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5565号 廃棄(止めること)とは「能動的な営み」なのである


■前回のメルマガでも書きましたが、
 一昨日、


 編集者、メディア・プロデューサー、
 ドラッカー学会理事・事務局長、
 ものつくり大学特別客員教授、

 文明とマネジメント研究所研究主幹、
 早稲田大学社会連携研究所招聘研究員、
 明治大学サービス創新研究所客員研究員、


 等、多方面で活躍されている井坂康志さんから、
 お声かけ頂き、

 オペラをご一緒したという話を記しました。


 ※以下、井坂さんの最新刊です。
  ご関心の向きはぜひお求めを。

 <P・F・ドラッカー
  : マネジメント思想の源流と展望 >



■上演開始を前に、
 井坂さんと話をしていた際、たまたま

 「廃棄」

 の話題が出ました。


 井坂さんは、

 今年、大きな「廃棄」の決断をされ、
 実行に移されたとのことでしたが、

 「鮒谷さんは、今年、
  なにか捨てる決断をしましたか?」

 と問われ、ふと、考え込んでしまったのです。



■「廃棄」の大切さにについては、
 ぜひ以下をご覧になってください。

 ※リンク先はドラッカー学会の
  ホームページとなります。


 <イノベーションと体系的廃棄>
 http://drucker-studies.com/essence/2298.html



 こちらの文章には、
 忘れがちではあるけれども、

 つねに意識しておきたい言葉が
 たくさん出てきます(以下に抜粋、引用)。


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 ドラッカーはコンサルティング先の
 経営者に対して、

 「ここ半年であえてやめたことはありますか」

 とよく質問していたという。
 意味深長な問いである。


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 組織とは生命体であり、

 自らの絶えざる刷新をしなければ、
 生き続けることができない。

 新たなプロジェクトに着手したり、
 新事業を起こしたりする一方で、

 有効性を失った過去のプロジェクトや事業を
 意識的に廃棄する努力が不可欠である。


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 パソコンですら、

 新しいアプリケーションを
 次々にインストールしているうちに、

 動きが重くなっていく。

 不要なアプリケーションは体系的に
 廃棄していかなければ、

 いずれはシステム全体がもたなくなる。


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 イノベーティブな活動には必ず、
 過去の「保守」と「廃棄」の両方が伴う。

 うまくいっていたものでも、
 時期や環境が変われば機能しなくなる。

 ある時期の花形製品が、後に社の足を引っ張る
 お荷物になることはめずらしくない。


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 廃棄すべきかどうかを判断する尺度は
 「成果」である。

 過去に立てた目標と現状を照合することによって、
 成果をあげられたかどうかを判断する。

 成果をあげられないものを残しておくことは、
 社会に対する無責任である。


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 イノベーションというと、何かと新しい取り組みが
 連呼される傾向がある。

 しかし、イノベーションを根幹から支えているのは、
 この廃棄への意識にほかならない。


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 井坂さんとの話を契機として、
 こうした言葉を次々と

 「思い出してしまった」

 のです。



■思い出してしまった、ということは、

 こと「廃棄」という観点から、
 生活や仕事を捉え直す姿勢は、

 決して習慣化されたものではなかった、
 ということになりそうです。


 だからこそ、

 こうした素晴らしい示唆を与えてくれる方との
 お付き合いは大切なのだと改めて思います。



■ちなみに、

 井坂さんとのやり取りを通して、
 ドラッカーの珠玉の言葉を思い出し、ここ数日、

 「何を捨てるか」

 をずっと考えてきたのですが、
 決めました。

 来年は個別コンサルの受け付け枠数を、
 大幅に減らします。



■実は一昨年の末から昨年にかけて、
 同じように「廃棄」の大切さに思いを致し、

 コンサルの枠数は「半減」くらいまで
 減らしたのですが、

 (浮かせた時間は新規事業
  (音源コンテンツの充実等)に
  投入するつもりでした)


 こうして、せっかく生まれた余裕では
 ありましたが、ありがたいことには

 「大した営業をしなくても、
  どんどん売れていく(=売上げも立つ)」

 ので、

 ついつい気を緩めて枠数を増やしていく
 うちに、気がついたら再び、

 枠数が元に戻りつつあり、
 いつの間にやら

 「スケジュールがかなり圧迫された状態」

 となってきています。



■もちろん、

 これからも顧客のニーズを掴み、
 現場感覚を忘れぬためにも

 「現場至上主義」

 を実践していきますので、

 少なくとも当面、コンサルビジネス自体を
 完全にゼロにすることは(多分)ありません。



■さらにいえば、

 特に既存のお客さまについては
 コンサルを止めることは決してありませんが、

 新規募集の枠については、来年以降、
 ある程度、絞ろうと思います。



■一旦、縮まなければ

 「人生やビジネスにイノベーションを
  起こすことはできない」

 と改めて悟ったからです。

 あるいは

 「廃棄とは能動的な営み」

 であると改めて理解したからです。



■上にご紹介した言葉でいえば、まさに


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 イノベーションというと、何かと新しい取り組みが
 連呼される傾向がある。

 しかし、イノベーションを根幹から支えているのは、
 この廃棄への意識にほかならない。

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 の部分に相当しますね。



■世の中全般、

 行き過ぎた部分最適は、
 全体最適を疎かにすることもあるものです。


 個別コンサルは、

 もちろんクライアントさんへの
 価値提供につながると確信していますし、

 それによって、
 少なくない売上げも生まれますが、


 あまりにそちらに偏り過ぎるのは
 私(鮒谷)のビジネスにおいては

 「過度の部分最適化」

 につながるようにも思われます。



■今後は

 「より一層、長期的、大局的な視点を持ち、
  社会に対する価値提供を最大化させる」

 方向へと舵を切ります。


 「絶えざる刷新」のために、
 事業のリストラクチャリングを図る、

 ということになるでしょうか。


 来年は、

 「破壊、そして再生の年」

 としていくつもりです。


 ※年内一杯は変わらず受け付けますので、

  もしコンサルのお申込みを検討下さっている方は、
  それまでにお申し込み下さるが吉、

  だと思っております。


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 【 鮒谷周史の、個別コンサルティングのご案内 】
 http://www.2nd-stage.jp/consult/

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 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■廃棄なくして再生なし。    縮まなければ伸びることもないのである。   ■つまり廃棄とは次の展開に向けた積極的、    能動的な営みなのである。   ■体系的廃棄を仕組みに組み込むことで、    自らを陳腐化させることができる。   ■昨日まで続けてきたからといって、今日も    行わなければならぬという法はない。   ■耐えざる刷新により、常に「システム」を    最新の状態に保っておきたいもの。

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