毎日20万人が読んでいるビジネスコラム 平成進化論

日本最大級・毎日20万人が読んでいるビジネスメルマガ
「平成進化論」のバックナンバーをご紹介しています。

メールマガジン「見本」はこちら

6063号 笑われても信念を貫き通したお爺さんの話

■先日、NHKの

 「緊急対談 パンデミックが変える世界
  海外の知性が語る展望」
 https://www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/episode/te/PVVG5MVMGG/

 という番組を見ました。



■番組の中でジャック・アタリ氏が

 「最悪の事態を防ぐには
  最悪の事態を予測すること」

 と述べていたのですが、


 これは国家であれ、企業であれ、
 そして個人であれ、

 意識して取り組むべきことであると
 思います。



■ここで、

 なぜ「意識して」と、ことさらに
 記したかというと、

 意識しなければ、

 「滅多なことは起こらんだろう」

 という考えに
 安易に流されてしまうから。


 人間は、身体もそうですが、
 思考も楽をしたがる生き物なのです。



■どんな人であれ、


 最悪の事態が起こっては困るから、
 起こらないと考えよう、

 まず、滅多なことにはならんだろう、


 などという

 「根拠なき楽観主義」

 が根強く巣食っているもの。

 (もちろん、私(鮒谷)も)



■これまでの人生において、

 たとえ一時的に最悪の事態になる
 可能性があったとしても、


 現実には、最悪の事態にまでは
 至らなかったから、

 今、私たちはこうして生きている、
 あるいは生活できています。

 (そうでなければ、
  今、この場にいない)



■それゆえ

 「とはいっても、これまで何にも
  起こらなかったじゃん」

 という思いが積み重なり

 「成功体験(?)」

 あるいは

 「どうせ今回も、
  何にも起こらないという信念」

 へと昇華されてしまって
 いるのです。



■こうした成功体験の繰り返し
 (=単なる僥倖)が、

 私たちを

 「滅多なことは起こらない」

 という過信、


 またの名を

 「正常性バイアス」

 (自分に都合の悪い情報を
  過小評価したり、見過ごしたりする)

 へと導くのです。



■こうした可能性について
 言及しようものなら、


 「縁起でもない」

 「滅多なことはいうもんじゃない」

 「そんなことまで考えていたら
  キリがない、生きていけない」


 「今から考えても仕方ないので、
  起こったときに対応すればよいだろう」

 「だいたい、そんなものが起こる
  可能性は限りなくゼロじゃないか」


 と怒られたり、場合によっては
 袋だたきにあうリスクすらあります。



■そして本当に
 何も起こらなかったときは、


 やれ、心配性に過ぎる、だの、
 やれ、神経質、だの、

 とさんざん言われて、
 バカにされるのです。


 あくまで危険性の存在を
 言及しているだけなので、

 現実には起こらなかったというだけで
 叩かれる謂れなど、

 どこにもないにも関わらず。



■ほとんどの人は
 こうした反応を示すので

 (=思考において
   楽をしたがるので)

 皆、バカにされるほうではなく、
 バカにするほうに回りたがります。



■うして生まれる場の力が
 「同調圧力」を生み出し、ますます、

 言うべきことが
 言いにくくなる、

 あるいは、

 言うべきことを言っても
 黙殺されるのです。



■この話を読んでみて下さい。


 --------------------------------

 【東日本大震災】
 「津波なんてここまで来るわけがない」

  そう言われながら10年かけ作った
  岩山の手作り避難所、70人の命救う

 http://himasoku.com/archives/51613373.html


 --------------------------------


 ここに

 「『ここには大きな津波は来ないよ』と
  佐藤さんの作業を
  半ば笑って見ていたけど」

 とありますが、
 まさにこれ。



■こうした嘲笑を気に留めず、
 ひたすらに己を貫かれたお爺さんは、

 本当に立派であったし、
 先見の明があった、

 と思わずにはいられません。



■笑われる、バカにされる、
 くらいならまだいいですが、

 言うべきことを言ったら
 酷い目に遭う、

 といったことすら
 現実には起こるのです。


 直近では
 先の大戦において、

 最も最悪な例として
 こうした事象が生まれましたね。



■でも本当は、
 ジャック・アタリ氏の言う通り、

 「最悪の事態を防ぐには
  最悪の事態を予測すること」

 が正解です。



■上記番組で述べられていた通り、

 コロナ後の世界における
 私たちの未来について、

 今後起こりうる最悪の状態としては、


 独裁、ポピュリズム、民主主義の危機、
 国家間の分断、孤立主義、

 といった世界が
 考えられるでしょう。



■そんな最悪の状態が惹起せぬよう
 市民として、

 権力の暴走をチェックする
 必要があるのは当然ですし、

 それゆえ政治には各人、
 強い関心を持つべきです。



■と同時に、
 企業、個人のレベルにおいても

 「最悪の事態を防ぐには
  最悪の事態を予測すること」

 が重要であると思います。



■ここまで書いて、一昨日の、

 『日経新聞夕刊 あすへの話題』

 に記されていた内容を
 思い出しましたので、

 以下に一部抜粋、転載(改行筆者)。



■東北大学名誉教授、
 原山優子先生の書かれた文章です。


 (ここから)
 ---------------------------------


 (前略)


 ビジネス界では、
 自然災害など緊急時に備え、

 事業継続計画の策定が
 推奨されている。


 個人レベルではとなると、

 家の中の安全確保、避難場所の確認、
 備蓄品の調達など、

 通常の防災対策を取ってはいるものの、
 そこに留(とど)まる。


 しかも、これらは主に規模としては

 地域的に起こる自然災害を
 対象とした対策であり、

 今体験している
 新型コロナウイルス感染のように

 地球規模で広がる災害に対しては
 ほぼ無防備の状態である。


 都市封鎖、国境閉鎖が広がり、
 遠く離れる家族、友人とのつながりは
 インターネットが頼みの綱となり、

 そして近くにいる人同士でも
 物理的な接触が制限される状況にあって、


 個の人間として、
 何がエッセンシャルなのか、

 価値のある行動とは何か、
 自力でできる範囲はどこまでなのか、

 家族に対して何ができるか、

 と自問自答することの
 必然性を感じる。


 備えあれば憂いなし。

 日々の多忙さを言い訳にせず、
 様々な非常時を想定し、
 自分の行動原理を整理する。


 実行が伴わない恐れも多分にあるが、
 私版の

 「行動継続計画」

 作りに着手することにする。


 (4月を機に
  東北大学名誉教授 原山優子

  2020年4月16日日経新聞夕刊
  『あすへの話題』より)


 ---------------------------------
 (ここまで)



■原山先生が記されているように、

 ビジネスの世界において
 それなりの規模の会社であれば必ず

 「BCP(事業継続計画)」

 を策定しているもの。



■原山先生は、

 企業のBCPから
 個人の防災対策に言及し、


 その上でさらに、

 --------------------------------

 個の人間として、
 何がエッセンシャルなのか、

 価値のある行動とは何か、
 自力でできる範囲はどこまでなのか、

 家族に対して何ができるか、

 と自問自答することの
 必然性を感じる。

 --------------------------------

 と記されています。



■そして最後に

 --------------------------------

 私版の「行動継続計画」作りに
 着手することにする。

 --------------------------------

 と決意表明(?)なされていますが、


 原山先生のみならず、

 私たち一人ひとり、
 今後、何が起こっても耐えられるよう、


 個人の人生、生活の質を維持し、
 高めるための

 「BCP(事業継続計画)」

 を策定していくべきなのでは
 ないでしょうか。



■私(鮒谷)自身は、むしろ、

 「これまでにリリースしてきた
  全音源がBCPについての話である」

 というくらいに、

 最悪の事態を想定するところから
 すべての思考をスタートさせる、

 ことを貫いてきました。



■どれでも数本、音源をお聴きになれば、
 ご理解頂けるかと思います。


 特に

 <極小リスク・ミドルリターン
  起業放談会音源>
 https://shinkaron.buyshop.jp/items/4931004

 などは、


 内容ももちろんですが、
 タイトルそのものからして、

 最悪を想定して起業しましょう、

 という、
 そのものズバリの内容です。



■いずれもいずれも、

 「あくまで私(鮒谷)の仮説に基づく
  事業継続計画」

 であって、

 それが正しいであるとか、
 万全であるとか、

 いうつもりは一切ありません。



■ただの

 一個人の仮説であり、
 一つの私案であり、
 一つの実践例、

 に過ぎません。


 ただし、そうであったとして、

 そこに触れた方に
 インスピレーションが生まれ、

 行動につながれば、
 それで良いと思っています。



■実際に、
 今回のコロナ禍において、


 経営者はもちろん、
 組織に属する方々からも、


 音源を聴いていて良かった、
 放談会に参加していて良かった、

 年間プログラムに
 参加していて良かった、

 個別コンサルを受けていて良かった、


 と多くの方から、
 ありがたいお声を頂戴いたしました。



■そんな私(鮒谷)が現状を鑑み、

 「アフターコロナ
  (コロナ後の世界)」

 がどのようになるのかを見立て、


 さらに実際に過去、
 私(鮒谷)自身が危機に直面した時、

 どのようにして立ち向かい、
 それを乗り越えたのか、

 についてお話をさせて頂いた音源、


 それが今回、緊急リリースした

 --------------------------------

  【<鮒谷周史 緊急放談>

  コロナ後の世界を見据え、
  奇禍を奇貨とし、

  「すでに起こった未来」を先取りするために
  必要な心構えと準備とは?放談会音源


  ~変化対応こそが人生であり、
   ビジネスであり、キャリア構築。

   社会が激変する只中にあって、
   今すぐ、あなたが行うべきこと】

 --------------------------------

 の音源となります。


 当音源の詳しい内容(インデックス)は、

 以下のサイトに記載しておりますので
 こちらからご確認下さい。

 https://shinkaron.buyshop.jp/items/28066879



■もちろん、私(鮒谷)は
 当音源で述べている「仮説」に従い、

 この一ヶ月近くの間、
 全力で大量行動してきました。



■その結果が吉と出るか、
 凶と出るかは、

 遅くとも数年後には、
 分かっていると思います。


 まだ生きて、
 メルマガを書いていたら、

 仮説が当たっていたということで。



■当音源を聴き、

 「問題の中に機会を見出し、
  中央突破の覚悟を決め」

 即座に

 「コロナ後の世界に備えを」

 と決意し、行動される方が
 一人でも多く現れられることを、

 心より願っております。


 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■国も起業も個人もBCP(事業継続計画)を    立てるべき。   ■ともすれば、認知能力を節約したいが故に    楽観主義に陥る、    正常性バイアスの罠にはまる、    同調圧力に負ける、    といったことが起こりうるが、    それが人間だ、と理解した上で、    「最悪の事態を防ぐには     最悪の事態を予測すること」    であると肝に銘じ、    想像力を持った未来予測を行い、    意思決定基準を確立すべきである。

カテゴリ:



※現在、20万1602名が購読中。