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5535号 自分の心が震えてもいないのに、人さまの心を震わせられるのか


■今朝のコンサルでも話題に上ったのですが、

 最近、いろんなところで
 お話をしていることがあります。


 それは、

 【自分の心が震えてもいないのに、

  人さまの心を震わせることなど
  できるはずがない】

 ということ。



■私(鮒谷)は、

 メルマガを書くときも、
 セミナーや放談会を行うときも、

 コンサルを行うときも、

 あるいはお客さまと向き合っていないとき
 (=一人でいるとき)も、


 つねに自分に対して

 【今、心は震えているか】

 を自問自答し続け、
 その回答をモニタリングしています。



■そして仮に、

 「あ、心が震えていない」

 と思ったら、


 お客さまと向き合っているときであれば

 「自分が震えなければ
  お客さまに震えてもらえないから、
  自分を奮い立たせる」

 ためのあれこれを、
 行うようにしています。

 (これにはコツがあるのですが、
  機会があればお伝えいたします)



■そして、
 自分一人だけでいるときにも、

 【今、自分の心は震えているか】

 を継続的に監視しています。


 たとえば、

 新聞や雑誌や本を読んでいるとき、
 美術館や博物館にいるとき、

 メルマガネタを音声入力しているとき、
 散歩しているとき、


 どんなときであっても

 「あ、自分の心が震えていない」

 と気づいたら、今やっていることを
 すぐさまストップして

 【別の震えをもたらしてくれる何か】

 に切り替える習慣が身についています。



■たとえば活字に接しているとき、

 少しでも読んでいる本に対して
 倦怠感とか眠気を感じたら、

 即座に読んでいる本や雑誌を変えるよう、
 心がけてもいます。


 そんな状態で頑張って本を読んだところで

 「極めて悪い歩留まり」

 となるのは目に見えているので、

 それなら別のことをやるか、
 昼寝でもしたほうがマシ。



■そういえば、今から10年ほども前、
 成毛眞さんが、

 『本は10冊同時に読め!
  ~本を読まない人はサルである!
   生き方に差がつく「超並列」読書術』

 という本を出されていましたが、
 これは本当にそうだと私もおもいます。


 (あ、10冊同時に読め、の部分です。
  サルかどうかは知りません)



■私も10冊とはいいませんが、

 つねにジャンルの異なる数冊の本を
 カバンの中に入れていて、

 あわせて自宅や事務所にも数冊づつ、
 読みさしの本や雑誌があるのが常態ですから、

 やっぱり7冊くらいの同時並行読書を
 行っています。



■なぜそうするのかというと、

 【その時の心境や、読む場所や、
  タイミングによって、

  震えをもたらしてくれる本が
  異なるから】

 です。


 たくさんの本を読む人はきっと皆さん、
 そうだと思いますが、

 その時々によって

 「今はこの本を読む気分
  (あるいは、今は読む気にならない)」

 という気分の浮き沈みがあるものです。



■活字には常時、飢えているので、

 「本を読むこと自体に面倒さを感じる」

 といったことはありませんが、


 とはいえ、


 今は重い本が読みたい、
 いや、軽めの本がいい、

 重い学術系の本を読みたいこともあれば、
 新書を流し読みたいこともある、

 写真ばかり本を眺めたいこともあれば、
 ノンフィクションに耽りたいことも、

 小説に触れたいこともあれば、
 ビジネス系書籍に没頭したくなることも、

 日によってはリラックスした環境で
 漫画を読み進めたい、


 といった風に、
 時々刻々に気分は変転するものです。



■だからこそ、

 いつ、どこで、どんな気分になっても、
 即応できる態勢の

 「さまざまな分野の書籍」

 に触れられる環境を用意することに
 細心の注意を払うようにしています。



■こうした準備を怠り、
 万一、長い読書時間を取れる旅先等で、

 「読みたい本がない」

 となったら最悪です。

 半端ない手持ち無沙汰感と退屈で、
 死にそうになること請け合いです。


 だから、長期出張や旅行にあたっての
 書籍選定には吟味に吟味を重ねます。

 (ちなみに私は「紙の本派」なので、
  Kindleとかは全く使いません)



■おかしなこだわりと思われるかも
 しれませんが、

 それもこれも、冒頭に記したように

 【常時、震え続けていたい】

 からですし、こうした取り組みによって

 【自分自身が震えていたら、
  その思いを発信したくなるはずだし、

  そのメッセージに触れた他の人の心も
  震わせられるはず】

 と頑なに信じているからです。



■人の心を打つ、
 とまではいわないにしても、

 人の認知能力や時間を割いてもらい、
 関心を示してもらうためには、

 【感情を直撃するメッセージ】

 を提供できなければなりません。


 そして、それができるのは、

 【朝から晩まで、
  時々刻々に震え続けている人のみ】

 ではないかと思うのです。



■たまたま今日は、

 日本橋での打ち合わせ終了後、
 時間があったので、

 上野の国立科学博物館でやっている

 『明治150年記念
  日本を変えた千の技術博』

 という企画展に足を運びました。



■充実した、素晴らしい展示で、

 (しかも平日昼間だったからなのか、
  めちゃ空いていた)

 日本の近代史に関心を持つ人ならば、
 きっと

 「身悶えし、震え続けるに違いない」

 そんな展示が目白押しでした。



■私(鮒谷)もまた、

 展示物の歴史背景に思いを致しては
 ブルブル震え続け、

 (同じくブルブル震え続けているように
  見受けられる人が幾人もいましたw)

 そんなつもりはなかったのに、
 2時間半も長居してしまいました。



■こうした毎日を過ごしていればこそ、

 この感動、この感銘を、
 どうにかにして人に伝えたい、

 そんな思いが沸き立ってくるのでは
 ないでしょうか。

 (だから私もこうして15年間、毎日一日も休まず、
  メルマガを書き続けてこられました)。



■そういえば、

 たまたま昨日、俵万智さんの
 『考える短歌』という本を読んでいたのですが、

 この本の初っ端に、まさにこのことが
 記されていました。


 (ここから)
 ----------------------------------------

 短歌は、心と言葉からできている。

 まず、ものごとに感じる心がなくては、
 歌は生まれようがない。


 心が揺れたとき、その「揺れ」が出発点と
 なって、作歌はスタートする。

 それは、人生の大事件に接しての
 大きな心の揺れであるかもしれないし、

 日常生活のなかでのささやかな心の揺れで
 あるかもしれない。


 いずれにせよ、日頃から、心の筋肉を
 柔かくしておくことが、大切だ。

 そうすれば、さまざまな揺れに、
 柔軟に対応することができるだろう。

 ----------------------------------------
 (ここまで)



■まさにその通りだなあ、と膝を打ちつつ、
 読み進めていったわけですが、


 こうした思い(心の揺れ)なくして、

 「伝えるための、○○の技法」
 「分かりやすいプレゼン、最強ノウハウ」

 みたいな本をいくら読んでも、
 どれほどセミナーに通っても、

 何の意味もありません。



■心から伝えたいことがないのに、
 いかに技術を学んだところで

 「伝えるもへったくれもない」

 ではありませんか。


 私(鮒谷)は、
 講演の一つの理想形態として、

 (ドラッカーの著作のほぼすべてを翻訳して
  こられた)

 上田惇生先生の講演をいつも思い出します。


 (失礼を顧みずに記すなら)

 上田先生は、
 お年を召されていらっしゃるので、

 本当に、ゆらゆらと?ぶらぶらと?、
 といった感じで会場の前に立たれるのですが、

 しかしながら、
 いざ、話し始められれば、

 突然、スイッチが入ったかのように、
 思いの丈のすべてを吐き出すような、

 熱い、熱い、魂のこもった
 お話をなされるのです。



■昨今、はやりのプレゼン技法なんか
 くそくらえ、

 まさに思いつくままに言葉を操る
 「放談」形式のご講演なのですが、

 どういうわけか、
 それが聴衆の心を打つのです。

 (少なくとも私は、
  上田先生のそのお姿に震えました)



■改めて考えてみても、
 上田先生は、

 ありし日のドラッカーの姿を
 思い浮かべたり、

 残された言葉によって、心を震わされ続け、
 その感動を繕うことなく、

 私たちにお届け下さっていたからこそ、

 【その感動が、感動のままに伝わった】

 と言えるのではないでしょうか。



■やっぱり、
 人に何かを伝えるためには

 【技法よりも、心】

 なのでしょう。


 昔から私(鮒谷)は

 【朝から晩まで感動に震え、
  その震えをお伝えした誰かもまた震える】

 そんな毎日が理想だと願い続け、
 求め続けてきましたが、

 ようやく、ある程度のところまで
 到達しつつある、

 ようにも思われます。



■だから、おかげさまで、
 来る日も来る日も

 メルマガやら、放談やらセミナーやら、
 年間プログラムやらコンサルやら会食やら、

 あるいは一人でいるときも
 読書を通して、

 【年中無休で震え続けつつ】

 圧倒的な充足感と幸福感を感じながら
 生きることができています。


 いつもお相手を務めて下さっているあなたに
 満腔の感謝を捧げます。


 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■自分の心が震えてもいないのに、    人さまの心を震わせられるはずがない。   ■震える=興奮する=幸福感を感じる、    ということであるならば、    人さまに「震えの源」をそのままお渡し    することができれば、    それはそのまま「幸せのおすそ分け」を    行っていることになりはしないか。   ■また、震えの覚えもない者が、どれほど    プレゼンのテクニックを学んでも、    心を揺さぶる話などできるはずがない。    「テクニックより心」なのである。

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