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5979号 「すでに起こった未来」にこそ意識を向けよ


■ドラッカーの著作に

 『すでに起こった未来
  - 変化を読む眼』

 という書籍があります。


 <単行本版>

 <キンドル版>



■一昨日から、

 元マイクロソフト社長、成毛眞さんの
 Facebook投稿を引用し、

 日本の未来について
 言及してきましたが、


 まさに日本の未来は、人口動態を
 はじめとする動かせない要因によって、

 ある程度のところまで
 規定されているわけであり、

 そういう意味で、

 「すでに起こった未来」

 と言えるでしょう。



■以下、参考までに
 ドラッカーの言葉を。


 (ここから)
 ------------------------


 政治、社会、経済、企業の
 いずれにせよ、

 およそ人間に関わることについては、
 未来を予想してもあまり意味がない。


 だが、すでに起こり、
 後戻りのないことであって、

 一〇年後、二〇年後に影響をもたらす
 ことについて知ることには重大な意味がある。

 しかもそのようなすでに起こった未来を
 明らかにし備えることは可能である


  ※『P.F.ドラッカー経営論集』より


 ------------------------


 人口、年齢、雇用、教育、所得など
 人口構造にかかわる変化ほど
 明白なものはない。

 見誤りようがない。予測が容易である。
 リードタイムまで明らかである。


  ※『イノベーションと起業家精神』より


 ------------------------
 (ここまで)



■幸いなことに
 (といっていいのでしょう)

 私(鮒谷)は
 一昨日も記したとおり、


 日経新聞の1997年元旦からの
 長期連載

 『2020年からの警鐘』

 を熟読し、


 本当にこのような状況に
 なるのかどうかはわからないけれども、

 23年後、もし本当に、ここで記されて
 いるような世界になるのなら、

 一刻の猶予も許されぬ、
 居ても立っても居られない、


 という気持ちになりました。



■この連載の始まる少し前、


 95年、96年には阪神大震災、
 地下鉄サリン事件、
 O157による集団食中毒や、

 住宅金融専門会社(住専)や
 兵庫銀行、木津信用組合など、

 多数の金融機関の破綻があり、


 年が明けて97年には、山一證券や
 北海道拓殖銀行の破綻ということで、

 急激に世の中が不安定になって
 きたことが実感されるようになり、

 そんな中で、
 連載が開始されたということもあり、

 食い入るように読んだものでした。



■こうして、

 「すでに起こった未来」

 としての、

 将来の(必ずしも明るくない)像を
 イメージするようになりました。



■もしこの予測通りに
 ならなかったとしても、

 ここで描かれている方向性、

 すなわち、構造改革が進まなければ
 どんどん日本は衰滅していく、

 というイメージがはっきりと
 頭の中に焼き付けられたとき、


 「できる、できないではなく、
  何が起きても絶対に生き残る」

 という決断を行うことと
 なったのです。



■昨年末、


 <5947号 金と時間をドブに捨てずに済む方法>

 というメルマガを
 配信しましたが、

 ここで記したことを一言でいうと、


 「覚悟を決めた人は
  結果を出すし、

  腰の据わらぬ人は、
  どれだけお勉強を重ねても、

  行動しないから
  成果を残すことはない」


 というものでした。



■私(鮒谷)は、
 1997年のお正月まで、

 覚悟が決まらず、
 腰も据わらぬ、

 ただ漫然と「お勉強」を
 繰り返してきた人間でしたが、


 このあたりのタイミングで
 ついに

 「本気を出す」

 と決断し、

 起業準備を開始することと
 なったのです。



■そこから、

 足りないものだらけであった
 能力や知識を、

 一つ、また一つと時間をかけて
 身につけていくうちに、


 気づいたら、
 あっという間に23年が経過し

 『2020年からの警鐘』

 に描かれていた2020年が
 ついに訪れました。



■当時、自身が目指した姿と比べて
 現状がどうかというと、

 幾周りも小さな存在にしか
 なれていないのが、

 口惜しいところではありますが、


 しかしながら、そのときに
 自身の未来の姿を決めなければ、

 この程度の自分にすら
 なれていなかったであろうことは、

 間違いありません。



■将来の像が明確にイメージされ、

 かつ、現状から
 程遠いものであればあるほど、


 成り行き任せでいてはその姿に
 近づけないことが分かるので、

 どうすればその状態に
 近づけるだろうかと、

 一歩、また一歩と
 行動を起こすようになります。


 その行動が自分自身を
 高めてくれることとなるのです。



■こうして、

 私(鮒谷)は23年間かけて
 自身を作り変えてきましたが、


 これからは

 「2040年からの警鐘」、

 あるいは

 「2050年からの警鐘」

 的な情報を様々な文献に当たったり、

 将来を予測することに長けていると
 思われる人たちの言に耳を傾け、


 改めて

 「すでに起こった未来」

 を探ろうとしているところです。



■そのイメージが固まれば固まるほど、

 そのとき自分がどんな姿に
 なっていたいかも、

 より明瞭になっていくに
 違いありません。



■一例を挙げると、私(鮒谷)は、

 これまで以上に、世の中は、

 組織から個人の方向性に
 影響力や力が移行していく、

 そのトレンドはもはや
 覆らないという前提で

 「すでに起こった未来」

 を見ています。



■その上で、

 自身の人生をこれからの時代に
 最適化させるためには、

 何を心がけ、何を行っていくべきか
 についての仮説を立て、


 さらに、仮説に基づいた
 実証実験の結果を、

 逐一、言語化しては記録に
 残しているわけです。



■もとより、こうした営みは、

 時間の経過とともに
 より価値が逓増するものであろう、

 という考えに
 基づいてのことであります。



■この読みが当たれば、

 イメージしていた姿に近づくし、
 外れれば遠ざかるのですが、


 こうした予測を立て、仮説検証を
 高速で繰り返すことによって

 成り行き任せの自分よりも
 圧倒的に速い速度で、

 自身を変革させられると
 確信しています。



■長々と書いてきましたが、
 今日の話をまとめると、まず、

 未来に対して関心を持たなければ
 (見て見ぬ振りをしていては)

 適切な将来設計を
 行うことができず、


 結果として成り行き任せの人生に
 なってしまうので、

 将来に対してつねに関心を
 持たなければならないこと。



■次に、

 来たるべき将来において、
 自分がどんな状態にあると居心地が良いか、

 QOL(人生や生活の質)が高まるか、

 といった明確なイメージを
 確立すべきであること、

 です。



■そんなわけで


 「すでに起こった未来を
  意識することなく、

  満足のいく人生設計を行うことなど、
  不可能ではないか」


 ということが
 今日の結論になろうかと思います。


 今日の話が、あなたの人生の
 お役に立てるようであれば幸いです。




 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■やがて到来する未来に目を向け、    自分自身のあるべき姿や、なりたい像を    明瞭にイメージすることこそが、    自分を高め、よりよい人生とするための    第一歩といえるのではないか。   ■自らが設定した、    あるべき姿に近づこうとするならば、    成り行きに任せて過ごしたりなど    していられない。   ■「すでに起こった未来」に関心を持ち、    将来を想像することによってのみ、    適切な将来設計が可能となるのである。

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