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5491号 「年収2700万円」が中央値の、あの会社


■以前も書きましたが、


 2週間ほど前、
 Amazonプライムで提供されている

 『バチェラー・ジャパン シーズン2』

 に、はまり込んでしまい、

 2日で全12話(13時間ほど)を
 見終えてしまいました(照)



■かくほどまでに、

 私(鮒谷)をして、
 没頭、没入、没我の時空に導いた、

 『バチェラー・ジャパン』

 とは、どんな番組か、という説明は
 ウィキペディア(↓)に譲るとして


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 2002年に全米にて『The Bachelor』の原題で放送が
 開始された、人気恋愛リアリティ番組の日本版である。

 放送開始時点でアメリカではすでに20シーズンが
 制作され、全世界225か国以上でも放送されている。

 40か国以上で撮影され、30か国以上の国で
 ローカル版が制作されるなど、

 数あるリアリティ番組の中で最も国際的で
 実績のある人気シリーズとなっている。

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 13時間、投下した時間以上の学びが
 ありました。



■その後、この番組について
 いろんな経営者と話をしましたが、

 忙しいはずの社長なのに、
 案外、みんな見ているものですね(笑)


 その流れで、

 知人から、同番組に出ていた女性が来るという
 パーティにお誘いを頂いたのですが、

 残念ながら予定が合わず(笑)



■それはともかくとして、

 いくつもの気付きがありましたが、
 今日はその一つを記そうと思います。


 それは、ビジネスに携わるものにとって
 絶対に無視することのできない

 【顧客の感情を『バチェラー』以上に
  動かせているか】

 という視点。



■自社の提供する商品やサービスとの
 比較対象を、

 「近隣の同業者」

 といった卑近なところではなく、


 「(異業種、異業界の極致たる)
  Amazonプライム・ビデオ」

 に置いてみてはどうか、

 その前提で問いを立ててみてはどうか、
 そんなことを考えるようになりました。



■ここでは一つの事例として、


 Amazonプライム・ビデオを取り上げましたが、
 もちろんネットフリックスでもいいし、

 フェイスブックでも
 インスタでもいいし、

 ユーチューブでも
 ニコニコ動画でもいいし、

 メルカリでも
 各種ソーシャルゲームでもOKです。



■そうしたサービスがもたらす

 【感情移入レベル】

 と同じレベルのものを、

 自身(のビジネス)が
 提供できているかどうか、

 という問いを
 自らに投げかけてみてはどうでしょう。



■正直、

 「他のすべてを後回しにしてでも」
 「時間を忘れて」
 「次の回を待ちわびて」

 という感情までは、
 とうてい、もたらせていない、

 と認めざる人が99.99%ではないでしょうか。

 (かくいう私(鮒谷)も、
  残念ながらも、そちらの部類です)



■実は、これらのサービスを提供している

 GAFA(グーグル、アップル、
 フェイスブック、アマゾン)をはじめとする、

 急成長を遂げている企業は
 例外なく

 「顧客のプラスの感情を喚起させ、
  認知能力を根こそぎ持っていく」

 ことで、その基盤を一層、
 強固にし続けているわけです。



■ビジネスを営む私たちは、

 当人がまったく気づかぬところで、
 こんな巨大企業と戦っているわけです。


 現に、

 可処分認知能力(という言葉があるかどうかは
 分かりませんが)も、

 それに伴って、
 可処分時間も、可処分所得も、

 GAFAや、それに類する企業に
 どんどん吸い上げられているのが実態です。



■それがあまりに巨大なレベルで行われている
 から気づきにくいだけの話で、

 実際には、

 「それら以外の会社から、
  GAFA等の企業への認知能力の移動」

 が着々、粛々と進んでいることになりますね。



■「私」や「あなた」が
 彼らに持っていかれているように、

 「私やあなたのお客さま」

 も同じように最大の希少資源であるところの
 認知能力を持っていかれている、

 と気づいた時、戦慄が走るのです。



■でも、ほとんどの人は
 そんなことを考えたこともないし、

 気づいてもいませんね。
 だから恐怖も覚えません。


 ただ、私(鮒谷)は15年間、
 メルマガを書き続けてくる中で、

 この厳然たる事実と歴史の流れを
 肌感覚で感じ続けてきました。



■ハッキリ言って、
 いくら頑張ってメルマガを書いても、

 読み手(きっとあなたも含まれます)の
 認知能力はどんどん

 「他のあらゆる、認知能力を奪う
  各種サービス」

 に奪い取られていくのが、
 リアルに実感されるのです。



■でも、これはきっと私だけのことでは
 ありません。

 商売を営むすべての人が、
 同じ環境にあるのです。

 違いは、その事実に気づいているか、
 気づいていないか、だけのこと。



■気づいていれば、

 その流れに抗すべく、
 さまざまな対応策を検討できますが、

 気づいていなければ、
 真綿で首を絞められるがごとくに、

 徐々に締め上げられ、
 やがては干上がってしまうことでしょう。



■これが格差が開き続ける、
 大きな理由の一つです。

 巨大資本が、とてつもないコストを掛けて
 人々の認知能力を奪いに来ています。

 水面下でとんでもないことが、
 既に起こっているのです。


 しつこいようですが

 『バチェラー・ジャパン』

 などを見ていても、

 とてつもなくお金を使っているのが
 見て取れますが、すべては

 「顧客の認知能力の全てを頂く」

 その目的のため、と考えるなら、、、



■潤沢な資本で、

 大勢の人のアテンションを
 根こそぎ動員ならぬ、根こそぎ吸引し、

 そのプラットフォーム上に
 さまざまな課金システムを乗せていくのだから、

 ぼーっとビジネスをやっているだけでは、
 早晩、自滅していかざるを得ないでしょう。



■既に

 「Amazonエフェクト」

 をリアルに感じている方も
 たくさんあるでしょうし、


 あるいは、対岸の火事として、実感なく
 眺めている人もあるでしょうけれども、

 この大波は、やがてすべてを飲み込み
 尽くすはず。



■現に、先日の新聞記事では、

 アメリカのフェイスブックが
 従業員らに支払った報酬の中央値は、

 2017年のデータですが、
 24万ドル(約2700万円)、

 だったと報じられていました。



■平均値ではないですよ、
 中央値です。


 平均値であるなら経営幹部の巨額報酬を含めての
 数字となるので分からないでもないですが、

 全従業員を所得の高いところから
 低いところまで一列に並べて、その

 「中央値」

 をとったところに、
 年収2600万円の社員がいる、

 という話ですから、

 このプラットフォームの稼ぎ出す力の
 大きさが見て取れるというものです。

 そして、この傾向はますます強化されて
 いくものと思われます。



■とするならば、我々は

 『バチェラー・ジャパン』

 を見て、没頭、没入、没我の境地に
 引き入れられつつも、


 ほんの少し冷静になり、

 わずか数千円のAmazonプライム会員に
 なるだけで、

 このような動画が見放題になる、
 という状況の訪れを、

 本当は危機感とともに眺めなければ
 ならないというわけです。



■『バチェラー・ジャパン』を、
 口を半開きにしながら

 「ほぇ~~~~~」

 とかいいつつ、
 眺めている場合じゃない、

 ということですね。



■そんなこんなについて、

 この1、2週にわたって
 親しい経営者たちと話をしていたのですが、

 そんな観点から、

 『バチェラー・ジャパン』

 を見られると、


 単なる娯楽としてではなく、
 大いなる学びの教材、

 として捉え直すことができるのでは
 ないでしょうか。



■、、、などと、

 13時間という大きな時間を
 費やしてしまった後悔の念を、

 プラス方向に解釈替えしてみるの巻w




 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■ビジネスとは、顧客の感情を動かしつつ、    認知能力を頂戴する営み。   ■認知能力を根こそぎ、頂ければ、    可処分時間も根こそぎ頂け、    さらには可処分所得も頂戴できるもの。   ■顧客への感情訴求に劣る企業や事業は    早晩、市場から退場を迫られる。   ■この戦いがグローバルのレベルで、さらに    気づかぬところで既に始まっている。    ゆっくりと真綿で首を絞められ、気づいた    ときには手遅れだった、    ということにならぬよう、今から(弥縫策    ではない)真の対応策を考えるべき。

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