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5466号 「上から目線」と「横から目線」と「下から目線」を共存させるべし


■専門家といわれる人の中には、
 往々にして、

 自分の専門分野における知識を
 持ち合わせていない人を見下したり、

 馬鹿にしたりする傾向があったり
 するものです。



■お客さまがそうした雰囲気や気配を
 醸し出している専門家に遭遇すると、

 契約を解除するなり、そもそも契約自体を
 行わなかったりすることもあるでしょう。


 しかし、当の本人は

 「専門家が専門家として
  振る舞っているのだから、何が悪いのか」

 と、その振る舞いのどこに問題があるのか
 思いを致すことができぬこともあるようです。



■こうして、

 一向にお客さまが獲得できず、
 獲得できてもそれが継続されることなく、

 いつまでたってもお客さまに困ることに
 なる

 【(自称)専門家】

 がまた一人、
 生まれることとなるのです。



■ある分野における素人は、
 素人であるがゆえに

 「対価を払ってプロにお願いしたい」

 と思うわけですが、


 任せようと思ったプロに
 専門知識、能力があるのは前提として、

 顧客に緊張を強いない、
 無駄な気を遣わせない、

 そんな心がけも同時に持つ必要があるのです。

 そうでなければ安心して「託す」ことが
 できなくなるからです。



■専門家は、

 そうした包容力や心の余裕を
 持つ必要がありますし、

 同時に、あくまで自分がお客様よりも
 秀でているところがあるのは

 「自分の専門分野」

 においてのみであり

 (秀でてないければ
  専門家たりえないのですから、当然です)、


 しかしながら、
 他の分野においてはむしろ、

 お客さまの方が自分よりも知識や経験、
 能力をお持ちであることが多い、

 いや、むしろほとんどである、

 という理解や認識を、
 謙虚さとともに持っておく必要があるでしょう。



■すなわち、
 誤解を恐れずにあえて言うならば

 【上から目線
  (専門家として、プロとしての目線)】

 とともに

 【横から目線
  (人と人との結びつきを前提とした目線)】

 の両方を同時に共存させられるのが、
 真のプロ、

 と言えるのではないでしょうか。



■人と人との関係性の構築なく、
 ただ、

 「自分はあなたよりも頭がいいし、
  経験もあるし、
  さまざまなことを知っているし、

  それを知らないあなたは
  一段下、二段下の人間である」

 という態度を取っていると、

 その行為によって勘違いした(誤った)
 自己肯定感は育まれるかもしれません。


 ただし、
 それは実を伴っていない態度であり、

 結局はそうした姿勢が、自らの首を徐々に
 締め上げていくことになるに違いありません。



■今の世の中は、

 「知識社会
  (各分野における専門知識に基づいて、
   構築された社会)」

 であるがゆえに、それぞれの分野において
 専門家が存在します。



■つまり

 「自分は◯◯の分野においてはプロだが、
  それ以外の分野においては全くの素人」

 という形で、相互に補完しあう構造(社会)の
 中で生きているのです。


 自分の持っている専門知は
 ごくごく一部の分野にすぎず、

 あとは全て、他の専門家から知識や能力を
 お借りしなければ、

 今の世の中は
 生きていけないということですね。



■そうした認識を持っていれば、

 自分の専門分野や知識、能力について
 誇りを持つとともに、

 他の分野においては、当該分野における
 (わたし以外の)専門家達に頼らなければならない、

 ということは当然に理解できるはず。



■それが分からないから

 【素人に対して偉そうに振る舞う、
  勘違いした(自称)専門家】

 が生まれてきたりするのです。


 素人サイド(?)が、自称専門家と接し、

 「この人は専門家なのだから、
  偉そうにしているのは当たり前」

 と思っている限り、そうした人たちが
 跋扈する余地を残すこととなるでしょう。



■そういう人には遠慮なく、離れて、

 「お客でなくなればいい」

 というのが私(鮒谷)の考えです。

 こうして一人もお客さまがいなくなれば、
 その人も考えを変えざるを得なくなるでしょうから。



■ただし、一つだけ注意しておきたいのは、

 とはいえ、専門家に対するリスペクトは
 決しては忘れてはならない、

 ということです。


 私は客であり、金を払っているのだから、
 いうことで今度は、

 【上から目線】

 になるのは、これまた具合が悪いもの。


 専門性に対する敬意が払われなければ、

 専門家としての誇りを傷つけてしまう
 ことになるからです。



■そう考えると、専門家に向き合うときには、

 【下から目線
  (専門家に対して敬意を表する)】

 とともに、

 【横から目線
  (卑屈になるのではなく、
   人と人とのお付き合いを前提とする目線)】

 を持つことが必要ではないでしょうか。



■各人がそれぞれの分野において
 プロとして独立した専門性を持ちつつ、

 人と人とのつながりを大切にし、
 互いをリスペクトしあって、助け合う、

 そんな社会が形成されれば、
 世の中はよくなると思うのです。


 その社会はきっと

 「上から目線」と、
 「横から目線」と、
 「下から目線」とが、

 無理のない、自然な形で共存しているはず。


 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■顧客を見下す専門家は、    真の意味において専門家ではない。   ■お客さまも人間であるから、ある分野に    秀でた専門家であればこそ、    人と人との関係性構築を意識した    コミュニケーションを行うべきである。   ■これは専門家を探す際にもあてはまり、    いかに専門性があろうとも、    過度に緊張を強いたり、    傲慢に振る舞う人があったとするならば、    その専門家には依頼しない、    という選択をあえて取るべきではないか。   ■高度に知識化され、専門家の力を借りずに    生きていくことが難しい現代だからこそ、    知識を提供する立場であれ、    反対に知識を受け取る立場であれ、    まずは人間同士のつながりありき、    という姿勢を意識したいもの。   ■各人がこうしたことを意識していくことで    よりよい社会が形成されていくのでは。

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