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6019号 幸せを求めても逃げ水のごとくに逃げていく、その理由とは


■生活を見直して

 「お金のかからない
  ライフスタイル」

 を実践し、
 満足できるようになれば、

 ストレスは大きく軽減されます。



■これは私(鮒谷)の例ですが、

 たとえば今、大富豪から

 「1億円(10億円でも)あげるから
  自由に使ってもいいよ」

 と言われても、

 具体的に欲しいものが思いつきません。



■ことさらに大きく、立派な、人さまに
 誇れる家に住みたいとも思わないし、

 高級車に乗りたいとも、

 高級時計、ブランド物の服を
 身に着けたいとも思わないし、


 お金のかかる食べ歩きの趣味も
 なければ、

 高級ホテルや海外旅行三昧で、
 などといった欲望もありません。



■枯れた性格だからか、

 所有欲はまるでないし、

 見栄を張りたいとか、
 格好よく見られたいとか、

 そんな気持ちが全く無いのです。



■確かに、

 たまにいいホテルに泊まったり、
 美味しいものを食べたり、

 という機会があれば
 多少、テンションはあがります。



■けれども、そういったものも、

 なければないで
 別にどうということはないし、

 あったらあったで嬉しいけれども、
 なくてもなにも困らない、

 くらいの感じなので、


 別にそれらのために、あくせく
 働こうとはまるで思わないし、

 ましてや銀行やカードローンで
 金を借りてまでして、

 それらを求める気持ちは
 さらさらありません。



■考えてみれば、


 南の島願望(?)もなければ、
 高級外車願望もない、

 豪邸願望もなければ、
 ブランド志向もまるでない、


 銀座や六本木のクラブが楽しいとか、
 高級料亭やレストランをはしご、

 という生活にも、憧れることは
 まったくないのです。


 やっぱり枯れてるんですかね。



■なので、


 そんな生活を過ごしている人を
 見ても


 「お金持ちを演じたり、
  マウンティング合戦に参戦したり、
  リア充を誇ろうとするのも、

  それが目的となっては
  いよいよ大変そうだなあ、、」


 としか思えないし、


 そうした生活をしている人を見て
 羨ましがっている人を見ると


 「メディアに踊らされて、
  終わりなき欲望に引きずられ、

  ストレスまみれの生活を
  自ら求め行く愚かさよ」


 くらいにしか思わないのです。


 (そんなの、ただの嫉妬だろ、
  と言われると、

  そんな気もしないわけでは
  ありませんが笑)



■とはいえ、やっぱり、

 それらがある、だから幸せ、

 と言えるようには思えません。


 私(鮒谷)としては、

 最低限の衣食住が
 満たされている上で、

 好きなだけ本を読めるくらいには
 時間とお金があり、


 その上で、

 お付き合いして楽しい人との
 出会いや対話がある、

 くらいの状態にいられれば、

 あとは、それ以上、
 お金を使うところもありません。



■強いて、そのためのお金に加えて、

 ある程度、
 お金があったほうがいいな、

 と思うことがあるとすれば


 「将来、何があるか分からないから
  可能な限り最悪の事態を想定して
  備えておきたい」

 という欲求ならざる欲求くらい。



■こうした生活が日常になると、

 実のところ、
 大して生活費もかからないから、


 多少の蓄えを残しておけば
 (蓄えの多寡によりますが)

 数年から十数年、
 場合によっては数十年、

 収入がゼロでも
 (インフレとかを考慮に入れなければ)

 生き延びられるわけであり、
 この安心感は何者にも代えがたい、


 とは思います。



■もし、

 「派手にカネのかかる生活」

 を自分の基準における

 「標準的な生活」

 などという風に
 レベルを上げてしまうと、


 「数年から十数年、
  場合によっては数十年、

  収入がゼロでも
  (インフレとかを考慮に入れなければ)

  生き延びる」

 ための必要貯蓄額が
 激増することとなります。



■こうした方向で頑張ってしまうと、
 稼いでも稼いでも、一向に

 「リタイアするという
  オプションが手に入らない」

 ことになります。


 勘違いしないで頂きたいのですが、
 これは、

 リタイアすることを
 お勧めしている、

 というわけではありません。



■たとえ早期に
 リタイアするつもりはなくとも、


 「リタイアできるオプション(選択)を
  今すぐにでも選び取れる」

 という状態を維持できていれば、


 人生を主体的にコントロールできて
 いる感覚は高まるので、

 幸福度はいやが上にも
 上昇しますよ、


 と言いたいだけの話。



■あれこれ書いてきましたが、
 今日の結論はこういうこと。


 カネのかからない生活で
 幸福感を感じられる人は、

 カネのかかる生活でしか
 幸福感を感じられない人よりも、

 はるかにイージーモードで
 生きられるということ。



■その上さらに、

 前者(カネのかからない生活を
 送っている人)は、

 早期リタイアできる
 オプションを早期に持てる


 (実際に行う必要はなく、
  その選択をいつでも取り得るという
  状態にあるのが重要)

 一方で、


 後者(カネのかかる派手な生活を
 送っている人)は

 早期リタイアのオプションは
 どんどん遠ざかる、


 つまり、

 生きている間に、求める贅沢水準が
 どんどん切り上がっていくから、

 早期リタイアに必要なお金を
 蓄えるのが、

 逃げ水のように、
 どんどん未来に逃げていく、

 こととなるのです。



■こうした構造があるので、

 カネのかからない生活で
 満たされていると感じられる人は、

 それだけで幸せである上に、


 早期に早期リタイアの選択肢を
 手に入れられ、

 ますます自由と安心の感情に満たされ、
 幸福を感じられるようになります。



■反対に、

 カネのかかる生活でしか
 幸福感を感じられない人は、

 早期リタイアの選択肢を得ることを
 求めて頑張って稼いでも、


 その分だけ使うカネも増えるし、
 リタイアの必要額も激増し、


 リタイアのオプションも選べる、
 という状態からどんどん遠ざかり、

 いつまで経っても、経済的な不安から
 逃れることはできません。


 結果として、

 自由も享受できず、
 幸せを味わうかわりに、

 より強い不安と不幸を感じることに
 なるのではないでしょうか。



■カネをかけずに幸せを感じられる、

 そんな世界に
 自らをなじませることができれば、

 人生は思っている以上に
 イージーモードとなる、

 と言えるのではないかと
 思われます。



■人の目を気にするのは
 (厨二病が収まる)中三くらいまで、

 などとまでは
 いうつもりもありませんが、


 とはいえ、

 ある程度の年齢になったら、
 いい加減、

 他者を意識しての見栄や見栄えを競う
 マウンティング合戦などから卒業し、


 他者のことなどどうでもよくなる、

 そんな抑制の効いた(枯れた?)生活を
 過ごされるとよいのでは、

 と思ったり。



■かくいう私(鮒谷)は、

 昨夜、中学時代以来、
 実に数十年ぶりに

 シュトルムの『みずうみ』という
 短編小説を読みました。



■本当に素敵な小説ですので、

 お時間あれば、
 ぜひ読んで頂きたいのですが、

 今日、ここでその内容に
 触れることはいたしません。



■ただ、深夜、都会の喧騒から
 隔絶された静かな空間において、


 コーヒーを飲みながら、
 ゆっくりと極上の文学に触れる、

 (Kindleで100円で買えたので、
  ほとんどカネもかかってないし)

 これぞ最高の贅沢ではないか、


 と、幸せを噛み締めつつ、
 改めて思ったのです。



■カネを使えば幸せになれる、
 などという浅はかな考えは、


 洗脳であり、呪縛であり、

 (確かに資本主義の世を生きる上で
  お金は必要ですので、

  お金のすべてを否定することは
  いたしませんが)


 最低限、衣食住を満たして、

 さらに未来の備えができて
 早期リタイアする選択肢も得られさえすれば、


 なにも競ったように(狂ったように)
 豪勢な生活をしなくとも、

 幸福感を味わい、
 楽しめるのでは、


 そんな風に思われます。



■ただし、

 きれいごとだけをいうつもりも
 ないので一つだけ補足すると、


 理想的には、

 最低限、
 そこまでの状態までは、

 力技を使ってでも

 (ときにワークライフバランスを
  めちゃくちゃに崩してでも)

 できるだけ
 前倒しで到達したいもの、


 ということも、
 またお伝えしたいこと。



■その際、

 ワークライフバランスを
 めちゃくちゃに崩して稼ぎ、殖やしても、

 それ以上に

 「贅沢を求める生活」

 が当たり前になると、


 一見、幸せに近づいているように
 見えつつ、

 幸福は逃げ水のごとくに
 遠ざかっていく、

 ということだけは理解しておいたほうが
 よいかもしれません。


 【今日の参考BGM
  乃木坂46 『逃げ水』】

 https://www.youtube.com/watch?v=nhrXbPlpdQQ

 ※本文とは無関係です




 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■幸せが逃げ水のごとくに逃げていく、    その理由は、    お金がなければ、派手に使わなければ    幸せになれない、    そんな洗脳状態、あるいは呪縛から    逃れられていないから。   ■他者を意識することなく、    最低限の衣食住と、これはと思う、    カネのかからぬ趣味さえあれば、    その状態自体から幸福を感じられるように    なるだろう。   ■加えて、固定費極小で幸せを味わえる    ようになっていれば、    (実際にリタイアしなくても)    早期リタイアに必要な貯蓄も少額で済み、    リタイアの選択肢が    前倒しで手に入れやすくなるので、    二重の意味で自由と安心、安定の喜びを    享受できるようになるのである。   ■いい加減、カネで幸せを買う、他者への    マウンティングで快楽を得ようとする、    そんな子供じみた考えからは    卒業してみてはどうか。

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