毎日20万人が読んでいるビジネスコラム 平成進化論

日本最大級・毎日20万人が読んでいるビジネスメルマガ
「平成進化論」のバックナンバーをご紹介しています。

メールマガジン「見本」はこちら

5526号 私(鮒谷)が非難、攻撃、否定、反駁を喜ぶ理由とは


■イギリスの哲学者・政治哲学者・
 経済思想家である、

 ジョン・スチュアート・ミルは
 その著書『自由論』において

 「反論の自由」

 について、
 以下のように述べています。


 (ここから)
 ---------------------------------


 ある意見が、

 いかなる反論によっても論破されなかったが
 ゆえに正しいと想定される場合と、


 そもそも論破を許さないために、

 あらかじめ正しいと想定されている場合との
 あいだには、

 きわめて大きな隔たりがある。


 自分の意見に反駁・反証する自由を
 完全に認めてあげることこそ、

 自分の意見が、自分の行動の指針として
 正しいといえるための絶対的な条件なのである。


 全知全能でない人間は、

 これ以外のことからは、自分が正しいといえる
 合理的な保証を得ることができない。


           ミル『自由論』より


 ---------------------------------
 (ここまで)



■この言葉を通して、

 「自分の意見を風通しのいい場所に
  置き続けること」

 の大切さに、
 あらためて思いを致さずにはおれません。



■狭い世界に閉じこもるのではなく、
 自分の意見を多様な外部の人たちにさらし、

 そこから忌憚のない意見を
 伺うことによって、

 ときに気づき、ときに凹み、
 ときにショックを受けたりする、

 といったこともあるものです。



■しかし、それらを上回る大きな価値も
 得られます。


 それは自分がとても思いもよらなかった

 「盲点」

 を教えてもらえることが、
 ときにあるから。



■自分ひとり、あるいは
 同質性のコミュニティの中にいては、

 決して思いもしなかったであろうことを、


 不特定多数の人の目に留めてもらい、
 先入観のない意見を頂戴することによって、
 気づかされた、

 そんな経験がこれまでに何度も
 あるのです。



■ここで唐突に思われるかもしれませんが、

 「古典」

 の意味について考えてみたいのですが、


 そもそも古典とは、

 長い時間をかけて多くの人から
 非難、攻撃、否定、反駁を受け、

 遂にはそれでも生き残ってきたからこそ、

 【古典が古典たりえている】

 といえるのではないでしょうか。



■大勢の人からの意見を真摯、かつ、
 虚心坦懐に受け止めることによって、

 このメカニズムが同様に働くこととなり、
 やがては

 【叡智を獲得し、成熟を遂げていく】

 ことに繋がるのではないでしょうか。



■辛いことや、傷つくことも
 決してないわけではない、

 そんな情報発信の世界ではありますが、


 それでもなお、止めることが出来ないのは

 【長い修練(非難、攻撃、否定、反駁を
  受け続ける)の延長線上に、

  叡智や成熟の世界が待っている】

 と確信するが故。




 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!



 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■自らの意見を多様な人たちの前に    展開することは、ときに批判などを受け、    ショックを受けることもあるだろう。   ■しかしながら、それによって、    自分が思いもよらなかった盲点に    気づかされることもあるものだ。   ■大勢の人の目にさらし、頂いた意見を    虚心坦懐に受け止めることは、    叡智を獲得し、成熟を遂げていくことに    間違いなく、つながっていくだろう。

カテゴリ:



※現在、20万1602名が購読中。