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5977号 早ければ5年後(のち)には地獄絵図


■先日、元マイクロソフト社長の
 成毛さんが、

 フェイスブックに以下のような
 記事を投稿されていました。


 (ここから)
 ---------------------


 アラフィフの人たちと話をしていて、

 老後2000万円問題をどう考えるかと
 いう話題になった。


 実感がないらしい。

 ご自身もお子さんもとんでもないことに
 なることに気づいてないらしい。

 地獄が待っているかもしれないのだ。


 2040年、アラフィフは
 アラ70歳で確定。

 いま15歳のお子さんは
 35歳になっていると仮定しよう。

 その時の日本の総人口は
 良くて1億1千万人。


 1.5人の現役世代が1.0人の
 高齢世代を支えることになる。

 これは人口統計で確定している未来だ。

 とてつもない社会保障費と医療費が
 必要になるのだ。

 現在の社会保障費は33兆円だ。
 20年後に倍増してもおかしくはない。


 (中略)


 現在のアラフィフが1億円もっていても
 まともな介護を受けるのは困難かもしれない。

 ただでさえいまでも人手不足だ。

 介護施設にはいまの何倍もの
 高齢者が殺到する。


 20年後、経済発展した東南アジアから
 介護士が来るのだろうか。

 なにしろ彼らは年率5%でこれからの
 20年間複利で成長する可能性が高いのだ。

 かれらにとって
 出稼ぎの必要などなくなるし、

 皮肉にも日本は移民問題の心配も
 いらなくなる。


 この状態で2000万円あれば
 大丈夫だって?

 お子さんに頼るにしてもかれらもまた
 青息吐息かもしれないのだ。

 ご存知の通り基本的に
 ボクは悲観主義者ではない。

 いつも楽観でいたい。

 しかし、この件だけは別だ。
 必ず到来する未来だ。


 未来にたいする社会不安は
 ある年を境にして増大するであろう。

 おそらく5年後。

 いくらんなんでもこの事態に
 ちゃんと気づく連中が増えてくるからだ。

 結果的にその年を境に
 粗暴犯罪が増えてくるかもしれない。


 (中略)


 とはいえテクノロジーが未来問題を
 解決してくれることを期待できない。

 国というマクロでみたときには
 テクノロジーの恩恵を受けるひとは
 一握りなのだ。

 それもいまも厳然たる事実である。


 一般人はテクノロジーの顧客、
 テクノロジーを司る人々にとっての

 「肥やし」

 でしかない。

 (後略)


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 (ここまで ※改行筆者)



■内容自体はご覧の通りですね。


 私(鮒谷)も言葉を
 選びながらではありますが、

 こうした話はメルマガの中で、
 過去幾度も、記してきました。



■ただ、こうした話は
 慎重に書かないと、

 いたずらに不安を煽るなとか、
 恐怖をかき立てるな、

 と叱責されるので、

 相当マイルドな形にして
 お伝えしてきたつもりではあります。



■一方、

 年間プログラムや
 個別コンサル、

 ある種の放談会等においては、
 遠慮する必要がないので、


 成毛さんが書かれているのと
 同じくらいのトーンで、

 着実に地獄絵図に向かって
 行進していることを前提として、

 世界を理解し、行動したほうが
 良いように

 (個人的には)

 思っているし、そのための準備も
 怠りなくしているつもりです、

 という話もしてきました。



■長らくメルマガを
 お読みくださっている方は、

 私(鮒谷)が本気になって
 それまでの人生を反省し、

 本気になって行動し始めた
 きっかけの一つに、


 1997年の元旦から
 日経新聞で連載された

 『2020年からの警鐘』

 という特集記事であったことを
 ご存知のことと思います。



■この本については
 これまで何度も語ってきたので、

 ここで詳述はしませんが、
 要は

 「23年後の日本は、こんな感じに
  なっているのではないでしょうか」

 と、


 金融、経営、司法、自治、教育、税、
 雇用、人口減などの問題を切り口とし、

 うまく機能しなくなりつつある
 システムを先送りせずに、

 抜本的に今、解決しなければ、
 未来、大変なことになりますよ、

 そんな論調であったと記憶しています。



■あれから23年が経過し、

 実際にその特集で記されていた通り、
 日本は衰退の一途を辿りました。


 いくら正しいと思われる主張が
 なされていても、

 皆、総論賛成、各論反対で、

 いったん既得権を掴んだ人は
 手放すことはありませんから、


 行き着くところまで行き着き、
 地獄の釜の底を見て、

 ガラガラポンされるところまで
 いかないと改善には向かわないだろう、


 そんな見立てをしていることも
 過去のメルマガで

 (言葉を慎重に選びながら)

 何度か記したことも
 記憶しています。



■まあ、でも、いよいよ、

 オリンピック終わるころから
 一気に急降下する、

 かもしれませんね。

 そんな気がいたします。



■成毛さんは

 ---------------------

 未来にたいする社会不安は
 ある年を境にして増大するであろう。

 おそらく5年後。

 いくらんなんでもこの事態に
 ちゃんと気づく連中が増えてくるからだ。

 結果的にその年を境に
 粗暴犯罪が増えてくるかもしれない。

 ---------------------

 と言われていますが、


 たとえば5年後をメドに

 「そんな状況になってしまった
  日本」

 を想定して、

 今からの約1,800日、本気になって
 生きてもよいのではないでしょうか。



■夢を叶える、目標を達成する、
 という話も素晴らしいですが、

 それにはまず最低限の生活基盤を
 成り立たせていてこその、

 夢の実現、目標の達成であって、


 生活の基盤自体が
 崩壊しかけているわけだから、

 もっと命がけで、
 本気で取り組むべきではないか、


 と、少なくとも私(鮒谷)は
 思ってきたし、書いてきたし、

 本当にそのように思ってきました。



■それゆえ、己が生存するために、

 ある時期は睡眠時間を削り、
 完全にプライベートを犠牲にしてまで、

 未来の生活基盤を確立するために
 全力を尽くしてきました。


 ※公には言いにくいことではありますが、
  成毛さんも書かれている通り、

  ぶっちゃけ、将来のある時点において、
  手元に2000万くらいあったところで、

  全く足りるはずがないだろう、
  と思っています。


  1億あっても怪しい、
  と言われているのも、

  まったくおなじ認識です。


  そんな未来予想図を素直に認めて、
  年金など一切、当てにせず、

  稼ぐなり殖やすなりの算段を
  立てなければならないと思って、

  私(鮒谷)も
  長らく仕事をしてきました。



■爾来、二十数年、

 それなりに態勢が整ってきたとは
 思いますが、

 今なお、不安で、恐ろしくて、
 たまらないのです。

 日本円だけ握りしめていても
 インフレきたらジ・エンドですしね。



■なので、他の人を見ていて、

 なぜこの人はこんなに危機感なく、
 生きていられるのだろう、

 と不思議に思うことも
 正直、しばしばあります。



■私(鮒谷)の感覚が
 単におかしいだけなのか、

 あるいは、
 先見の明があったのか、

 それは今から5年後、10年後、
 遅くとも20年後には、

 確実に判明していると思いますが、


 前者であってくれ、

 むしろ自分の予測は、
 頼むから外れていてくれ、

 くらいの気持ちで願っています。



■しかし不幸にも予測が的中したら、

 「第二次大戦以来の、
  未曾有の地獄絵図」

 が到来することになるので、

 そのときに備えて、
 転ばぬ先の杖、

 として今から準備していることは
 やはり重要だと考えています。


 そのうえで外れたら

 「やれやれ、
  予測が外れてよかったね」

 で、そのシナリオが
 我が人生においてベストの物語。



■しかし現実には、やっぱり、

 ほぼ間違いのない、
 未来の人口構成比を見ていると、

 絶望的な状況が口を開けて
 待っているように思われるのです。



■タイタニックではありませんが、

 船が氷山に
 ぶち当たりそうになったとき、


 氷山までの距離が遠ければ
 まだ避けようもありますが、

 至近距離になってから気づいても
 もう手遅れ、

 船の損傷と、海水の流入によって
 沈没を待つよりほかなくなります。



■経験したことがないから
 来ないのではなく、

 経験したことのないことでも
 容赦なく訪れるのが人生。



 それゆえ、
 危機管理の要諦であるところの

 「最悪を考えて、最善を尽くす」

 ことをモットーとして生きるべき、
 と考えてきた私(鮒谷)ですので、


 何事も起こらないことを願いつつ、
 何かが行ったときにも、

 一撃で人生が詰まされることの
 ないように、

 日々、一歩づつ、積み上げられるものを
 積んでいく毎日を過ごしていきたい、

 そんな風に考えています。



■こうして毎日、
 メルマガを書いているのも、

 日々、色んな人と
 お会いしているのも、

 一生懸命に
 仕事に取り組んでいるのも、


 すべては

 「地獄の状況下にあっても、
  俺は絶対に生き残ってみせる」

 という強い思いがあってのこと。



■最低限のQOLを満たし、
 生き残った上での、

 夢の実現、目標達成であり、

 (きれい事抜きで言わせてもらえれば)

 経済的基盤を抜きにして
 非経済的な充実などありえない、

 そんな風に考えているのです。



■恒産なくして恒心なし、

 きれいごとの話も道徳心も
 恒産あっての話。


 食うや食わずで、
 理想論を掲げても貫ける人は、

 ゼロとは言わないまでも、
 ごくごく限られた、


 戦後の食糧難の時代に
 闇米に手を出さず、

 配給米のみを口にして
 栄養失調でなくなった裁判官、

 山口良忠氏のような人のみ、
 ではないでしょうか。


 あなたのことは分かりませんが、

 少なくとも私(鮒谷)は恒産なくして
 恒心を持ち続けられる自信はありません。



■今日は成毛さんの投稿に
 便乗(?)して、

 (不安や恐怖を煽るのではなく)

 現状を正しく直視すれば、
 こういう風な結論にしかならないのでは、

 と23年前から考えてきたことを
 記させていただきました。



■もちろん、

 あくまで個人の考えですので
 強要も強制もするつもりはありません。


 そんな未来は決して訪れない、
 という予測に全張りして、

 余計なことは考えず
 毎日を気楽に生きる、

 という生き方もあると思います。



■どちらも人生です。


 ただし、どんな帰結になろうとも、
 最終的に自らの人生に責任を取るのは、

 自分しかいないと
 私(鮒谷)は考えているので、


 私は今日、記してきたような
 世界観や未来予測に基づき、

 今、やるべきだと考えていることを
 粛々とやってまいります。



■年間プログラムや個別コンサルでは
 こんな話もしていますので、

 「考え方が全く合わんわ」

 という方は、お越し下さっても
 お役に立つ話にはなりませんね。


 ただし、こうした危機感や
 恐怖心を生きる力に変えて、

 劇的に人生を変えていかれる方が
 少なからずいらっしゃるのも、

 また間違いのない現実です。


 私(鮒谷)もまた、そうでした。




 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■未来予測は当てにならぬもの。   ■ただし、人口動態だけは、かなりの精度で    予測されるものである。    そしてある時点における人口構成から    何が起こりうるかも、容易に想像できる。   ■その未来を見ないのか、見て見ぬ振りを    するのか、直視して準備するのか。   ■いずれも人生である。ただし、決して、    後悔の残る人生にしたくないものである。

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