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5584号 『戦国策』の時代から目標の大切さは語られていた


■15年間(約5600回)、
 メルマガを配信してきましたが、

 メルマガを通して
 何をお伝えしてきたかというと、


 ひとえに

 【長い人生において「充足、満足、幸福感」を
  もたらしてくれると思われる意思決定基準】

 でありました。



■そして、大切なところは、

 【何者になりたい、何を成し遂げたい、
  といった明確な目標】

 なくして、どれほど、

 「意思決定の基準について」

 あれこれ言っていても、
 何の意味もないということ。


 どこまでいっても意思決定基準とは、

 【初めに目標があり、その目標を
  達成するための有効な方法論】

 であるからです。



■目標も立てていないのに、
 原理的に

 「意思決定について語る」

 ことなどできようはずがありません。


 だからこそ、なにをさておいても

 「まずは目標設定を」

 と繰り返し、記してきたわけです。



■話は変わりますが、

 たまたま先日、
 中国文学者の守屋洋先生の著された

 『完本 中国古典の人間学
  名著二四篇に学ぶ』

 という本を読んでいました。



■500ページ超の大部な本ではありますが、
 帯に

 「中国四千年の叡智が、
  これ一冊でわかる」

 と銘打たれているように、

 中国の歴史上に登場する
 さまざまな思想を、

 過不足なく、分かりやすく、
 不案内な者にも取り付きやすく、

 記されている素晴らしい本でした。

 (いろんな人に勧めまくっています)



■その中に以下のような印象深い話
 (『戦国策』に記されているそうです)

 が載せられていたのでご紹介。


 (ここから)
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 魏の国の安釐王が隣の趙という国を
 攻めようとしたときのこと。


 魏の季梁という「説客」は、たまたま
 諸国遊説の旅に出ていて国を留守にしていたが、

 この噂を聞くと、慌てて帰国し、
 安釐王に面会を求めた。


 季梁としては、なんとかこの戦争を
 中止させようと考えていたのだが、

 彼もなかなかの説得上手、初めはそんな素振りなど、
 おくびにも出さない。

 彼は安釐王に会うや、
 まずこんな例え話を始めた。


 「今、帰ってくる途中で、1人の男に会いましたが、
  車を北へ走らせながら、

  『楚の国に行くつもりだ』

  と申します。

  『南の楚の国に行くのに、
   なぜ逆に北へ向かっているのか』

  と聞きますと、男は

  『馬はとびきり上等だ』

  と申します。

  『良い馬かもしれんが、
   道を間違えている』

  こう言いますと

  『旅費もたっぷりある』

  と申します。

  『そうかもしれんが、道を間違えている』

  重ねて忠告しますと、男は

  『良い御者がついている』

  と答えます。

  こう条件が揃っていれば、
  ますます楚から遠ざかっていくだけです」


 安釐王が思わず膝を乗り出したところで、
 季梁はおもむろに本題に入る。


 「ところで、今あなたは
  天下の信頼を得て覇王になり、

  天下に号令しようと考えておられます。
  国の大きいこと、軍の強いことを頼んで
  隣の国を攻め、

  領土を広め名声を得ようとしておられます。


  しかし、今ここで下手に動けば、
  それだけ覇王の道から遠ざかりましょう。

  それはちょうど、
  楚の国に行こうとしながら、

  逆の方向の北へ車を走らせているような
  ものではありませんか」


 季梁の話は、基本方針を誤っていれば、

 いかに努力しても、否、努力すればするほど
 目的から遠ざかってしまうことを教えている。

 我々もともすれば同じ過ちを犯しがちだ。


 企業経営においても、
 人生を生きていく上においても、

 絶えず基本方針の確認を怠ってはならない。

 でないと、せっかくの努力も、
 骨折り損になりかねないからである。


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 (ここまで)


■この話から得られる教訓は、
 まさに守屋先生が記されているように、


 「企業経営においても、
  人生を生きていく上においても、

  絶えず基本方針の確認を
  怠ってはならない」


 というところに尽きるでしょう。



■どれだけいろんな条件を揃えても、

 目指すべき目標が曖昧であれば、
 めったやたらに頑張ったところで、

 「頑張れば頑張るほど、
  どんどんゴールから遠ざかっていく」

 ことになるわけです。


 だからこそ、


 【一にも二にも、まずは目標設定を。

  その次に、目標に近づくために有効だと
  思われる方法論(意思決定基準)の確立を】


 ということになるのではないでしょうか。



■ちなみに、これまで何度も、

 このメルマガ(平成進化論)で記している
 意思決定の基準は、

 「あくまで私(鮒谷)が自分のために
  最適化して編集した教科書」

 であって、


 これを参考にして頂くのは良いのですが、
 最終的には

 「一人ひとりが独自の自分教科書」

 を編纂頂く必要があるでしょう。



■その教科書を編むにあたって、

 「まず、あなたがどこに目指すのか」

 が分かっていなければ、
 教科書を作るどころの話ではありません。



■だからこそ、しつこく、しつこく

 【目標を立てましょう】

 とお伝えしてきました。


 目指すべき地点がなければ、
 流れ流されの生き様によって

 「人生が漂流するより他なくなる」

 から。



■なにも

 「年商いくら、年収いくら、
  どこに住み、どんな車に乗るか」

 そんな陳腐な目標を立てましょう、
 などと語っているわけではありません。


 もちろんそれらを否定するつもりは
 ありません(私も設定しています)が、

 その前に

 【自分はどんな存在になりたいのか】

 を明確化する必要があるのではないかと
 問題提起したいのです。



■自分の人生を生きている、
 という実感なく、

 たとえば、お金が儲かった、
 いい車に乗っている、

 などという環境を手に入れたところで
 何の喜びもありません。


 あくまで「自分の生」を全うしている、
 そんな根源的な充足感あっての上の、

 お金であったり、物質的な面での豊かさ、

 ではないでしょうか。


 (しつこいようですが、
  もちろん、それらを否定しているわけ
  ではなく私も求めています)



■そんな

 【自分が没頭・没入できる、
  Being(存在)レベルでの目標】

 を、この年末年始に、
 改めて設定する(あるいは、し直す)、

 といった機会を持たれてみては
 いかがでしょう。


 おそらくは、

 【一年のうちで、最も生産性の高い時間】

 となるはずです。



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 (本当は、こうしたキャンペーンを
  行うつもりはなかったのですが、

  年間プログラムに参加下さっている
  A川さんより、熱い要望を頂きましたので...笑)



■毎年、毎年、年末年始に

 「このままじゃまずい」

 という思いが繰り返されるのであれば、
 どこかで、そうした

 「負の連鎖」

 を一刀両断にすべきではないでしょうか。



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 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■明確な目標を設定しているからこそ、    その目標に近づくための    「質の高い意思決定基準」    が規定されてくるのである。   ■目標設定もしていないのに、意思決定の    基準など定めようがないではないか。   ■どれだけ一生懸命に勉強していても、    頑張っていても、    一向に前に進んでいる感覚がないと    すれば、その原因はひとえに    「目標設定していない     (もしくは設定が甘い)」    ところにある。   ■だからこそ「目標設定に費やす時間」こそ    が、最も生産性の高い時間、と言われる。

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