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5914号 すべていつかは滅ぶもの


■昨日まで沖縄に行っておりました。


 首里城にも行きましたが、

 当然ながら中に入ることは出来ず、
 外から様子を窺うのみ。



■沖縄が好きで、

 ここ10年以上、
 毎年3回は訪れており(離島含む)、

 もちろん首里城にも、これまで
 何度も足を運んできましたが、


 過日、首里城火災の報に
 触れたときには、

 茫然としてしばらくの間、
 思考が停止してしまいました。



■沖縄県民ではない私(鮒谷)でさえ
 そうなのだから、

 沖縄の方にとって、どれほどのショックを
 受けられたことであったかと思います。


 再建のための募金、
 些少ですが行わせて頂きました。



■私が初めて首里城を訪れたのは、
 世界遺産登録がされる前の1998年。


 20年以上前のことですが、

 復元工事は
 それ以前からなされており、

 つい数週間前まで現存していた
 状態で復元されたのは、

 2019年(本年)の
 1月であったとのこと。



■今回の火災によって
 数十年かけて築いた建物が、

 文字通り一夜にして
 灰燼に帰したわけですが、

 報道によって、その状況を
 目の当たりにして衝撃を受けました。



■30年の歳月をかけて
 復元したものが、

 一瞬で灰になってしまう。


 プロジェクトXの動画は
 すべて持っており、


 <プロジェクトX 挑戦者たち 第4期
  Vol.6 炎を見ろ 赤き城の伝説
  ─ 首里城・執念の親子瓦>



 も見ておりましたが、


 そういった経緯も含め、

 再建に関わられた人が
 どれだけの思いを持ち、

 時間をかけて取り組んでこられたのか、
 ほんの少しであっても想像できるゆえ、

 胸に迫ってくるものがありました。


 それゆえ一報に接した時、
 言葉を失ったわけです。



■ただ、

 「諸行無常」

 の言葉もある通り、


 どれだけ大事にしているもので
 あったとしてさえ、

 この世の中において
 永続するものは、

 残念ながら
 何一つとしてありません。



■長年かけて築いた城であっても
 落ちるのは一瞬、

 長年かけて育てた会社でも
 潰れるのは一瞬、

 長年かけて培ってきた幸福も
 失われるのは一瞬、

 です。



■報道に触れ、また実地、
 首里城に足を運ぶことによって、

 改めて、この世の

 (認めたくないけれども)
 認めざるを得ない、

 諸行無常の真理に、
 思いを致さずにはいられません。



■生身の人間であれば、

 「死」という結末から免れることが
 できないのも間違いなく、


 どれほど長期間、営々として
 築き上げた人生や生活であっても、

 必ず見たくないけれども
 見ざるを得ない現実に、

 直面することとなります。



■この数十年の間、
 首里城復元に関わられたすべての人が、

 その永続を願われていたはずですが、


 (数十年なのか、数百年なのか、
  数千年の単位なのかは分かりませんが)

 長い時間軸で捉えれば、
 遅い早いの差はあっても、

 いつかは必ず、
 失われるものではありました。



■アンコールワットを先週、
 訪ねたときにも感じたことですが、

 栄華栄耀を誇った国家も、
 立派に建てられた建物も、

 それが未来永劫、
 続くことはありません。


 同じように、

 どれほど
 永遠の生命を願ったところで、

 自身や大切な人の死から
 逃げ切ることはできません。



■とするならば、


 自分は、どのような状態で
 「逃れ得ぬ、その時」を迎えたいのか、

 あるいは、

 自分の大切な人の「その時」に備えて、
 今から何をしておくべきであるか、


 常日頃から自問自答を重ねる必要が
 あるのではないか。



■飛躍している、
 と思われるかもしれませんが、


 そんなことをこの度の、

 首里城の不幸な一報に触れ、
 さらに実際に現地に赴き、

 考えさせられることと
 なりました。



■失われては絶対に困るし、
 そうあってもらいたくない、

 と願っているすべてのものが
 いつか必ず失われる、

 という意味において
 この世界は不条理に満ちています。



■不条理な世界において、

 どんな心構え、姿勢、態度で
 日々を生きていくのかを考えることは、

 すべての人にとって、
 必要ではないかと思われる次第です。




 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■すべてのものが永続しない、という意味に    おいて世の中は不条理に満ちている。   ■物も命も、いつかやがて、    すべてが失われるとするならば、    その瞬間に向けて、    今、何をなすべきであるのか、    (見て見ぬ振りをするのではなく)    直視し、自問自答を繰り返す必要が    あるように思われる。   ■全てのものが永続しない、そんな諸行無常    の世を、私たちは生きているのだから。

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