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5963号 客にとっては、あなたのやる気など何の関係もない


■先日、


 ある会でご一緒させて頂いている、

 日本有数の鉄鋼メーカーの
 専務取締役と懇親会の席で隣になり、

 お話をするご縁を頂戴いたしました。



■ちょうど良い機会であると思い、
 昔から知りたいと思っていた、

 鉄鋼業界において

 「高炉を止める」

 とは何を意味するのか、
 どんなに大変なことなのか、

 いろいろと質問をいたしました。


 その方は技術畑で、
 工場長も経験されたこともおありで、

 お酒が入っていたこともあってか(笑)
 熱く語ってくださいました。



■その内容をここで詳しく
 記すことはいたしませんが、

 とにもかくにも

 鉄鋼メーカーにとって、
 高炉の休止がいかに大変なことであるか、

 について、よく分かりました。



■ネットで調べてみても
 以下のような記載がありました。


 ----------------------

 「高炉はひとたび稼動すると、
  寿命の来るおよそ20年後まで、
  止めることは出来ない設備」

 http://www.mlit.go.jp/common/001114055.pdf

 ----------------------

 「高炉は、鉄鉱石を溶かし、鉄鋼の元になる
  銑鉄(せんてつ)を生産する設備で、

  鉄鋼メーカーは銑鉄から
  自動車用の鋼板などを加工する。

  高炉内は最大約2000度と高温で、
  いったん冷やしてしまうと、
  内部が傷んで再稼働が困難になる。

  このため、改修工事などの例外を除き、
  休止することはほとんどないのが常識だ」

 https://www.j-cast.com/2009/02/04034644.html?p=all

 ----------------------



■人間のやる気も

 「高炉のようなもの」

 と考えておくとよいのでは
 ないでしょうか。


 「一度、稼働させたら
  休止させてはならない」

 と決め、そのための生活システムを
 整えることに意識を向けるのです。



■高炉においては、安易に、

 景気のいいときは稼働させ、
 悪くなったら即、休止、


 再び景気がよくなってきたら
 稼働させ、悪くなったらまた休止、

 などということを
 頻繁に行わないのと同様、

 (休止の決断は
  相当大きな意思決定)


 やる気も、そんなに簡単に
 スイッチを入れたり、切ったり、

 ではなく、

 一度入れたスイッチは、
 基本的には

 「ずーっと入れっぱなし」

 になるような状態を理想として、


 そのためのマインド&仕組み作りを
 意識する必要がありますね。



■そもそも、


 調子の良いときは良いけれども、

 悪くなったときには仕方ない、
 少し休もう、

 という自分を管理できない状態は
 子どもである、


 とまではいいませんが、

 少なくとも、
 プロフェッショナルを名乗るべきではない、

 とは言えると思います。



■個別コンサルにおいて、
 ときおり

 「やる気が起きてこなくて、、」

 みたいなことを言われる方が
 あるのですが、


 (相手を見ながらではありますが)

 厳しいことをいっても
 大丈夫そうな方に対しては

 「やる気が出るからやる、
  やる気が出ないからやらない」

 という姿勢は、

 それで金をもらっている人間として
 プロではない(プロ失格)のでは、

 と諭します。



■目の前の仕事に対して、

 やる気があるからやる、
 ないからやらない、

 など、プロの姿勢であるとは
 言い難いのと同様、


 起業したいと言われている、その方が

 テンション高いときには
 頑張れるけれども、

 下がってきたら、
 途端に頑張れなくなる、

 などと言われるのを聞けば、


 起業前に気づいて良かったですね、
 起業とか辞めといたほうがいいですよ、

 とお伝えいたします。



■起業したら、

 「やる気があろうがなかろうが、
  引くに引けない(やるしかない)」

 のだし、
 その前提で独立するのだから、


 やる気が出るとか出ないとか
 言っている時点で、

 プロの自覚がないし、
 甘えの塊であることが露呈しているし、
 それゆえ適性もないので、

 辞めといたほうが
 いいんじゃないですか、


 というより他にありません。



■つまり、

 「やる気は出るんじゃないよ、
  出すんだよ」

 ということで、
 それはマインドの部分の話ですが、


 同時に、

 とはいえ、私たちは人間である限り、
 気持ちのアップダウンが当然あるわけで、

 それゆえ精神論だけではなく

 「下がったときにも
  落ち切らない仕組み」

 を作ることもまた大事。



■いずれにしても、

 気持ちが上がっているとか
 下がっているとか、

 ことさらに強調する人は、


 「少なくともそれで金をもらおうとする
  プロではない(素人である)」

 と私(鮒谷)は考えています。



■プロとは、

 自らの専門性と矜持で飯を食っている
 (金をもらっている)人間であり、


 金を払っている側からすれば、

 相手がやる気があるとかないとか
 なんの関係もありませんし、


 払った金(以上)の結果を出してもらう
 ことだけを期待しているのだから、

 つねにその期待に
 応え続けなければならぬ存在。


 言い訳はできないし、
 してはなりません。



■それができない、あるいは
 やる気がないのなら、

 「素人の遊び」

 の世界に留まり、
 ままごとをしていればいいのです。



■ただし、

 素人が、経済的、非経済的に
 応分の報いしか受けられないのは、

 当然のこと、
 と言えるのではないでしょうか。


 努力はしない、
 けれども報いは欲しい、

 などという話は通りません。



■こうした考えを他人に
 強要するつもりはありませんが、

 私(鮒谷)は職業人として
 プロフェッショナルの自覚があるから、


 起業以来、
 少なくとも他人に対して、

 「やる気のない姿」
 「落ち込んでいる姿」
 「ため息をついている姿」
 「愚痴や文句や繰り言を言っている姿」

 をリアルの場でもメルマガでも
 見せたことは

 「ただの一度たりとも」

 なかったはずです。



■なにはなくとも、

 自分のテンションが下がっている姿は
 絶対に見せないように、

 (そんな姿を見られること以上に
  恥ずかしいことはない)

 ただそれだけは意識して
 仕事をしてきたつもり。


 もしそういう姿を見たことがあったり、
 記述を発見した方があれば、

 教えて下さい。

 100万円、差し上げます。
 絶対にないはずです。



■それもこれも、

 「私はプロフェッショナルである」

 という自覚とともに
 生きてきたからです。


 そこにおいて一切の甘えを排除し、
 仕事に臨んできたつもりであり、

 一度、火入れした高炉を止めることは
 死ぬまでありません。


 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■気持ちの上がり下がりを口にする人は    プロではない(素人である)。   ■プロとは、専門性で飯を食っている    (金をもらっている)人間であり、    金を払っている側(客)からすれば、    相手がやる気があるとかないとか、    なんの関係もなく、    ただ、払った金以上の結果を出してもらう    ことだけを期待しているし、    その期待を上回る結果を出し続けなければ    ならない存在。   ■それができない、あるいは    やる気がないのなら、    「素人の遊び」    の世界で、ままごとを続けていれば良い。   ■ただし経済的、非経済的に応分の報いしか    受けられないのも当然のこと。   ■この世において、権利を主張したければ    義務を果たす必要があるのである。

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