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6016号 「はじめにゼニを払う人ありき」これが商売である


■先日、個別コンサルを
 行わせて頂いた鵜木さんより、

 以下のご感想を頂戴いたしました。


 頂いたご感想の内容を踏まえて、
 本文をお届けしますので、

 まずは以下の感想をご一読下さい。


 (ここから)
 ------------------------


 年間プログラムに参加して
 一年以上経つが、

 実は、鮒谷さんと真の1対1で
 対談する事はほとんど無い。

 年プロでは、
 衆人環視の中での1対1。


 今回は、年プロ参加前の、
 個別相談以来の1対1対談であった。

 1対1対談の良いところは、
 本音ベースで、包み隠す事なく、
 周囲に気を使う事なく、

 より具体的に、
 相談ができるところ。


 逆に、鮒谷さんからも、

 本音を、事実を、
 オブラートに包む事なく、

 ズバリ直球で投げ込まれる。


 それを利点とし、
 飛躍の糧にするか、

 または、強烈な一撃となり、
 一発ノックアウトで立ち上がれなくなるか。

 何れにせよ、新たな世界で生きていく
 ためには、避けては通れない道である。


 年プロ参加者からの、

 初回コンサルでの
 厳しいご指摘の噂?に、

 少々ビビリながら、
 当日を迎えた私であった。(笑)


 1.将来のありたい姿


 私の長期ビジョンを「市場価値」の
 観点から客観的に評価頂いた。

 結論は、私が目指している方向に
 「市場価値」、「顧客の需要」は無いとの事。


 これは、私が想定している顧客と
 お付き合いがある鮒谷さんだから
 知っている事実であり、

 会社のシニアセミナー
 (50代を対象に将来キャリアについて
  考えさせるセミナー)

 での情報とは異なるどころか、
 真逆である事に正直驚いた。


 鮒谷さんからの情報は、
 具体的事実に基づいており、

 会社が雇ったセミナー講師とは、
 情報の信頼度が異なる事は言うまでも無い。


 自分の視野が、自分が想定している
 以上に狭くなっており、

 「世間の真実」

 を正しく認知できていない事を
 実感させられた。


 一企業に30年近く勤務し、

 数年前までは、プライベートの付き合いも
 会社関連が中心であった私は、

 この事にすら
 気づいてなかったのだった。


 とは言え、
 将来のありたい姿を諦める訳ではなく、

 「攻め方」、「切り口」を変えるだけ。

 方向を間違えば、
 目標には到達しない。


 スタート地点の微差は、
 距離が進めば進むほど、

 その「微差が大差」となる。


 新たな世界へ飛び込むに当たり、
 脱藩に向けてのスタートに当たり、

 先ずは、

 「自分の思いは一旦捨てる」
 「客サイドから自分を見る」

 ことの重要性を

 「ズバッと」

 ご指摘いただけたのは有り難かった。


2.自分自身も商品である!


 商売をする場合、その商品に魅力が
 ある事はもちろん大切である。


 ただ、それ以上に重要な事がある。

 それは、自分自身の「魅力」。


 信頼できない人、魅力の無い人からは、
 その商品を買わない。

 逆の立場、客の立場に立って考えれば、
 当たり前のことである。


 当たり前の事であるが、

 自分自身の事となれば、
 この当たり前ができていない。

 鮒谷さんのご指摘により、
 この事に気づかせて頂いた。


 自分自身のことは、知らぬうちに
 甘めに評価してしまう。

 都合の良い情報、評価を集め、
 自己評価を正当化してしまう。


 スポーツの様に勝敗が明確である、
 何らかの指標があり数値で判断できる、

 自分の目指す道が、
 そうで無いないならば、注意が必要だ。


 お客さんは、失敗したくないと
 言う気持ちが強い。


 自分が客だったら、

 今の自分の見せ方、見え方で、
 安心してお金を払えるか?


 鮒谷さんからは、この様な視点で、

 「私と言う商品」

 の見直しをご指摘いただいた。


 マルチに何でもできます、
 知っています。

 →何も取り柄のない人に見える。


 ○○○にてライティングを勉強し、
 修了資格を有しています。

 →そもそも○○○って何?
 (知っている人にしか響かない)

 あなたの経歴は?、実績は?、売上げは?

 要は商品としての自分をどう見せるか、
 見せ方の問題。


 どうすれば、
 お客さんが優秀と思えるのか?

 どうすれば、
 お客さんが凄いと思えるのか?

 鮒谷さんからは、その様な観点からの、
 「全取っ替え」を指摘いただいた。


 全てのご指摘は、具体事例が有り、
 わかり易く、納得できることであった。


 年プロにて、思考OSを書き換え、
 行動し始めた私であったが、
 行き詰まり感を感じていた。


 今回のコンサルにて、
 年プロでは言えない様な、

 具体個別の事例を交えての
 アドバイスにより、

 現在抱えている問題の原因と
 解決方法を明示いただいた。

 後は、覚悟を決めて、やるだけである。


 それも、私視点では無く、
 客観的に見た凄い「大量行動」で!

      (エンジニア 鵜木 さま)


 ------------------------
 (ここまで)


 鵜木さん、
 先日はありがとうございました!

 そして長文のご感想も!



■人を見て、話す内容を臨機応変に
 変えていますが、

 鵜木さんとは長いお付き合いと
 なりますので、


 言葉を選びつつ、
 とはいえ、

 決して耳障りの良いとは言い難い話も
 あえてさせて頂きました。

 相応の刺激があったのでは
 ないでしょうか(笑)



■いよいよ離陸に向けての準備を
 進めていかれるということ、

 いつまで経ってもOSの更新だけを、
 というわけにもいきませんし、


 どこかでお客さまと真剣勝負で
 交わる時が必ず訪れるのですから、

 そのとき、お客さまは鵜木さんを
 どのように見られるのか、


 について、
 オブラートに包むことなく、

 率直に思うところを
 申し上げた次第です。



■これを契機に、これまでに
 考えてこられた事業プランを

 「全取っ替え」

 して頂ければと思います。

 その繰り返しの末に、明るい展望が
 開けてくるに違いありません。


 全取っ替え、を幾度も繰り返す中で
 事業プランの強靭化が進むのです。

 次回もよろしくお願いいたします!



■、、、さて。


 ここまでは頂戴したご感想への
 コメントを書いてきましたが、

 ここからはメルマガ読者さんに
 向けて書いてまいります。



■鵜木さんが上記の感想に
 記して下さったことは

 (私も含めて)

 ビジネスに携わる者であれば、
 必ず気をつけなければならぬ点、

 と言って良いでしょう。



■具体的には、

 「自分の思いは一旦捨てる」
 「客サイドから自分を見る」

 というところや、


 「自分自身のことは、知らぬうちに
  甘めに評価してしまう。

  都合の良い情報、評価を集め、
  自己評価を正当化してしまう」

 といった箇所。



■以下は鵜木さんに限定して
 言っているのではなく、

 仕事をしているすべての人、

 さらには自らに対しても、
 自戒を込めて、

 伝えたいことなのですが、


 顧客から求められてもいない能力を
 追求し、高めていこうとする態度は、

 「自己中心、自己満足、趣味、道楽、
  勘違い、思考の不足、思索の放棄」

 と紙一重です。



■これまでに培ってきた知識や経験を
 渡すのが仕事、

 自分の得意なことをやるのが
 仕事、

 自分の好きなことを
 顧客に提供するのが仕事、


 これらはある一面においては
 確かにそうなのですが、

 その考えにどっぷりと
 浸かってしまうのも考えもの。



■なぜなら、お客さまは

 「自分が欲しいものを
  手に入れるためにカネを払う」

 だけであって、


 「必ずしも、あなたや私(鮒谷)の、

  過去の経験を欲っしているわけでも
  得意なことをやらせるためでも、

  ましてや、

  好きなことをやらせるために
  仕事を発注しているわけでもない」

 のです。



■もちろん、結果として、

 お客さまが求めるものと
 それらのものが合致する、

 ということもあるわけですが
 (その場合にビジネスが成立する)、


 お客が全く不要なものを、

 自分が知っているから、
 経験してきたから、

 という、ただそれだけの理由で
 押し付けたり、


 ましてや、

 「好きを仕事に!」

 なんていいながら、


 自分が好きなことだからといって、
 顧客が求めてもいないものを、

 強引に売り込もうとしても、

 そりゃ、物は売れないよね、
 カネを払ってもらえないよね、

 ということを理解すべきです。



■仕事として受注し、

 お金をもらうために
 請求書を発行したいのであれば、


 顧客が求めている能力や
 成果物を理解した上で、

 その要求に応えられる価値を
 提供することだけを考えるべき。



■できることならば、

 提供できる価値に希少性があり、
 かつ、代替が困難、


 理想的には、

 代替不可能な価値を提供し、

 かつ、それが自分の好きで好きで
 たまらないこと、

 であれば最高です。



■私(鮒谷)であれば、
 一つの例として

 「ご機嫌に生きられる
  人生物語の編み方」

 を提供することを通した
 価値提供を目指してきました。



■いい悪いではなく、
 私たち人間は、

 社会的動物であり、それゆえ
 一人で生きていくことはできません。


 また、資本主義下の世界に
 生きている限り、

 人生や生活とお金を切り離して
 考えることは不可能です。

 (きれいごとだけでは
  私たちは生きてはいけません)



■そんな環境において、

 私たちが他者と良好な関係を築き、
 生計を成り立たせつつ、

 機嫌良く生きていくための
 環境づくりの物語を提示し、


 さらに、

 日記(時々刻々の記)から、
 人生を通した大きな物語を創作し、

 その過程においてQOL(人生や生活の質)
 をいかにして向上させていくか、

 の具体的な方法論をお伝えする、


 これが私(鮒谷)の提供してきた
 価値(の一つ)だと理解しています。



■この価値を提供するために、

 まず自らが長年に渡って
 折れることなく、

 継続して行ってきたことですから
 説得力があり、代替不可能、

 控えめに言っても
 模倣困難、


 そんな世界に到達し、
 その世界から価値を提供している、

 と考えているのです。



■しかも幸いなことに、

 それは私(鮒谷)にとっての
 趣味であり、道楽であり、好きなこと。


 ただし、あくまで結果論であって、

 (趣味を貫いたら
  仕事になったのではなく)


 顧客の求める価値を提供すること
 (=仕事)を、

 時間をかけつつ
 趣味の側に寄せていった、

 という順序です。


 だからうまくいったのです。



■ここまでの話は、

 「私(鮒谷)がやりたいことと、
  求められることが両立できた」

 というものですが、


 肝心のお客さまが求めて下さらなければ
 ビジネスとしては成立しない、

 (単なる個人の趣味や道楽に
  成り果ててしまう、
  それでは食えない)

 ということは、
 本当につねに意識してきました。



■やりたいことを極めてきたのに、

 好きで好きでたまらないことを
 やっているのに、

 なぜかお客さんに
 買ってもらえないんです、


 という嘆きをよく聞きますが、
 それは当たり前。



■何度でも繰り返しますが、

 お客さんがカネを払ってでも欲しい、
 と思わないものであれば、

 いくら自分が没頭、没入してきた
 ものであっても、

 いらんものはいらん、

 ということで、
 誰も買ってはくれません。



■たしかに

 「好きを仕事に」

 という言葉は耳障りがいいし、
 いうのも簡単、


 いかにも、人が惹きつけられる
 コンセプトでもありますね。

 しかしそれを現実化させるのは大変、
 ということです。



■そんな世界に出られれば、

 充足感や幸福感を感じられるのは
 当然です。


 そして私(鮒谷)は、まさに

 「好きを仕事に」

 して毎日を生きています。


 しかしそこに至るまでには

 膨大な試行錯誤と
 紆余曲折がありました。



■それくらい大変です。

 安易な考えで、数週間、数ヶ月で
 そんな世界に出られる、

 なんて、けっして思わない方が
 いいでしょう。


 その程度の甘い考えで

 「好きを仕事に」

 を目指しても、叶わず、
 すぐに折れてしまうだけ。



■簡単にその世界に出られるのなら
 いいのですが、

 残念ながら、現実は、

 そういったことを提唱する人や
 企業だけが儲かる

 「優しくない世界」

 なのです。



■こうした構造を理解し、
 その上でなお

 「好きを仕事にする世界を
  追求してみられては」

 と私(鮒谷)は思っています。


 ただ、同じ

 「好きを仕事に」

 の言葉にも、
 ここまでに記してきたような、

 浅い意味と深い意味の二つがある、

 ということは
 知っておくべきです。



■私(鮒谷)は、この言葉を、

 後者の意味(つまり深い意味)で
 お渡しできる存在になりたい、

 と思ってきたし、


 時間をかけてその道を着実に歩んできた、
 そんな確信や手応えを持っているし、

 それが実現できれば
 趣味が仕事になると考えて、

 毎日を過ごしてきたつもりです。



■こうした地道な蓄積や思索なくして、

 安易に趣味や、やりたいことを
 仕事にしようとして、


 自分が売りたいものを売りたいな、
 と思ったところで、

 肝心の求める人がいないのなら、
 遠からず破綻するのは、

 目に見えています。



■仕事とは、あくまで

 「はじめにゼニを払う人ありき」

 の話なのです。


 ここを履き違えて、

 自分の都合や欲求、勝手な解釈から
 スタートすると、そもそもが

 「第一ボタンから留め間違っている」

 ことになるので、

 後になるほど
 おかしなこととなるわけです。



■特に起業予備軍や起業直後の方が
 陥りがちな点について、

 今日は少し厳し目に
 書いてみました。




 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■自分のことは自分には分からないもの。   ■自分可愛さのあまり、自分が好きで、    しかし誰も求めてはいないものを、    皆が求めているものだと壮大な勘違いを    して、ずっこける、    そんな起業家(予備軍)が少なくない。   ■そうならぬよう、つねに「ゼニを払う人」    から見ると自分はどのように見えるのか、    幽体離脱し、俯瞰的な立ち位置から    自分のやっていることを観察すると良い。   ■ただ、それはなかなかに難しいからこそ、    他者に自分の勘違いを指摘してもらう、    そんな機会を意図的に設けることで    ボタンの掛け違いを未然に防ぐべき。

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