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5999号 ウンコの上にウンコした、阿鼻叫喚の暗黒時代


■学生時代、
 留年して仕送りを止められ、

 「三畳一間18000円」

 の部屋に住んでいたことがあります。



■高田馬場駅から徒歩5、6分、

 早稲田大学にも10分くらいの
 好立地ではありましたが、

 いかんせん戦後すぐに建てられた、
 バラックに毛の生えたような、

 「○○荘」

 と名付けられた、ボロボロの建物。



■大家さんは80歳から90歳手前くらいの、
 一人暮らしのお爺さん。

 耳が遠く、日がな一日、
 大音量でテレビを見ているので、

 外から声をかけても
 決して気づいてはもらえません。



■したがって家の中まで
 勝手に入っていっては、

 テレビを見ているお爺さんの肩を
 後ろからトントン叩き、

 振り向いたタイミングで封筒に入れた
 家賃を毎月、手渡しておりました。



■安普請で、空調設備は当然なし。

 窓はきちんと閉まらず、
 隙間が空いているので冬は激寒い。


 梅雨の季節は湿気もひどく、
 しばらく家をあけて帰ってきたら、

 部屋の片隅にキノコ(?)みたい
 なのが生えており、

 ギョッとしたこともありました。



■全部で6部屋あったのですが、

 人の気配を感じるやビクッと体を震わせ、
 風の如く、自分の部屋に舞い戻る、

 犯罪者なのか、
 借金取りからの逃亡者なのか、

 といった風に推察される人も
 居住していました。



■部屋の内鍵は、

 昔々の家のトイレにあったような、

 丸い輪っかの真ん中に引っ掛けるタイプの
 金具(あおり止めというそうですね)、

 と同種のそれ。


 反対に、

 外出時には、
 南京錠(!)に鍵をかけて、

 で、戸締まりを行っていました。



■とはいっても、

 そもそもが薄っすい、薄っすい、
 ベニヤ板で作られた扉なので、

 不在時に蹴り破られたら
 一発でアウト。

 貴重品などないからいいようなものの、
 防犯もへったくれもありません。



■もちろん風呂なし共同便所で、

 便所は誰も掃除しないので
 激しく汚れておりました。


 流れずに詰まったウンコの上に、
 ウンコをし、

 さらにその上に誰かが
 ウンコをかぶせてきて、

 ついには便器から溢れ出し、


 やがて、

 ウンコを踏むことなく
 ウンコをするのが困難という、

 阿鼻叫喚地獄さながらの
 地獄絵図。


 当然のことながら、異様な臭気が
 24時間、充満しておりました。



■調理する器具や設備なども
 あるはずがなく、

 タイル張りの小さな小さな
 共同の流しが一つあるだけ。


 しかも蛇口から出る水は
 つねに黄土色。

 洗濯機も当然なし。
 あるわけない。



■そんなわけで、

 風呂は数日に一度、高田馬場駅近くの
 栄通りの銭湯に。

 その際、大量に溜め込んだ洗濯物を
 併設のコインランドリーで洗濯。



■あるときには夜遅く、

 私の汚れたパンツや靴下を
 パンパンに詰め込んだ黒のゴミ袋を、

 サンタクロースよろしく、担いで
 栄通りを歩いていたところ、


 泥酔した凶暴なオッサン2人組に絡まれ、
 激しく飛び蹴りされて栄通り騒然、

 「これはいかん!このままだと
  何をされるか分からない」

 と、


 大勢の野次馬が見守る中、

 私の使用済みパンツが満載された
 ゴミ袋をその場に放り捨てて、

 ほうほうの体で遁走したことも
 今となっては懐かしい思い出です。



■今から考えると

 (控えめに言っても)

 普通の人間が住むような
 環境ではありませんでした。



■そして実は、


 この時期よりもさらに後に、

 いまだメルマガにも
 書いたことがない、

 そしていつかは
 告白しようと思っている、

 このとき以上に激しい
 サバイバル時代が訪れるのですが、


 これ以上書くと、
 引かれる可能性が高くなるので、

 今日のところはこれくらいに
 しておきます。



■人生のある時期において、
 そんな二度ほど経験があったので、

 今はどんな環境に身を置いていても

 「ありがたい」

 の一言しかありません。



■安上がりに幸福感を感じたければ、
 極貧生活を一度味わうと良いですよ。

 無理にカネを使って
 贅沢しなくたって、

 どんな環境にあっても貧乏時代のことを
 思い出せば感謝できるから。



■現在、私(鮒谷)が大した物欲もなく、

 華々しくカネを使わずとも
 幸せに生きていられるのは、

 あの頃の住環境と、


 生活費を稼ぐために、

 あらゆる種類の過酷な肉体労働を
 経験した影響が、

 間違いなくあります。



■あるいは、

 上に記したような生々しい話は
 実体験がないと決して語れないし、

 こんなことを語れる人は
 そうそういないと思うので、


 今となっては

 「希少性の高いネタ」

 をゲットできたので、
 これまたありがたい。



■また

 「貧は世界の福の神」

 という諺がありますが、

 貧乏は克己奮励努力の源にも
 なり得ますし、


 「必要は発明の母」

 ではありませんが、
 カネに対する健全な執着が生まれ、

 稼ぐための創意工夫も
 湧いてくるものです。



■ですから今、

 貧乏で苦しんでいる人は
 その環境を喜ぶと良いですよ。


 ふざけんな、
 今にみていろ、
 いつかはカネに不自由ないように、

 といった強烈な思いが、

 鋼のごとくに
 鍛え上げられますからね。



■ハングリー精神は、

 悲惨な貧乏暮らしの中でのみ、
 醸成されるもの。


 ですから、

 銀のスプーンを咥えて生まれ落ち、

 さらに、ある年齢に至るまで
 金銭的に何の苦労もなく、

 順風満帆に生きてきた人よりも、


 貧乏経験のある人は、

 遥かに大きな宝物を
 心の内に持っている、

 と言って過言ではありません。

 ルサンチマン万歳。



■貧乏暮らしの経験だけは、

 カネを出して買えるものでは
 ありませんからね。

 (カネがあったら、自ら好んで
  貧乏暮らしすることなどありません)


 そんなわけで今日のメルマガは、

 まさに今、貧乏暮らしをしている人に
 向けてのエールを送るつもりで、

 お届けいたしました。

 (カネに困ったことのない人は
  今日の内容はスルーして下さい)



■何ごとも

 「比較相対」

 と

 「解釈」

 ですよ。



■極貧時代の経験があれば、

 今、多少貧しくてすら
 その当時と比べれば喜べるし、

 幸福も感じやすくなり(比較相対)、


 その上さらに、

 カネを出しても手に入れられない、
 ハングリー精神も涵養される、

 というメリットまで
 得られるので(解釈)、


 今、あるいは過去に貧乏経験を
 持つ人は、

 貨幣価値に置き換えられない
 とてつもない財産を持っている、

 と考えられると良いでしょう。



■そして実際にそうなのです。


 私(鮒谷)は心の底から、
 カネのない時代を経験してよかった、

 カネのない時代を経験したことの
 ない人は可哀想、


 と思っています。




 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■「貧は世界の福の神」という諺がある    けれども、本当にそうなのである。   ■極貧レベルの生活水準を経験すると、    平均レベルに上がっただけでも喜べる。   ■幸福を感じるセンサーが、ちょっとした    ことで反応するようになるので、    大したカネを使わずとも、顕示的消費に    うつつを抜かしたりせずとも、    小さな小さなことで幸せになれるのだ。   ■今まさに、貧乏暮らし経験を味わっている    人はそのように考えるとよいだろう。    それは決して気休めや慰めではなく、    本当に    「比較相対と解釈の力」    を活用することで、将来、幸福になれる    可能性が大幅に高まるからである。

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