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5387号 「お金の話は下品、はしたない、見苦しい」と思われている方に


■人は

 【可視化されていないものに対して、
  不安が生じる】

 生き物です。


 たとえば金銭面でいえば、

 向こう数年、
 あるいは10年、20年、

 さらには老後を迎え、死ぬまでに、
 いくら必要になるのか、

 「具体的に」

 計算している人は
 どれだけあるでしょう。



■これが

 「見える化」

 されていなければ、
 なんとなくの心配が残り続け、


 それを消し去りたいがために

 「何ごとも起こらないに違いない
  (起こってもらいたくない!)」

 と信じ(盲信し、あるいは願い)、
 その根拠なき思いにすがろうとして、

 かって、始終、無意識レベルでの不安に
 苛まされることとなりかねません。


 これがボディーブローのように、ダメージ
 (=ストレス)を与えるようになるのです。



■現実問題として、

 それなりの期間、人間が生きていけば、
 その間に何があるか分かりませんし、

 むしろ、

 【向こう数十年の間、
  大過なく過ごせたることのほうが珍しい】

 くらいの思いを持って、
 生きていくべきではないでしょうか。

 希望的観測に身を委ねることほど、
 恐ろしいことはありません。



■後悔という字は

 【後に悔いる】

 と書きますが、なにか起きてから

 「あのとき、
  ああしておくべきだった」

 と滂沱の涙を流して後悔しても
 もはや手遅れ。



■だからこそ、

 (すべてのリスクに備えられる、

  などと言うつもりはありませんし、
  現実的ではありませんが)

 少なくとも

 【常識的に考えて、
  この程度のことは可能性として起こりうる】

 と思われることについては、備えを
 手当てしておく必要があると思うのです。



■だからこそ、

 【リスクはできる限り可視化
  (言語化、といっても良いでしょう)】

 しておく必要があるのではないでしょうか。


 たとえば、


 ▼自分が就労不能になるリスク
 ▼親の介護リスク

 ▼配偶者や家族が倒れたり、
  傷病や疾病、障害を負うリスク

 ▼あるいはそれ以外の理由による、家族や親族に
  まつわる金銭、身体、精神面のリスク

 ▼自分の能力や経験が陳腐化するリスク
 ▼勤務先の倒産リスク

 ▼不慮の事故を起こすことによる賠償リスク
  (家族が起こすこともある)

 ▼大災害のリスク
 ▼治安についてのリスク

 ▼インフレリスク
 ▼国家が不安定化するリスク


 などなどを、すべてリストアップして、

 「それらが現実に起きたら、
  どうなるか、どうするか」

 について、自問自答を繰り返し、
 幾度もシミュレーションを行い、

 平時より備えを厚くしておく必要が
 あるのではないでしょうか。



■そんなイメージトレーニングを重ね、

 【一発、(上記に記した、危機という名の)
  パンチを食らってもKOはされない】

 くらいの経済的、ならびに、非経済的な備えを
 固くしておくことによって、初めて

 【最低限の準備ができた】

 といえるはず。

 (これで「最低限」です)



■そのレベルの備えができれば次は、

 往々にして

 「泣き面に蜂」
 「弱り目に祟り目」
 「踏んだり蹴ったり」
 「二度あることは三度ある」

 ということがありますから、

 【二、三発のパンチがきても、
  倒れない】

 くらいまで足腰を強化しておきたいもの。



■そして最後は

 【パーフェクトストーム
  (複数の厄災が同時多発的に生じること)】

 つまり上に挙げた項目が、
 3発、4発、5発と立て続けに来ても、

 それでもなお、
 いまだ、立っていられるほどの

 【経済的、非経済的な備え】

 を理想的には目指したいもの。



■冗談ではなく、

 【実際に、生身の体に危機が起こる時には、
  立て続けに起こるもの】

 だというのは、個人的な研究結果からも
 かなり確実です。


 健康を害することによって職を失い、
 職を失うことで家族を失う、

 といったことがあったり、

 職を失い、収入の道が絶たれ、
 ローンを返済できずに家を追われ、

 というコンボを叩き込まれることも
 あったりするのです。



■あるいは、

 親の介護が生じることによって、家族全体に
 ダメージがドミノ倒し的に波及することもあるし、

 そうしたところから生まれる、経済的な、身体的な
 ダメージが心理的ダメージに来ることもあるし、

 といったことを考えると、

 【不測の事態は、
  単発で訪れるほうが稀】

 と思っておいたほうがよいかもしれません。


 だからこそ、

 【パーフェクトストーム】

 が訪れてすら、対応できるくらいの

 【備えと柔軟性】

 を手に入れておきたいものと、

 (古くからの読者さんは
  ご存知のことと思いますが)

 私(鮒谷)は考えて生きてきました。



■もちろん、

 備えにも段階があるわけで、
 時間をかけて、

 堅牢な城塞を作るときのように、
 一つ、また一つと石垣を積み上げていく、

 しかないでしょう。



■それが億劫だ、
 考えるのも面倒くさい、

 滅多なことは起こらないだろう、
 万一起きてもなんとかなるだろう、

 と考えていて、

 「絶対に後悔しない」

 というのなら、

 「お好きにどうぞ」

 ということになるのでしょうけれども、

 私(鮒谷)などは考えれば考える程、
 不安で不安でたまらなくなります。



■それなりに時間をかけて、

 多少はしっかりとした土台と石垣を伴う
 お城は作れたのではとは思っていますが、

 それでもなお、一朝、ことあらば、
 あっという間に倒壊してしまうのでは、

 という不安があるからこそ、
 今もなお、暇さえあれば、

 【城塞(石垣)の補修、改築、増築、強化】

 に余念がありません。



■特に経済面においては、

 【(贅沢するために、という目的ではなく)
  有事に備え、備えあれば憂いなしの態勢を作る】

 という思いで、

 【フローを太くし、
  ストックを厚くしておかなければ】

 そんな強迫観念にも似た思いも、
 あるのです。



■そんな姿勢を笑わば笑え。


 でも、ときに

 「滅多なことが起こらないと思っている人に、
  滅多なことが起こる」

 ことが本当にあるのです。



■備えてきて、それでもなお、
 抗しきれない現実に気付かされたのであれば、

 まだ諦めもつくかもしれません。


 でも、

 「自分の身に大変なことが起こる可能性が
  少なからずある」

 と思いながらも、

 面倒に思ったり、見て見ぬ振りをしたり、
 過度の楽観主義に走ったりして、

 先送りを重ね、

 「いざ、事が起きたときに愕然とする」

 ことほどの後悔はないのではないでしょうか。



■そして、

 上に記したたくさんの項目の、
 一つ、あるいは二つほどの危機は、

 向こう10年の間に相当程度の蓋然性を
 もって起こりそう、

 という人は、それなりに
 いらっしゃるのではないでしょうか。



■だからこそ、
 ここまでに書いてきたことは、

 「決して心配のしすぎ」

 でもなければ、

 「杞憂」

 と言えるようなものでもないと
 思われます。



■こうした現実を直視することから
 危機管理、

 ひいては人生設計を始めるべきでは
 ないでしょうか。


 もちろん、ただ

 「リスクに備えるだけの人生」

 もつまらないものですが、

 「守りを固めたからこそ、
  安心して攻めていける」

 ということはありそうです。



■お金の話をすると

 「下品」
 「はしたない」
 「見苦しい」

 と言われる方がありますが、
 こうした

 「下品」
 「はしたない」
 「見苦しい」

 話に平時には触れようとせず、
 どころか、触れている人をバカにして、


 いざ、自身の身の上に「事」が起きて、
 それでもなお

 「お金の話は下品、はしたない、見苦しい」」

 と言っていられるでしょうか。



■、、、そんな話も先の大阪での

 【お金の認識放談会】

 で触れたのですが、

 参加下さった方から、
 以下のようなご感想を頂戴いたしました。


(ここから)
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 今回解消したかった悩みはただ1つだけでした。


 質問をさせて頂いたところ、
 分かってはいたけれど認識していなかった、

 若しくは自ら目を背けていた、
 蓋をしていた事をズバリと言われ、

 何かつかえが取れました。


 私の質問は・・・

 どうしても定量的な目標、
 特にお金の目標に対して、

 どうしてもモチベーションが上がらないこと、
 気持ちが乗ってこないことでした。


 目標として数字を掲げても、

 何か人ごとというか、
 自分にしっくりこないというか、

 全然臨場感が湧いてこない。


 音源では鮒谷さんが1億円をどのように
 リアルなものとしたのかの事例がありましたが、
 やはり真似する気にならない・・・


 自分ならどうするかも考える気が湧いてこない・・・


 鮒谷さんのご回答は、

 不安や恐怖などの感情をお金と結びつけること。


 感情が動かないと人はその気にならない
 というのは理解していたつもりでしたが、

 どうしても「正」の感情(「クリーンエネルギー)に
 紐付かなければならない、

 というのが無意識にあったのだと思います。


 老後破産や無縁社などの事例を見ると・・・
 病気や事故、ケガ、加齢など、大過や災いは起きるもの。


 それも襲われるときには重ねて襲われ、

 二進も三進もいかなくなる、ということは
 現実に起こっていると。


 私はそれから目を背けているだけ。


 これらに対する「負」の感情、
 (ディーゼルエンジン系)

 「(このままでは)やばい!」

 という危機感の方が、

 特に初動では気持ちが乗る、
 加速がつけやすい、

 という話は、腹落ちしました。


 (過去に、思い出すとそういう経験がいくつもあるのに、
  何故封印していたのだろうか・・・

  あまりにもリスクが大きすぎて
  認知の限界を超えていたから?)。


 先ずは自身に起こり得るリスクを
 具体的に想定して金額に落とし込む。

 それを積み上げたらいくらになるのだろう・・・


 そこを明確にしてから目標を洗い直すことにします。

 年収3000万円・貯蓄3億円

 はリアルでした。

 自分も数字としては似たようなことは書いていました。


 今までは全然臨場感も切実感もなく、
 全然突き動かされなかった理由が明確になりました。

 どうもありがとうございましたm(_ _)m


 他には・・・

 ・朝10時までに仕事は片付ける
  いかに第二領域の時間を捻出するか

 私は逆にしていました・・・(^_^;


 ・収入×10倍の年収を目標に掲げて、
  言い続けて、言い続けて自分を洗脳する

  そうすることで無意識に自分がフォーカスしている
  お金のコンフォートゾーンのタガが外れる


 などなど、まだありますが、

 以上の3つが特に自分を変える、
 考え方や具体的な方法論になりました。

 どうもありがとうございました0(^-^)0

 今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げますm(_ _)m

             (M.F さま)

 ---------------------------------
 (ここまで)


 Fさん、先日は遠いところからお越し下さり、
 ありがとうございました!



■Fさんがお書きくださったように

 「臨場感、切実感」

 はとても重要ですね。


 まさに上に記したことを、臨場感、切実感を
 伴わせながら感じることは大切である、

 と考えています。



■ただ、いつもお伝えしていることですが、

 別に私(鮒谷)が話をしていることが
 正しい、こうすべき、こうしたほうがいい、

 などというつもりは、
 サラサラありません。



■一人ひとりがそれぞれ異なる考え方を
 持っていていいと思っていますから、

 自分の考えを強要するつもりなど
 あるはずもありません。


 あくまで

 「私(鮒谷)は、こう考えています。
  ご参考になるところがあれば、ぜひどうぞ」

 くらいの感覚ですね。


 それぞれがそれぞれの人生を、
 自ら責任を持って生きているのですから、

 介入すべきでもありませんし、
 そうした考えが当然だと思っています。



■その上で、

 ここまでに記してきたようなことに対して、
 なにか

 「気づき」

 が生まれたとするならば、
 そこから何かを

 「決断」

 して、さらには、返す刀で

 「アクション」

 を起こされるとよいのかなと思います。



■そんなわけで(!?)、

 私は今日も、明日も、明後日も、
 引き続き、粛々と、

 【城塞(石垣)の補修、改築、増築、強化】

 に、これ、努めてまいろうと思います。


 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■リスクはできる限り、可視化(見える化)    して把握しておくべきだろう。   ■可視化されていないと、漠然とした不安に    襲われ続けるからだ。   ■可視化し、直視することにより、リスクに    備えるためには何が必要かが理解される。    そこではじめて    「時間をかけての準備」    を行う心理的な態勢が整うのである。

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