自分で自分の身に何が起こっている    のか理解できていない人も多いので、    課題の特定に至らず、それゆえ解決されず    苦しんでいる人が大勢いる。   ■長い間かけて強化してきた依存症を、    自らの力だけで解決しようとするのは、    薬物中毒やアルコール中毒を独力で    克服しようとするのと同じで不可能。   ■然るべき専門家に診てもらうことで、    一刀両断に課題が解決する、    ということが現実にあるのである。

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