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5986号 薬物に頼ることなく、快感に溺れ続けるための方法とは


■昨日のメルマガで

 「書けないことは話せない」

 と記しました。


 その内容と完全に矛盾するように
 聞こえるかもしれませんが、

 今日のメルマガでは

 「書けないことでも
  話せることがある」

 そんなテーマでお届けいたします。



■「書けないことでも
  話せることがある」

 とは、


 話しているうちに、自身の話に
 触発されて化学反応が生じ、

 自分でも思ってもみなかったような

 (=それまで書こうと思っても
   書けなかったような)

 言葉が自身の口を通して
 紡ぎ出されることがある、

 ということ。



■日常的に起こる現象では
 ありませんが、


 事前に完璧に準備し、
 作り込んだ話「ではなく」、

 (良い意味で)

 行き当たりばったりの
 放談要素のある、

 講演やセミナー等を
 行ったことのある人ならば皆、

 一度や二度、
 あるいは何度も、

 そんな経験をお持ちなのでは
 ないでしょうか。



■こうした状態を

 「降りてくる」

 という風に表すこともありますが、
 まさに

 「降りてくる」

 としか言いようのない感覚。



■私(鮒谷)は、

 この感覚を味わうために
 人前で話をする際、

 多くの場合、事前準備は
 ほどほどに止めておきます。



■こうして

 「(出たとこ勝負の)放談会」

 的な形式で
 話すことにこだわるのは、

 まさにこの感覚を再現性高く
 味わいたいがためであり、


 その状態に入ることさえできれば
 それはそのまま、

 お聴き下さる方に対して、
 最高の話を届けられる、


 という風にも考えているからです。


 (後述の通り、決して
  手を抜くためではありません)



■私(鮒谷)の経験からいうと、

 事前に話の準備をし、
 作り込めば作り込むほど

 「降りてくる」

 感覚からは遠ざかり


 「準備した話をなぞる」
 「読み上げる」

 という形になるものです。



■それは、

 話をしている側にとっても
 聞いている側にとっても

 「予定調和」

 な感じが否めなくなり、
 場の緊張感が失われます。



■今からプロジェクターに映し出す
 資料がまるまる、

 手元に配布されていると
 聴衆が理解したら、最初から

 「緊張感ゼロ」

 で始まるし、
 講師も同じく

 「緊張感は限りなくゼロ」

 の状態で話をすることとなります。



■緊張感がないところに、
 脳のフル回転は起こり得ません。


 手ぶらで、
 頼れるものは自分の頭のみ、

 さらに、

 資料がないから話者の顔を
 見るしかなく、

 (つまらない話をしたら、
  あからさまに態度で示してやろう)

 そんな厳しい視線と雰囲気を示す
 聴衆からのプレッシャーにさらされ、


 脳に限界以上の負荷をかけることに
 よってのみ、

 話す側は能力以上のものが
 引き出されるのではないでしょうか。



■こうして、その場にリアルに立ち会う
 聴衆もまた、

 無意識に緊張感を
 共有することとなり、


 ここでミラクルな話が生まれたとき、
 話された内容とともに

 「空気感」

 が両者間で共有され、大きく感情が
 揺さぶられることとなるのです。



■ここにおいて、

 聴衆にとっての、その時空は

 「単なる知識のインプットの場」

 から

 「体験を通して、
  身体感覚を伴う学習の機会」

 へと跳躍するのです。



■こうした場を作り出すためには、

 一定程度以上の準備は

 「あえて行わない」

 ことによって、

 人前に立つ際の緊張感を
 ゼロ、あるいは極小化しないこと。



■とはいえ、

 緊張し過ぎないように
 一定までの準備は必要です。


 このあたりのバランス、塩梅は
 量稽古を重ねなければつかめない、

 それこそ身体感覚を伴う
 専門スキル、


 といえるようにも思われます。



■こうして自身の精神状態を
 上手にマネジメントしつつ

 「高すぎず、低すぎず、
  の程良い緊張感」

 が残るよう、

 本番当日に向けて、話者は
 精神状態を調整していくのです。



■これがうまくハマると

 「フロー状態」

 あるいは

 「ゾーンに入る」

 といった、


 自分であって自分でない、
 そんな

 「何者かに憑かれたような状態」

 がもたらされることとなります。



■この状態に入ったとき、


 自分の口から湧き出る話を
 耳が聴いて、

 その話に感動し、震え、触発され、
 新たな言葉が紡ぎ出される、


 という不思議な現象が生まれます。



■こうした、

 感動し、震え、触発され、
 新たな言葉が紡ぎ出される、

 の繰り返しが
 幾度も連続して行われ、


 最終的に、

 十数分、ないし、長いときには
 数十分から数時間、

 という話をし終わったとき、


 1、それまで届かなかった
   概念や思考に到達できた達成感

 と

 2、二度とこの話は再現できない、
   そんな話を行いきった高揚感、


 に満たされることと
 なるでしょう。



■ただし、あくまでそれは
 昨日も記した通り、

 常日頃から当該テーマについて
 考え続け、書き続け、


 既にある程度以上の水準
 (思考の飽和状態)に達している、

 そんな土壌あっての上でのこと。



■ですから、

 私(鮒谷)は年間プログラムや
 各種放談会を行う際には、

 そこが本番だと捉え、
 その日程に向けて照準を合わせ、


 それまでの日々は、

 本番に向けての準備のつもりで
 ひたすら思索を重ね、

 日記やメルマガを
 書き続けるわけです。



■こうした日頃からの
 思索の土壌の上に、

 当日、本番を迎えての
 緊張感が加わってはじめて、

 能力以上のコンテンツを
 お届けできる可能性が高まります。



■こうして、うまく
 求める状態に突入できたときには、

 自分が自分の語っている言葉に
 対して心から震え、

 その言葉と震えが、さらなる
 未知の言葉を紡ぎ出すこととなります。



■一旦、流れに入ったら、
 決して途切れさせないよう、

 慎重に話し続けて、
 十数分、数十分、

 場合によっては数時間に及ぶ話を
 大団円で完結させられたとき、

 途方もない量の脳内麻薬が分泌され、
 恍惚状態に至ります。



■本番当日、

 なんとかこの状態に入ろうと
 せんがために、

 毎日、行動し、考え、記し、
 多くの人と対話し続けている、

 といっても過言ではありません。


 そして、その世界に至るためには
 わざわざ、

 酒やタバコやハーブや麻薬等の薬物の
 助けを借りる必要もありません。



■日頃から考え続け、書き続け、
 その上で、

 一定の緊張感が生じる場所に
 必要以上の準備をせずに臨む、


 これによって、

 「脳内麻薬ドバドバ分泌
  &恍惚の世界」

 に入ることができる可能性が
 高まることでしょう。



■さて、昨日のメルマガでは

 「書けないことは話せない」

 と記しましたが、


 もちろんそれは大前提でありますが、
 その上で一定の条件を揃えられれば、

 (ある程度の確率で)

 「書けなかったことが
  話せるようになる」

 そんなことが起こり得るということを
 お伝えするために、

 本日のメルマガを
 認(したた)めました。



■そう考えると私(鮒谷)は、


 恍惚状態からもたらされる
 コンテンツを、

 人生の中でいかに量産しつつ、
 恍惚状態の毎日を過ごしていけるか、

 の挑戦を日々、行い続けている、


 言葉を換えれば、

 「薬物を用いず、健康的に、
  再現性高く、恍惚世界に出る方法」

 を探求している、


 ということに
 なるのかもしれません。




 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■一般に「書けないことは話せない」もので    あるが、    例外的に、二つの条件を揃えられると    「書けないことが話せる」ようになる。   ■二つの条件とは、日々、あるテーマに    ついて考え続け、学び続け、対話し続け、    当該分野における思索を    飽和状態にキープしておくこと、    ならびに、    一定の緊張感(あるレベル以上でも、    以下でもない、ほどよい緊張感)を    感じるために    「(完璧ではなく)ほどほどの準備」    をして人前に立つ、というニ条件。   ■うまく両者が融合され、    脳内で化学反応が生じると、    話をしている自身が驚き、震えるような    深い感動をもたらす話がもたらされる。   ■それは「降りてくる」としかいいようの    ない恍惚体験なのである。   ■この体験をすれば薬物などに頼る必要なく    脳と全身が快感に満たされる。

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