毎日20万人が読んでいるビジネスコラム 平成進化論

日本最大級・毎日20万人が読んでいるビジネスメルマガ
「平成進化論」のバックナンバーをご紹介しています。

メールマガジン「見本」はこちら

5386号 「簡略化された学び」は学びになるどころか、害になることすらある


■先日、大阪で開催した

 「お金の認識放談会」

 に参加下さった方から、
 ご感想を頂戴いたしました。


 (ここから)
 ---------------------------------------------


 今回のセミナーも、
 個別具体の「金持ちになる」ために方法ではなく、

 最初に理解すべき「認識」について、
 学ばせて頂きました。


 これは、鮒谷さんが常々、仰っている、

 とにもかくにも最初に認識を変えることが大切。

 それが変わって初めて、具体的行動(テクニックや
 スキル)を学ぶ意味が出てくる。

 認識の変化なしに、
 スキルを学んでも何も意味がない。

 というところに、
 鮒谷さんの一貫性を感じました。

 (いつも一貫性が大切と仰っているので、
  まさにそれを思いました)


 具体的に学ばせて頂いたことを
 下記に記載させて頂きます。


 【金持ちになる(=お金が空気になる)ための
  ステップ】

 ステップ1

 人は、見たもの、聞いたものしか想像できない。
 これによって行動を規定されてしまっている生き物である。

 だからこそ、お金持ちになりたければ、
 金持ちを見る、触れる。


 そして、彼らが何故その行動をしているのか?
 その行動の原理原則を理解しなければならない。

 金持ちには金持ちの原理原則、ルールがある。

 見たことも聞いたことも、触れたことも、
 あるいは考えもしたことがないから知らないだけ。


 金持ちでない誰もが、
 「そんなもんあるのかよー」って思っている。

 仮に触れたとしても、自分には無理。
 関係ないものだと思ってしまっている。

 だから、金持ちになるファーストステップは、
 その「原理原則」があることを理解しようとすること。

 そして、出来るところから実践していくこと。


 その原理原則は、最初は理解できないはず。
 びっくりするはず、違和感を感じるはず。

 というよりもむしろ、
 違和感を感じない方がおかしい。

 でも、その違和感から逃げないで、向き合う。
 体に取り込もうと努力する。

 例えていえば、未知のウィルスが体に侵入してきて、
 最初は、体が言うことを利かない。


 でも、それに耐えられる抗体が
 生まれるまで頑張る。

 それを克服するとバージョンアップしている。

 あるいは、ドラゴンボールでいう「超神水」を
 飲んだ時の悟空のイメージ。

 カリン様から吐き出すように言われても
 吐き出さなかったからこそ強くなった。

 であるならば、
 自分がモデルとする金持ちは誰なのか?

 も同時にとても重要になる。


 ステップ2

 お金とは何か?
 提供した価値に対する代価。

 信用信頼(=無形資産)の積み重ねによって
 貯まっていくもの。


 信頼を積み上げていくと、

 それが評価・評判を呼んで、
 それは、雪だるま式に増えていくもの。

 だからこそ、黙々と、
 自分の一剣を磨き続けること、行動し続けること
 が大切。(ステップ2)

 だからこそ、毎日、

 昨日よりも無形資産が増えているのか?

 を問うことが大切。


 それを続けていると、必ず次のステージがくる。
 人生のオプションが増えてくる。

 なぜなら、上の世代は、
 常に優秀な後輩(次世代)を探しているから。

 信用信頼残高を積み上げていると、
 彼らが声をかけてくれるから。

 すると、次のステージの人と出会い、触れ、
 新たな原理原則を学部ことが出来る、

 そこで彼我の差(真空状態)に気づき、そこに
 当たり前にいることが出来る人物になろう自らを磨く。


 このループに入ることが出来ると、おそらく、
 というか間違いなくお金がある人物になれる。

 逆にいうと、このステップ以外で、
 お金を稼ぐことは出来ない(と言っても良い)


 お金は、一朝一夕で貯まるものでは決してない。

 そういった簡単に「お金」が欲しいのであれば、
 宝くじでもFXでもやればよい。

 運よく当たったとしても、
 それは一時出来なもの、再現性のないもの。

 簡単に手に入るものは、大切にすることは出来ないので、
 簡単に失ってしまう。

 そんなものを追っても金持ちにはなれない。


 【金持ちになるために持っておくべき
  理解しておくべきことについて】

 ・人のお金に関する意識は、二つのモードしかない

 1、節約モード
 2、稼ぎモード

 2の人間しか金持ちにはなれない。

 なぜなら、1の人間は、既に自分の稼ぎの上限を
 決めてしまっているから。

 今の自分の稼ぎは、自分自身の自分に対する
 見積金額通りになっているから。


 だからこそ、見積金額を見直し、
 リミットを取り払って、

 2のモードに切り替える。

 そして、例えば、どうしたら100万以下が
 誤差と思えるようになるのか?

 を考え続け、行動し続ける。


 ・二つの経済(=価格決定)の考え方

 1、物語経済(労働時間/量ベースではなく、
        意味付け/物語ベース)

 2、実体経済(原価ベース)

 1の経済でビジネスをすべき。

 価格が高くても取引されているものは、
 須らく物語が付与されている。


 こちらに属するものの例は、ワイン。
 ワインは脳で飲むもの。

 そのワインは、誰が作ったのか?
 どの畑で作られたのか?
 何年もののビンテージなのか?
 誰がいくらの評点をつけたものなのか?

 などなど、このような本来の味以外の
 「ストーリー」によって値段が決まっている。


 このようなストーリーが多ければ多いほど、
 具体的で、魅力的であればあるほど、

 良い先入観が購買者にインストールされ、
 購買確率が高まることはもちろん、
 高い価格で取引されるようになる。

 取引は、

 提供価値>提供価格

 となった時に成立するものだから。


 ・課金の審判は二度下る。

 一回目:最初の購入時
 二回目:購入したものを消費した時

 二回目の方がはるかに重要。
 なぜなら、リピート率が上がるから。


 当たり前だが、リピーターが多い方が
 ビジネスは安定する。

 同時に、マーケティングコストも
 抑えることが出来る。いいことしかない。

 であるならば、

 どうしたら、お客様がリピーターにならずには
 いられない状態になるのか?

 という問いを立て、そういった商品開発、
 販売システムを作り上げることが大切。


 ・投資利回りが一番高いのは、教育。

 若ければ若いほど、時間が味方に付くので、
 複利で効いてくる。

 だからこそ、認識・経験に投資すべき。

             (M.Nさま)

 ---------------------------------------------
 (ここまで)


 Nさん、長文のご感想(まとめ!?)
 ありがとうございました。

 私にとっても復習になりました(笑)



■今日のメルマガは、

 「本まとめのご紹介」

 をもってメインコンテンツとさせて頂こうかと。

 このご感想を熟読するだけでも
 一定の学びは得て頂けると思いますので、、、


 ならびに元ネタは私(鮒谷)が
 お話をした内容ですので、

 きっと著作権にも引っかからない!?
 と思いますので(笑)



■決して手を抜こうとしているわけではなく、
 ここにさらに追加コンテンツを投入すると、

 さらに長いメルマガとなり、
 お読みいただけなくなるので、

 という現実的な問題もあります。



■といいつつ、

 一点だけ大切だと思われることを
 補足しておくと、

 (ご感想をお寄せ下さったNさんや、
  放談会に参加下さった皆さまはお分かりの通り)

 今回まとめて下さった内容は、
 お伝えした話の

 「ごくごく一部」

 となります。



■そして、参加下さったNさんは、

 全体の文脈の中で、Nさんご自身が印象に
 残った点を簡潔にまとめて下さいましたが、

 参加頂けなかった方がこの文章を
 お読みになられるにあたっては、

 「くれぐれも、
  ここに記された内容が全てである」

 とは思って頂きたくない、
 というのが本音です。



■これ、

 学びの現場でよくあることなので、
 注意を促したいのですが

 【部分を見て、全体を判断するの愚】

 に陥ってはならない、

 と私(鮒谷)は考えています。



■別の言葉でいうと、

 【一部の言葉のみを切り出し、
  自分に都合よく解釈し、理解した気になる】

 という状態に、
 はまり込んではならない、

 ということです。



■Nさんは、もちろん全体の話を聴いた上で、

 それをおそらくは復習も兼ねて、ご自身用としても
 まとめてくださったわけですが、

 そのまとめを、全体を知らない方が
 復元しようとすると、

 全体を知らぬがゆえに

 【当人は正確に復元したつもりが、

  実態としては見当外れな復元になっている
  ことが往々にしてある】

 ことを知る必要があるでしょう。



■要は、

 【部分を知って、全体を知った気になっては
  いけない】

 という、学びにおける基本ルールを
 理解しておく必要があるのではないか、

 ということです。



■最近だと、

 「難解な書籍が読みやすい形で
  マンガ化されている」

 ことが頻繁にあるので、
 それらを手に取られる方も多いようですね。


 もちろん「入門」という前提で、
 そうしたものをとっかかりとして学び始める、

 ということはアリだと思います。



■たとえば、

 小学生低学年の児童が、
 「まんが日本の歴史」的なものを読んで、

 歴史に関心を持ち、
 それをきっかけとして、

 より深いことについて記されている書物に触れ、
 当時の社会、文化、人物等に思いを馳せる、

 という流れは素晴らしいことだと思います。



■けれども、もし大人になっても

 「まんが日本の歴史」

 を読んでの知識からアップデートされておらず、
 その知識でもって、得々と

 「日本の歴史」

 を語る人がいたとしたら、
 それはちょっと違うんじゃね?

 という話です。



■それと同じで、

 背景文脈に理解をいたそうとせず、
 簡潔・平易にまとめられたものを、

 「それが答えだ!」

 とばかりに飛びつき、理解したつもりになり、
 それ以上、深く追求しない姿勢は、

 知的に怠惰であり、
 危険な態度でもある、

 と思われます。



■浅薄な理解で、深い世界を推し量ろうとする
 ことにつながるから、

 知的な世界における

 【生兵法は大怪我のもと】

 になりかねないということです。


 ですから、先にご紹介させていただいた
 ご感想(要約)も、

 「それが答え」

 ではない、という前提でお読み頂ければと
 願っております。



■ただし、先にもお伝えしたとおり、

 【より深い学びを行うきっかけとするために、
  簡潔にまとめられたものに接する】

 ことは、大いにありだと思います。


 そんなつもりで、
 先のご感想を紹介したのであり、

 その危険性も理解頂いた上で、
 あくまで参考としてお読み下さい、

 というつもりで掲載いたしました。



■ここまで書いてきたことは

 【学びの本質】

 に関わる話であると思っています。


 深い思索には無数の言葉が必要で、

 さらに、言葉同士が密接に結びつき、
 豊穣な内的世界が形成されている必要があります。



■けれども、

 そこまで自身の思考の土壌を豊かにするのは
 時間がかかり、億劫で面倒なことだから

 「簡易、簡潔な言葉で説明して欲しい」

 というニーズが出てくるのも分かります。



■そして、そのニーズが、

 本来、深く、複雑で、難解なテーマである
 はずのことを、たとえば

 「マンガ化される」

 あるいは

 「中身スカスカで書籍化される」

 という形になって現れたりするのでしょう。



■もちろん、

 そこには一定のニーズがあるから
 そうしたものがあってもいいのです。


 でも、本当に大切なのは、

 そうした「入門編」によって
 当該分野の存在を知り、

 その背景にある全体像を捉えようとする
 知的営為を行うきっかけとすることではないか、

 と私(鮒谷)は考えています。



■さもなければ、

 【本来、極めて複雑で、
  慎重に扱われるべき文脈を、

  小学生にでも分かる簡単なレベルにまで
  引きずり下ろし、

  それで理解した気になる】

 という危険なことになるのでは、と
 危惧します。



■たとえば

 『罪と罰』『失われた時を求めて』『資本論』
 『方法序説』『純粋理性批判』、、、

 といった書籍の、
 あらすじ漫画を読んで、

 その全貌を理解したつもりになるのは、
 果たしてどうなんでしょう、

 という話。



■もし、それによって内容を
 誤解・曲解することになったとしたら

 (往々にしてあるものです)

 【簡略化された学びは学びにならない、
  どころか、むしろ害になることすらある】

 と言えるでしょう。


 よく

 【過度に簡略化された言説は、
  疑ってかかれ】

 と言われるのも、
 ここまでの話に関連する話です。



■、、、ということで、

 このメルマガではセミナーや放談会、
 各種音源の感想を、

 毎日のようにご紹介していますが、
 それを読んで、

 【理解した気になる】

 のではなく、実際に、

 そこで紹介されているコンテンツの、
 何十倍、何百倍、という、

 メッセージの全体に触れることによって

 【真にご理解頂きたい】

 ということを強調して、
 お伝えしておきます。



■要は、

 (感想を読んでいるだけではなく)

 セミナーや放談会に足をお運び下さい、
 音源もお求め下さいね、

 という話なんですが(笑)


 それはともかくとして、
 学びを

 【決して学んだ「つもり」にしてはならない】

 というのは、

 複雑な社会を生きる私たちにとって
 とても重要な心構え(生きていく上での態度)

 であると、私(鮒谷)は認識しています。


 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■簡略化された学びは学びにならない、    どころか、むしろ害になることすらある。   ■平易にまとめられているものに触れて、    それがすべて、それで理解したつもり、    というのは、知的に怠惰であるとともに    誤解曲解の温床となり、    結局は自分のためにならない。   ■もちろん「きっかけ」としての意味は    ある。    けれども入門はあくまで入門のためであり    それですべてを理解できるはずがない。   ■それがすべてと思ったときから、学びは    危険な方向へと進んでしまうだろう。

カテゴリ:



※現在、20万1602名が購読中。