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5481号 一人に回答を渡しつつ、同時に複数人に回答を渡すという訓練


■かれこれ4年ほど、

 毎月一度、「年間プログラム」にて
 丸一日、ひたすら話し続ける、

 そんな機会を頂いてきました。


 このプログラムでは、
 私(鮒谷)が話をしているうちの、

 およそ7割から8割は、
 参加者の皆さんから質問を頂戴し、

 その質問にお答えする、
 という流れで進めています。



■イメージとしては、

 「グループコンサル」

 という形に近いかもしれませんね。


 もちろん頂く質問は各人の状況に応じた

 「具体・個別のそれ」

 であることが大半ですが、


 質問に対して打ち返すときには、

 質問者お一人お一人の
 具体・個別の状況に対して、

 「私(鮒谷)なら、
  こう考えて、こう行動する」

 という考えをお伝えすると同時に、


 それだけにとどまらず、
 参加者全員が運用できるレベルにまで、

 抽象度を一段、
 ときに二段ほど引き上げて、

 【必ず普遍性・汎用性を持たせた形で
  回答する】

 ことを自らに課しています。



■つまり、


 1、質問者への直接の回答を行いつつ

 2、抽象度を引き上げた、
   参加者全員に対する回答もお渡しする


 ことを同時に行う、という負荷を
 自分自身にかけるように心がけている、

 ということです。



■これによって、

 質問者のみへの回答に終始し、
 他の参加者は他人事として聞き流している、

 そんな状況を絶対に作らないように
 意識しているつもりです。



■このトレーニングが、

 【抽象思考(=物事の本質を捉える力)を
  強化してくれるのに役立った】

 のは間違いないと思います。


 質問者に対する、
 具体・個別の質問に回答しつつ、

 他の参加者に対しては、

 当事者意識を持って、聴かずにおれなくなる
 話をすることを基準と設定するから、


 先日、書いた話でいえば、

 【具体と抽象の梯子(はしご)の上り下りを、
  数え切れないくらい繰り返す】

 ことを自らに強制されることと
 なるのです。



■こうしたことを意識して、

 「質問→回答」

 ときに、

 「回答に対する再質問」

 もありますから、結果として
 一日何十往復も質疑を繰り返せば、

 「『抽象思考』という名の筋力が
  強化されないはずがない」

 そう考えているのです。



■実際に、

 多分に自惚れ混じりではあるでしょう
 けれども、

 具体・個別の質問に対する回答が、
 その人に対してのみの回答に留まってしまった、

 ということは、
 限りなくゼロに近いはず、

 と、自分では思っています。



■ちなみに、年間プログラムにおいて、

 (昼食時間や休憩時間を除いて)

 仮に一日あたり6時間を
 質疑応答に費やしているとするならば、


 過去、累計50回ほど開催してきましたので、
 都合、

 「合計300時間に及ぶ、
  質疑応答を重ねてきた」

 ということになりそうです。



■もちろん、この数字はあくまで
 年間プログラムに限ったものですから、

 その昔、40回近く開催してきた
 3日間セミナー(のち、2日間セミナー)をはじめ、

 他の放談会やセミナーまで含めると、
 おそらくは累計1000時間をゆうに超え、


 さらに個別コンサルまで入れれば、
 のべ数千時間という時間、

 質疑応答を行い続けてきた、

 ということになろうかと思います。



■つまり、圧倒的な量稽古を行ってきたので
 控えめに言って

 (あくまで自身の専門分野においてでは
  ありますが、少なくとも当該分野における)

 「質疑応答のプロ」

 であると自認するとともに、
 その自負もあります。



■こうした質疑応答を重ねると、

 【具体と抽象の間をつなぐ階段の、
  高低差が、どんどん縦に伸びていく】

 そんな感覚を掴めるようになってきます。



■やがては、頂戴した質問が、

 【超・具体 ーーーーーーーーー 超・抽象】

 の間の、

 どのあたりの具象度(あるいは抽象度)に
 あるのかを瞬時に判断して、

 質問に対する直接の回答を行いつつ、


 同時に、参加者における

 「最大公約数」

 ともいうべき、皆が皆、
 当事者意識を持ってお聴き頂けるであろう

 「普遍のレベル」

 にまで、回答の抽象度を引き上げ、

 場全体に対する回答も
 その場で行えるようになるのです。



■とはいえ、

 もちろん、質問に対して回答、
 さらに回答に対して再質問、

 といった形で何回も繰り返されることになる
 質疑応答に対する事前準備は不可能ですから、

 このような場においては常に

 「ひりつくような緊張感」

 があるのです。



■でも、この緊張感があるからこそ、

 自分のポテンシャルが限界まで
 引き出されることとなるでしょう。

 散々やってきたので、このことは、
 確信レベルで間違いありません。



■だから私(鮒谷)にとっては、

 年間プログラムをはじめとする、
 質疑応答の場は、

 「私はいま、生きている」

 という実感を味わえる、
 最高の場ともなっています。



■ということで、今日は、

 「あなたもぜひ、
  緊張感あふれる質疑応答の場」

 を作り出し、
 身を置いてみられては、

 というお勧めをいたします。



■自分が「勉強会」を主催し、
 講師として前に立ち、

 時間の許す限り、質問が尽きるまで、
 恐怖を乗り越えて、質疑応答を繰り返す。


 慣れていない人にとっては、とてつもない
 プレッシャーになると思いますが、

 最高レベルで自分の能力を引き出すための
 トレーニングとなるのではないか、

 と今更ながらに思っています。




 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■自分の能力を最高レベルにまで    引き上げたいのなら、    逃げることのできない「質疑応答の場」を    自ら作り出し、    最前線に立って、圧倒的な回数の、    質疑応答の量稽古を行うと良いだろう。   ■具体と抽象の階段を何度も上り下りする    うちに、高低差が生まれるようになる。    すなわち、世界を俯瞰しつつ、現場レベル    のことも理解できるようになるのである。   ■具体的な事例の提示で人を惹きつけつつ、    抽象度の高い(汎用性の高い)教訓や、    ソリューションを提示することによって、    納得も得心も行く形で理解が深まり、    行動を促すことができるものである。   ■人の変化・変容に携わる者は、    具体抽象の階段を自在に上り下りし、    1対1での、具体個別の回答を渡しつつ、    同席する複数の人に、抽象度を高めた    回答をも渡せるようにならねばならぬ。

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