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5888号 「アホちゃいまんねん、パーでんねん」と素直に言える人間に


■ここ数日、

 「鮒谷流、
  コンサルの際の4つの極意」

 というテーマで2番目まで
 お伝えいたしましたが、


 一昨日、昨日に引き続き、
 今日も2番目に挙げた


 ------------------------

 お客さまと出会う際
 (とくに初対面の場において)

 「いかに短時間にラポール
 (信頼関係)を形成するか」

 が重要

 ------------------------


 についての解説を続けます。



■私(鮒谷)は、

 他者と円滑なコミュニケーションを
 取るときに

 「弱点」

 つまり

 「ああ、この人、ショボいな、ダサいな、
  アホだな、と見下されるポイント」

 があると良いと思っています。



■さらにいえば、


 強烈な、ある特定の強みを
 持ちつつも、

 それ以外、ほぼすべての部分に
 おいてはダメな人、

 というのが最高です。


  (以上、あくまで個人的な考えですが)



■私(鮒谷)も含め、

 自分より出来る、優秀、

 と思う人に対して、
 なかなか素直になれないのが、

 人間の本性であろうと
 思います。



■とするならば、

 建前を抜きにして
 語るならば、


 どの部分を切り取っても優秀で、
 抜けや漏れがなく、

 その人と接していると全面的に
 自己否定の念を抱かずにはいられない、

 そんな存在に対しては、

 (良い悪いではなく、
  自然な感情の表れとして)


 嫉妬を感じたり、
 鬱陶しく思ったり、
 嫌悪の情を持ったり、
 目障りに感じる、


 そんな思いが生まれるのが
 人間なのではないでしょうか。



■とするならば、

 (できもしないのに)

 そのような人間として見てもらえる
 ように振る舞おう、演出しよう、

 などと疲れる努力をするよりも、


 最初から、


 「私は○○についてだけは、
  絶対の自信があるのです。

  しかし残りの99パーセントの
  部分については、

  からきしダメ、
  まったくダメ、
  全部ダメ、

  情けない存在です」


 と伝えておくほうが良いように
 思います。



■こうした発信をすることによって、

 他者との間の、無用な感情的摩擦が
 生ずることもなくなりますし、


 ごく一部の強みはあるけれども、
 それ以外は全面的に弱みを抱えている、

 そうした認識を
 持ってもらえるようになれば、


 全方位的に頑張る必要がなくなり、

 苦手なことは苦手、
 できないことはできない、

 と正直に告白できるようになるので
 精神的にも凄く、楽になります。



■(中途半端に優秀なるがゆえに)

 「決して外部に弱みを晒せない」

 といった、頑なな姿勢は
 自らを苦しめることになりますし、


 もし、そうやって一生懸命に
 取り繕っていたとしても、

 見るべき人に見られてボロが出て、
 恥をかかされることがあると、

 それが深刻な精神的ダメージに
 つながることがあるのです。



■けれども、

 「一点集中、あとは全部ダメ」

 と自己認識し、


 のみならず、
 取り繕うことを止めて、

 なんにもできないんですよ、
 なんにも知らないですよ、

 という姿勢で他者と接していれば、


 その点について誰かに見下されたり、
 バカにされることがあっても

 「もとより、
  なんにもできないのだしん!」

        (クロちゃん風に)

 とか言って、そのまま
 スルーできるようになるので、

 心も傷まず、日々、至って平穏に
 過ごせるようになるでしょう。



■見栄とか、取り繕いが
 自らを苦しめると理解できれば、

 そういうものを捨て去る方向に
 進んでいけばいいのです。


 たとえば私(鮒谷)であれば、
 英語(カタカナ言葉)もできないのに、

 イキって、自信満々に、
 誤った単語の使い方をしてしまい、

 (でも、その用法が
  豪快に間違っていてw)

 「こんな初歩的な英単語も
  使いこなせないとか、お前バカだろう」

 とのメッセージを頂いたことが
 再三ならずあります。



■そのとき、

 心が折れるかというと、
 別になんとも思わないんですよね。

 「あ、間違えてたんだ(てへぺろ)」

 「勉強になった、ありがとう。
  以後、留意だわ」

 で済む話。



■別に語学が私(鮒谷)の
 主戦場でもなければ、

 それで飯を食っているわけでもなく、

 さらには、

 (勢い余って難しいカタカナ英語を使い、
  格好をつけてしまったけれども)

 ことさらに自分の優秀さを誇示しようと
 その単語を使ったわけでもなく、


 むしろ常日頃から


 「英語できないっす」

 「読めないっす」

 「話せないっす」


 「日本人特有の、
  謎の愛想笑いしかできないっす」

 「意味がわからなくても
  イエース、イエース、イエース、
  しか言えないっす」

 「ホテルのチェックインも
  一人でできるか怪しいっす」


 「海外行ったら一人で行動できないので
  必ず通訳つけるっす」

 「たまにイキって、間違った英語を
  メルマガで書いてしまうっす」


 と言っているのだから、
 そこを突っつかれても、

 「いや、だから最初から
  言ってるじゃないっすか」

 と返せるようになるので
 痛くも痒くもないのです。



■素直に弱いところを認めていれば、

 そこを突っつかれても
 傷つかないし、

 「そうっすけど、なにか?」

 となるので、

 「無敵モード」

 に入れます。


 できもしない、知りもしないのに
 中途半端に格好つけようとするから、

 虚構がバレやしないかと
 冷や冷やすることになり、

 かえってQOL(人生や生活の質)が
 下がるのです。



■だからこそ、

 (どんな人であれ、ショボい、ダサい、
  アホな点がたくさんあるのだから)

 それらを包み隠さず、

 「ああ、この人、ショボいな、ダサいな、
  アホだな、と見下されるポイント」

 を積極的に開示していくべきだと
 思いますし、


 そうしたポイントを出せば出すほどに、
 人生はラクになっていくでしょう。



■さらに、

 こうした点を積極開示するほどに、
 接してくれる人の警戒心も薄れ、

 変な緊張とか気の張りとかライバル心とかも
 起こさせなくなるので、

 誰とでも等身大のコミュニケーションを
 図れるようになるはずです。



■ただし気をつけたいのは、


 (1パーセントの強みはあるけれども
  残り99パーセント、皆、ダメなんです、
  の告白は良くても)


 「100パーセント、あらゆる面に
  おいて全面的にダメ」

 であってはならないし、
 そうした開示を行ってもいけない、

 というところ。



■そんなことをしていたら、

 (世の中には
  無慈悲な人間も少なくないので)

 本当にバカにされるか、
 舐められるか、
 下に扱われる、

 ことになります。


 そうならぬよう、
 たった一つでいいので、

 「これだけは絶対に負けない」

 という一点突破系の強みを
 必ず持っておく必要があるのです。



■この強みを自認しているからこそ

 「あとは全部負けを認めていい」

 という素直な気持ちにも
 なれるでしょう。


 逆に言うと、
 この強みを持たなければ、

 (心を動揺させることなく、
  平然と)

 「私はショボいです、ダサいです、
  アホなんです」

 などということはできません。

 自信があるからこそ言えること。



■ハッキリ言ってしまいますが、
 私(鮒谷)がなんのためらいもなく、

 「私はショボいです、ダサいです、
  アホなんです」

 と言えるのも、


 自分自身が

 「これだけは絶対に負けないという
  圧倒的な強みを持っている」

 という自覚と自負が
 あるからですし、


 それがあるから

 「知りません」
 「できません」
 「分かりません」

 「ご覧の通り、ショボいっす」
 「ご覧の通り、ダサいっす」
 「ご覧の通り、アホなんです」

 と自然体で言えるのです。



■この状態に入ることができれば
 他者から傷つけられることがなくなり、

 さらに

 (ダメダメなんですわ、と自ら
  認めている人間であるがゆえに)

 激しい敵意も
 もたれにくくなるので、

 結果として

 「無敵の人」

 に近づいていけるのではないかと
 思います。



■つまり、

 全方位的に頑張って、
 無理して、

 頭の良さや、立派さや、優秀さや、
 格好良さを演出しようとする人は

 「完全に努力の方向を
  間違えている」

 と言えるでしょう。



■一点突破主義で強みを確立し、
 それ以外は全部捨て、


 誰かにアホかと言われても、

 「アホちゃいまんねん、
  パーでんねん」

 みたいなことを、

 なんの衒いもなく言えるくらいの
 力の抜け具合を実現できれば、


 人生、相当、
 生きやすくなるものです。




 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■全方位的に自分が優秀だ、と見せようと    するほど自縄自縛に陥ることになる。   ■間違わないように緊張し、    間違いを指摘されては傷つき、    そんな毎日を過ごすくらいなら、    「ワテはなんにも知らんし、できん」    くらいの緩さを持って生きるほうが    はるかに気楽である。   ■ただし、一つでいいので、これだけは    誰にも負けないという武器を持っておく。    これがあるからその他の全ての点で、    負けを認め、勝ちを譲れるし、    それゆえ嫌われることもなく、    「アホちゃいまんねん、パーでんねん」    的な返しを平気で行えるようになり、    ご機嫌に生きられるようにもなる。

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