毎日20万人が読んでいるビジネスコラム 平成進化論

日本最大級・毎日20万人が読んでいるビジネスメルマガ
「平成進化論」のバックナンバーをご紹介しています。

メールマガジン「見本」はこちら

5757号 知識イナゴ、情報イナゴの末路


■以前、

 【「知る」よりも「躾ける」方が、
  100倍大切である】

 と書いたことがあります。


 現状を変えたいのなら、

 (「知る」だけではなく)

 「知った」ことを実践することが
 必要不可欠であるからです。


 知るのみならず、行動できるまで
 自分を躾けてナンボ、

 ということですね。



■逆にいうと

 「知っただけで満足してはならない」

 ということ。


 にもかかわらず、
 知識が大事、

 「知りさえすれば、人生が変わる」

 と思っている人は、思いの外、
 多いように思われます。



■知ることに対して力を注ぎ過ぎ、

 知ったことを実践することを
 軽んじていると、

 やがて

 「知識を求めるイナゴ」
 「情報を求めるイナゴ」

 のような存在に
 堕して(!?)しまいます。



■あそこに高名な先生が来るセミナーが
 あると聞けば殺到し、

 ここにベストセラー本があると聞けば、
 こぞって購入する、

 (でも聞いたり、学んだりした知識が
  活かされることは永遠にない)


 そんな、他の人の動きに合わせて
 行動するといった、

 イナゴのような動きをしている人が、
 もしもあるならば、


 そろそろ、その行動パターンを
 打ち止めにすべきではないか、

 とお伝えしたいのです。



■例えば、営業について

 「こうすれば物は売れるのだ」

 という方法論をいくら学んだところで、
 それだけでは意味がありません。


 その知識を身体知化するために、

 その知識を頭に留め、
 意識することは当然のこととして、

 その上で、現場において
 圧倒的な量稽古を繰り返し、

 改善に次ぐ改善を行うことが
 必要となるでしょう。



■売る能力をモノにするためには

 「売るための方法論を知る努力の、
  100倍の努力」

 が必要になってくるのです。


 そこに労力をかけるのは
 面倒くさいけれども、

 なにかやっているという
 エクスキューズは自らに与えたい、

 そんな人が、お手軽な知識を
 求め続けるように思われます。



■しかし、

 頭の中にどれほどの
 知識を溜め込んでも、

 実行しない(できない)のであれば、

 知識を手に入れるために
 用いた時間、カネが無駄になる。



■さらに、

 こうして得た知識は時間の経過と
 ともに揮発していくため、

 (使われない知識は
  忘却されていくものです)

 知識を得ることに
 どれほどの時間とおカネを使っても、

 その知識さえも蓄えられず、人生も
 一向に改善されることはないでしょう。



■これが

 「知識イナゴ、情報イナゴの末路」
 (ひどい言葉でスミマセン)

 です。


 典型的な例としては、

 Twitter、Facebook、
 はてなブックマークなど、

 今、旬の話題となっている
 情報を渉猟しては

 「賢くなった気になっている」

 そんな状態。



■そんな姿勢で生きていても

 「情報を集めている気」
 「お勉強している気」

 にはなっても、


 そうした情報を手に入れるために
 認知能力が無駄に使われ、

 冒頭、記したような

 (知るよりも100倍大切な)

 「躾けるための努力」

 を行えなくなるから、

 「費用対効果は極めて悪い」

 ように個人的には思われます。



■人間の認知能力には限りがあるので、

 認知能力を可能な限り、
 一点に集中させることによってのみ、

 結果を出せるようになりますが、


 自分の人生と大した関係もない
 過剰な情報の生みに、

 自ら身をさらしに行って
 何が得られるというのでしょう。



■それで得られるのは

 「知った気になる、
  学んだ気になる」

 という短期的な快楽や、

 その間だけは、自らの躾を放棄できる
 という安逸は得られるでしょうが、

 長期的には自らの人生を
 毀損させることとなるはずです。



■少ない知識でいいので
 質の高い学びを、

 着実に、実践できるように
 努力している人と、


 知識、情報を渉猟し、

 それを食べ尽くしたら、
 再び次の知識や情報を求めに行く、

 という人とでは、
 長期の時間軸では

 「天地雲泥の差が出る」

 のではないでしょうか。



■「あちらに有益な知識があるぞー」
 「こちらに面白い情報があるぞー」

 という声が聞こえるたびに
 右往左往し、

 そうした知識や情報を消費しつくしたら、
 次のネタを求めて右往左往している状況、


 それは

 「イナゴの大群」

 がそこに群れ集まり、

 食料を食い尽くしたら、次の食料を
 求めに行くために右往左往する、

 その姿と酷似しているように思われる、
 といったら言い過ぎでしょうか、、



■こうした状況を俯瞰して
 捉えなおしてみると、

 人によっては

 「我が事ながら滑稽」

 と思えてしまうかもしれませんし、


 「それを繰り返していても、
  実のところ、何も手に入らない」

 と気づき、愕然とするかもしれません。



■などと書いてきた私(鮒谷)自身、

 ふと、我に返ると

 「知識イナゴ」
 「情報イナゴ」

 に堕していたことに気づく、

 といったことが頻繁にあります(汗)



■だからこそ、

 こうした文章を書くことで
 自制し、できる限り

 「イナゴの大群(の一匹)」

 とはならぬよう、
 自戒しなければならぬ、

 と思っているわけです。


 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■限られた認知資源を、知識や情報を    収集するだけに用いるのではなく、    それらを実践に活用できるよう、自らを    躾けることに用いたいもの。   ■世上を賑わす情報の大半は、いわば    ジャンクフードのようなものである。    たしかに美味しく感じられることもあるが    過剰に摂取すると健康を害するもの。

カテゴリ:



※現在、20万1602名が購読中。