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5582号 ノムさん曰く「スランプと言っていいのは二流だけ」


■作家の阿刀田高さんが
 文藝春秋(2019年1月号)に

 「高校国語から文学の文字が消える」

 というタイトルで、寄稿されている文章を
 読みました。



■その中に

 「心に残る一節」

 があったので、ご紹介。


 (ここから)
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 私はもともと、
 へそ曲がりのところもありましてね。

 「生きる力」とは本当にそういうものだろうかと、
 疑いの目を持っていました。


 私にとって生きる力とは、

 「孤独な状態でも
  豊かに生活をおくることができる能力」

 です。


 ピアノが弾けることでもいい、
 絵が描けることでもいい、
 もちろん本を読むことでもいい。

 金銭的価値を生むのではなく、
 自分の心を自ら耕すことのできる力です。


  (阿刀田高
   「高校国語から文学の文字が消える」
   文藝春秋2019年1月号より)


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 (ここまで)


 この文章に触れたことを契機として考えた、
 以下、私なりの

 「生きる力」

 についての勝手な解釈を試みたいと思います。



■私(鮒谷)にとっての「生きる力」も、
 まさに

 「孤独な状態でも
  豊かに生活をおくることができる能力」

 と近いイメージがあります。


 生きているといろんな荒波に
 揉まれることとなるわけですが、

 (次々に襲い掛かってくる荒波から
  逃れ切ることはできません)

 どうせ逃れ得ぬものであるならば


 【それらの辛さ、苦しさ、やるせなさ、孤独を
  飲み込み、自らの糧にできる精神的な強靭さ】

 を身につけることこそが、
 たくましく生きていくための力となるのでは、

 と考えています。



■そして、こうした精神的態度は

 「いざ、そのときが訪れてから
  整えようとしても手遅れ」

 であり、


 それゆえ日常生活において、

 「どんな外的状況が生じても、
  心の振幅を最小限に留める」

 ためのトレーニングが必要なのでは
 ないかと思うのです。



■日常生活において、

 私たちは大なり小なり、つねに心を乱される
 出来事に晒されるわけですが、


 それらを可能な限り、
 リアルタイムで調整を加え、

 出来事をプラスに解釈し(咀嚼し)、
 消化していく、

 そんな精神的強靭性を身につけたいもの。



■そのトレーニングを怠り、

 なにがあっても社会のせい、政府のせい、
 彼のせい、彼女のせい、、、

 と他に責を帰する
 (=荒波が悪いと解釈する)

 ことを習慣化させてしまうと、


 本当に大きな困難が訪れたとき、
 自分の中で消化しきれなくなり、

 精神的な負荷として心にのしかかり、
 支えきれずにポキっと折れてしまう、

 ことになるのかもしれません。



■そうならぬよう鍛えておくべき
 精神的強靭性とは、

 「精神的柔軟性」

 と言い換えても良いでしょう。


 どんな大変な状況に見舞われても、
 「柳に風」と受け流せるだけの精神性、

 これを身につけておきたいもの。



■できるならば、
 傍から見ていると、とても

 「日常の細々としたこと(些事)」

 に見えない重大事に直面していてすら、


 自身の心の中において

 「日常の細々としたこと(些事)」

 であると飄々と処理(変換)し、
 次の瞬間には、


 「本来、取り組むべき、
  もっと大切なこと」

 に集中できる心的状況をいつでも
 作り出せるようになりたい、

 と私(鮒谷)は思っています。



■この話に関連して、昨日もご紹介した
 『野村メモ』において、

 野村克也氏が以下のように述べている
 箇所がありました。


 (ここから)
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 好不調の波をたくさん経験した人ほど、

 次第にその好不調の波が小さくなり、
 また不調の波から抜け出す時間も早くなる。


 日ごろから自分の好不調を
 メモするようにしておけば、

 それが不調を脱するためのヒントと
 なるはずである。


 二流と一流の差は、もしかしたらそんなところに
 隠されているのかもしれない。


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 (ここから)



■また、この少し前に


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 スランプと言っていいのは二流だけ。
 これは私の持論である。

 一流の人は決して
 「私はスランプだ」などとは言わない。

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 とも記されているのですが、

 自分の不調を
 スランプのせいにするのではなく、


 スランプを可能な限り早く、

 処理するための状況解釈、
 ならびに方法論確立のプロセス、

 を自分の中に打ち立てていれば

 (すなわち「精神的柔軟性」を
  身につけていけば)

 世の中はどんどん生きやすく、
 住みやすいところになるはず、

 と考えています。



■幸・不幸は外部にあるのではなく、
 (自分の)内側からもたらされる、

 という風に理解して、
 その認識に見合ったトレーニングをすることが

 「一見、大変なように見えて、
  長期的に精神的平穏を手に入れる道」

 なのではないでしょうか。



■そのための

 「状況解釈装置のバージョンアップ」

 に最適なトレーニングが、

 【日記を書くこと
  (その場その場において、最良の解釈を
   生み出す訓練となる)】

 です。

 今日は詳しくは記しませんが。




 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■「生きる力」とは、    どんな状況にあっても    精神的豊かさを感じられる解釈力、    といって良いのではないか。   ■そんな精神的柔軟性は、平時の    トレーニングからしか生まれない。   ■状況解釈装置のバージョンアップには、    リアルタイムに最適な解釈を選択し、    さらには創造する、    「日記(時々刻々の記)」を記し続ける    トレーニングが最も効果的。

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