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6042号 意思決定基準のインストールより先に行うべき「物語の確立」


■これまでも記してきましたが

 「自分の物語」

 を持っていると、
 意思決定が容易になります。


■たとえば私(鮒谷)であれば、

 何が起きても生き残る、
 生き延びる、

 自分をそんな物語の

 「主人公」

 に見立てていれば、

 自ずから意思決定基準が
 明確化されることとなります。



■この物語を生きているからこそ、

 良からぬ予兆を感じたときに
 一瞬の躊躇もなく

 「過剰なくらいに臆病になり、
  即断即決で
  最善と思われる行動をとる」

 という意思決定基準に従い、
 速やかに行動に移せます。



■ちなみに、この判断基準は

 「何が起きても生き残る、
  生き延びる」

 ためには正常化バイアスの罠に
 はまってはならない、

 と数多の危機管理の書籍から
 学んだこと。



■たとえば、

 一昨年(2018年)の秋に
 配信した下記の号


 【備えておきたい人と、
  不意打ちを食らってもいい人と】


 においては、

 ウィキペディアの下記項目を引用し、
 詳細に危機管理について語りました。


 (ウィキペディア引用、ここから)
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 正常性バイアス(せいじょうせいバイアス、
 英: Normalcy bias)とは、認知バイアスの一種。

 社会心理学、災害心理学などで
 使用されている心理学用語で、

 自分にとって都合の悪い情報を無視したり、
 過小評価したりしてしまう人の特性のこと。


 自然災害や火事、事故、事件などと
 いった自分にとって何らかの被害が
 予想される状況下にあっても、

 それを正常な日常生活の延長上の
 出来事として捉えてしまい、

 都合の悪い情報を無視したり、

 「自分は大丈夫」
 「今回は大丈夫」
 「まだ大丈夫」

 などと過小評価するなどして、
 逃げ遅れの原因となる。

 「正常化の偏見」、「恒常性バイアス」
 とも言う。


 ----------------------------------------
 (ここまで)



■この号で、私(鮒谷)は
 以下のような文章を記しました。


 (ここから)
 --------------------------------


 結果として、
 その場にいる人全員が下した

 「動かないという意思決定」

 が期せずして、巨大な同調圧力を生み、
 大規模な災害につながった、

 ということが、
 往々にしてあるのです。


 --------------------------------


 何度でも繰り返しますが、
 準備していて

 「空振りになる」

 分にはいいのです。

 備えた労力(時間やコスト)が
 失われるだけで済むからです。


 最悪なのは

 「どうせ、いつものように
  空振りになるだろうから準備しない」

 と思っていたときに、
 大きな災害に遭遇すること。


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 なので、少しでも危険かも、と思ったら、
 周囲の反応に惑わされることなく、

 たとえ自分一人でも逃げる決断を下し、
 実際に行動に移すことが大事です。


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 他人が何の心配もすることなく、
 結果として動いていなくとも、

 少しでも危ない気配を感じたら、
 笑われようが、バカにされようが、

 なにが起きても良いように
 率先して動き、備えておく。


 そんな心構えと実践こそが、

 「なにがあっても生き残る道」

 を私たちに切り開いてくれるのでは
 ないかと思うのです。


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 といったことを強調しています。



■それもこれも

 「何が起きても生き残る、
  生き延びる」

 という物語の主人公として、

 自らを位置づけているところから
 生まれた意思決定の基準。



■つまり

 「一貫性を持った
  無数の意思決定基準」

 は、


 自分がどんな物語の
 主人公として歩みたいか、

 という明確、
 かつ、強い思いがまずあって、

 それに紐付けられる形で
 生まれてくるものです。



■反対に、

 「自己の物語(の形)」を
 意識して生きていない人は、

 「他者の生きている物語と、
  そこから生まれた意思決定基準」

 つまり

 「自分の文脈とは異なるところから
  生まれてきた意思決定基準」

 に触れては、いちいち
 心がフラフラするものです。



■たちの悪いことには、
 こうした状態にある人は


 「Aさんの生きている物語と
  そこから生まれた意思決定基準」

 と

 「Bさんの生きている物語と
  そこから生まれた意思決定基準」

 と

 「Cさんの生きている物語と
  そこから生まれた意思決定基準」

 と

 「Dさんの生きている物語と
  そこから生まれた意思決定基準」


 に同時期に触れると、


 いちいち言っていることは
 ごもっともに聞こえるけれども、

 よくよく突き詰めて考えてみると
 実はそれぞれが矛盾していて混乱する、


 といったことが
 往々にしてあるものです。



■たとえば、

 「人付き合いを大事にしましょう」

 と言って、うまくいっているように
 見える人がある一方で、


 「孤独になることが大事」

 と言って、うまくいっているように
 見える人もあります。



■あるいは

 「他者には強く主張していかないと
  この世の中は渡っていけない」

 と言って、うまくいっているように
 見える人がある一方で、


 「自己主張をせず、
  協調性を重んじなければならない」

 と言って、うまくいっているように
 見える人もあります。



■本の読み方一つをとっても

 「速読っしょ!
  (熟読とかバカでしょ)」

 と言って、うまくいっているように
 見える人がある一方で、


 「精読、熟読っしょ!
  (速読とかで本、読めるのかよ)」

 と言って、うまくいっているように
 見える人もあります。



■いろいろ考えていると
 どっちやねん!

 という風にも思われるかも
 しれませんね。


 でもどっちも本当なのです。
 どっちも真実なのです。

 語っている当人にとっては。



■自らの意見や主張がある人は、

 一人ひとり

 「こんな人生を生きたい
  (こんな物語の主人公になりたい)」

 と思って、


 自分の物語に最適化させるためには
 どんな意思決定基準が必要か、

 試行錯誤を繰り返し、それらを
 必死で編んできたはずです。



■ようやくそれぞれの基準に
 一貫性を持たせられるようになり、

 それによって成果を出せるようにも
 なったので確信を持って伝えている、

 というだけの話だから、

 当人にとっては
 いずれも真実なのです。



■しかし、

 こうしたメカニズムを理解せず、

 ただ、それぞれの基準を一方的に
 聞かされている立場からすると、


 たくさんの情報に触れるたび、
 矛盾と混乱が拡大し、

 「一体、どっちやねん!!」

 と叫びだしたくなったり、
 放り出したくなるのです。



■そんな人は、まず

 「各人の理想の物語に
  最適化された意思決定基準」

 があり、


 それらを単体で見たときには
 なるほどと思えたことも、

 複数の人の、複数の基準に
 触れると矛盾に気づく、

 といったことが生じても
 何ら不思議ではない、


 という構造を理解する必要が
 あるでしょう。



■人付き合いが好きで
 人付き合いに適性のある人は

 「人付き合いを肯定的に捉えた
  理想の物語を編み、

  その結果、そうした方向の
  意思決定基準を提示する」

 わけですし、


 自己主張が強く、
 押し出しの効く人は

 「強い自己主張を肯定的に捉えた
  理想の物語を編み、

  その結果、そうした方向の
  意思決定基準を提示する」

 わけです。



■また、

 人生に過度の効率性や合理性を
 求める人は

 「効率性、合理性を肯定的に捉えた
  理想の物語を編み、

  その結果、そうした方向の
  意思決定基準を提示する」


 つまり、その結果として

 「速読をお勧めする」

 と言ったりすることもあるでしょう。



■反対に、

 人生においては非効率性も
 大事にしたい、

 という人は、


 速読よりも、むしろ、これは!と
 思う書籍を、

 ゆったり、優雅に熟読している、
 そんな雰囲気や空気感から

 「精読、熟読をこそ勧める」

 と言ったりもするわけです。



■外から見ていると困惑することでも、
 当人にとっては

 (どちらが正しいかではなく)

 「自分が語っていることこそ
  真実」

 と思うようになるのは、
 以上の理由から。



■だから、

 他者の意思決定基準を
 輸入するにしても、その前に

 「そもそも、私はどんな物語を
  生きていきたいんだっけ?」

 という理想像を
 明確化しておくべきだし、


 そうした考えなしに、

 あの人は有名だから、
 あの人はカネ稼いでいるから、

 などの(表面的な理由で)

 他者の意思決定基準を
 安易に導入しようとしても、

 混乱が混乱を呼ぶだけです。



■そうなる前に、まずは


 (岡本太郎の
  『自分の中に毒を持て』
  風に言うならば)

 「自分の中に物語を持て」


 ということですね。



■自分の物語も
 確立されていないのに、

 いろんな人の意思決定基準を
 あれこれ渉猟しても、

 「意思決定の股裂き状態」

 が起こるだけです。



■なるほど、それは分かった。


 でも、あなたが今、どんな物語を
 生きるかなんて簡単に分からない、

 でも、学びは進めていきたい、
 行動していきたい、

 そんな思いを
 持たれるのであるならば、


 次善の策として、

 自分の性質、性格、価値観、強みに
 近い、と思われる人と出会い、

 その人の意思決定基準を

 「まるごとコピー」

 するつもりで、
 接すると良いでしょう。



■この場合は、

 「ある特定の一個人の物語」

 ならびに

 「それに紐づく、一貫性のある
  大量の意思決定基準群」

 を一切の矛盾なく
 まるごとインストールできるので、

 異常なまでに
 学習効率が上がるのです。



■私(鮒谷)は、

 十数年の長きにわたって
 弁護士の高井伸夫先生の

 「物語&意思決定基準群」

 をひたすらに
 インストールすることで、

 「超高速で、
  一つの結果を出せる『型』」

 を手に入れさせて頂くことが
 できました。



■これが、

 いろんな人からの、
 それぞれに矛盾する基準に、

 バラバラと触れ、

 あっちへフラフラ、
 こっちへフラフラ、

 となっていれば、


 間違いなく、
 混沌の海に叩き込まれて、

 そこから浮かび上がることは
 できなかったに違いありません。



■そんな風にならぬためにも、
 とくに初学者においては

 「(守破離の)守」

 が決定的に大事です。



■そして、ここが決定的に
 大切なところとなりますので、

 繰り返し述べますが、


 「『守』の対象者とすべき人」

 は、

 自分の性質、性格、価値観、
 強みに近い人、

 すなわち、自分がこれから
 編んでいくであろう物語と、

 近い物語を生きている人で
 あるべきです。



■そうした物語を生きている
 人だからこそ素直に学べます。


 素直に学ぶ気になれない人からは
 いくらコンテンツがよくても

 「(守破離の)守」

 を全うすることはできません。


 ここにも一つの教育の難しさが
 ありますね。



■ここまでに記したことから


 【物語(の原型)が共有されている
  人を模倣対象者とせよ】


 【守破離の「守」の対象者は

  (ただ、成果を出しているから、
   といった理由ではなく)

  その人の生きている物語に
  共感、共鳴できる人であるべき】


 という、

 学びのおける結論が
 導き出されることとなるでしょう。



■つまり、

 【学び、成長、守破離といった
  世界における中心的概念、

  それが「物語」である】

 ということですね。



■とはいえ、

 ここまでで記したことは
 まだまだ序論であり、


 「物語」についての、より深い
 内容をご理解頂くためには


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 【鮒谷周史の「圧巻!『物語』を
  自在に操れる者だけが、人生を
  思い通りに生きられる」放談会音源】
 https://shinkaron.buyshop.jp/items/6536488

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 そして「守破離」については


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 【鮒谷周史の
 「圧巻!題名のない放談会(質疑応答編)」

 https://shinkaron.buyshop.jp/items/16795552

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 をお聴き頂かなければなりません。



■、、、ここまでの話は
 あくまで一例に過ぎませんが、


 私(鮒谷)が、私なりに

 「人生を機嫌よく
  生きていくための物語を、

  自在に編み換える
  実証済みの方法」

 について徹底放談した音源が
 ございますので、


 もし、ここまでの話を読み、
 ご興味をお持ちくださいましたら、

 ぜひ聴いてみて下さい。



■人生に対する解釈や向き合い方が変わる、
 毎日が楽しくなった、

 等々、大勢の方がおっしゃって下さった
 音源となります。


 ※この難局を乗り切るための

  「元気の源」

  を手に入れるべく、
  お求めくださいませ。




 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■成果を出すためには    「意思決定基準そのもののインストール」    よりも先に、まずは自分の物語を確立する    ことである。   ■それには時間がかかる、今すぐは難しい、    でも学びたい、動きたい、という人は、    次善の策として、自分の価値観、強み、    性格、特性に近い(=今後、編む物語に    近いと思われる物語を生きている)、    そんな人を探し出し、師事し、    「物語と、それに紐づく相互に矛盾のない     大量の意思決定基準のインストール」    を心がけると良いだろう。    それを素直に行える人であれば、劇的に    学習効率が高まることとなる。   ■これが正しい意味での「守破離」であり、    方法論ばかりを追いかけていても、    いつまで経っても、本質を捉えられず、    枝葉を追いかけ続けるだけの人となる、    のではないだろうか。   ■素直にこの人から学ぼうと思える人と    出会えれば、    その出会いが一生の財産となるのは、    こうした理由からである。

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