毎日20万人が読んでいるビジネスコラム 平成進化論

日本最大級・毎日20万人が読んでいるビジネスメルマガ
「平成進化論」のバックナンバーをご紹介しています。

メールマガジン「見本」はこちら

5371号 たかが仕事(ビジネス)、されど仕事(ビジネス)


■一寸先闇、という言葉がありますが、
 人生、何が起こるか分かりません。


 明日、何が起こるかすら
 分からないのに、

 十年先、あるいは数十年先も
 今と同じ生活が続く、

 そんな前提に立って生きること自体、
 土台、無理があると考えたほうが良い、

 そんな風に私(鮒谷)は考えています。



■こんな、ある種、

 「自分の人生を醒めた目で
  外から眺める」

 ような感覚を持ったのは
 いつの頃からなのでしょう。


 ハッキリと自覚した時期は分かりませんが、
 間違いなく、あるときから、

 【しょせん、今の環境が
  長続きするはずなど、ありはしない】

 と思うようになりました。



■そして、仮にしばらくの間、
 続いたとしても

 【それは単なる一時的僥倖に過ぎない】

 と思うくらいには、

 自分の人生を客観的に
 捉えられるようになりました。



■少なくとも私(鮒谷)は、

 今は、それなりに幸福感を感じ、
 一定の満足のいく生活をしていますが、

 「こんな恵まれた状態は、
  果たしていつまで続くんだろうなあ」

 くらいの感覚でいます。


 したがって、

 調子に乗りたくても乗ることもできず、
 さりとて過度に悲観することもなく、

 淡々と、粛々と、

 日々、小さな喜びを見つけては、
 それを深く味わいつつ、生きている、

 そんな感じです。



■ですから、

 「今の状態は必ず永続する」

 という信念に生きている方と出会うと、
 なにか不思議な感じがいたします。


 たとえば今日、


 <予想外の収入減で苦境に
   住宅ローンを返せなくなったときどうなる?>

 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180214-00016029-stoyos-bus_all


 という記事をヤフーニュースで見ましたが、
 ここに登場されている方などはまさにそう。


 (一部引用、ここから)
 --------------------------------------

 関東に住む高橋さんは40歳になる頃、

 約5000万円(固定金利3%、返済期間35年)の
 ローンを組みマンションを購入した。


 月々の支払いは約12万円。

 加えて年に2回、ボーナス払いとして約36万円を
 返済することになっていた。

 当時、名の通った会社に正社員として勤めていた
 高橋さんの年収は約700万円。

 「何とかやれる」と思っていた。


 ところが50歳を目前にして、
 会社の業績が悪化しリストラの対象に。

 職探しは難航し、次に就いたのは非正規の仕事だった。

 年収は300万~350万円へと半減し、
 月々の支払いが重くのしかかった。

 --------------------------------------
 (ここまで)



■偉そうに語るつもりは一切ありませんが、

 正直、こうした感覚がまったく
 分からないのです。

 特に

 -----------------------------

 「何とかやれる」と思っていた。

 -----------------------------

 という希望的観測のくだり。


 どうして、今の状態が何十年も先も永続する、
 と根拠もないのに考えられるのだろうかと、

 自分の理解の範疇を超える、
 不可解な感覚を覚えるのです。


 (決してこの方を責めているわけではありません。

  ただただ、あまりに不確定な要素を信じ、
  運命をすべて委ねる心理が、本当に不思議なのです)



■冒頭に記した通り、

 明日、何が起こるかすら
 分からないのに、

 十年先、あるいは数十年先も
 今と同じ生活が続く、

 そんな前提に立って生きること自体、
 土台、無理があるとしか思えません。



■おそらく、
 こんな風に考えるようになったのは、

 過去、大量の自伝やエッセイ、あるいは
 インタビュー記事を読んできたことが、

 大きく影響していると思います。


 それぞれの世界を生きてこられた

 「当事者の語り」

 に対する関心は、
 それこそ小学生くらいからありましたが、

 (朝夕の新聞に掲載されたインタビュー記事は
  有名無名問わず、欠かさず読んでいました)

 中学・高校以降にかけて、
 どんどん強いものとなっていきました。



■その当時に読んだ、多くの

 「当事者の語り」

 には、

 (まだそうした経験をされていた方が
  世の中に大勢いらっしゃったからでしょう)

 ほとんどのものに

 「昭和16年から昭和20年まで、
  すなわち戦争経験ならびに、その前後」

 の回想が含まれていたことは、

 私(鮒谷)の基本的な世界観形成に
 決定的な影響を与えた、

 と思っています。


 そしてそうした方々は、本当に有り難い教訓を
 後に続く私たちに与えて下さった、

 と感謝しています。



■この時期を生き抜いてこられた
 多くの皆さんは、


 「この世において、
  あてにできるものなど何もない」

 「絶対に真実、と信じていたものが、
  実は大きな虚構であった」

 「一夜明けて、
  まるで異なる社会が到来した」

 「人の生死も赤紙一枚で決せられる」

 「歴史の流れに対して、
  一個人はあまりに無力」


 という経験をされてこられました。



■そんな方々の語りの洗礼を受けてきた
 私(鮒谷)もまた、

 「現状の永続性を常に疑い、否定し、
  たえず異なる角度から捉える」

 習慣がついたし、


 「人生においては、予想もしておらぬ、
  招かざる運命が突然、訪れることもある」

 あるいは

 「しょせん、一個人がコントロールできる
  ことなど、ほとんどない」」

 という認識を持つようになったのも、

 当然と言えるかもしれません。



■ですから、今はたまさか、

 「ビジネス」

 を主体にしたメルマガを書いていますが、
 書きながら、

 (こういうと、誤解を持たれる方も
  あるかもしれませんが、正直に告白すると)

 心のある部分においては
 間違いなく

 「しょせんは、ビジネスの話」

 と思っているところも、
 なきにしもあらず、です。


 その思いは以上に記したような背景から
 生まれたと理解しています。



■つまりは

 「ビジネスは手段であって、
  目的ではない」

 と、心のどこかでつねに意識している、
 ということなのでしょう。



■ですから本当のところをいうと、

 私(鮒谷)はビジネスよりも、
 人生そのものに強い関心があり、

 さらにいえば

 「人生における苦悩」

 について、

 より深く思いを致す機会を持ちたいと
 思ってもいます。


 そして、おそらくは、

 私は、人生のどこかのタイミングで、
 そうした方向に向けて舵を切るのだろうな、

 そんな予感もしています。



■今日は、なんだかまとまりのない話と
 なりました。


 とはいえ、何を考えるにせよ、
 何に取り組むにせよ、

 まずは

 【人生において「死なない」こと】

 を意識するのは大前提であろう、

 ということは改めてお伝えしておきたいと
 思います。


 だからこそ、矛盾するようですが、
 私(鮒谷)もこれまで

 【ビジネスに全力を傾注してきた】

 つもりです。



■ここでいう

 「死なない」

 とは、社会的、経済的、精神的に、
 死なないということです。


 物理的には、

 死ぬ時が来れば死ぬしかないし、
 こればかりはいかんともしがたい、

 ものですから。



■ただ、

 すくなくとも社会的に、経済的に、
 精神的に、

 「死なせようと思っても、
  なかなか死なない」

 状態を確保した上で、

 「真に行いたいことを行う」

 という自分なりの道筋を見つけることを
 提唱したいと思います。



■だから

 「しょせん、仕事・ビジネスは
  人生における一要素」

 ではあるけれども、

 「されど、仕事・ビジネスは
  疎かにしてはならぬもの」

 でもあると、
 声を大にしてお伝えしたいのです。



■そのための第一歩として、

 (起業するつもりのない方ですら)

 「起業について知っておくことは、
  手段の一つとして無駄にならない」

 のではないかと考えております。


 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■仕事もビジネスも(あえて言うならば)    【苦悩渦巻く人生を支える、一要素】    に過ぎないものである。   ■けれども、その要素を疎かにしていると、    ただでさえ不安定で繊細な人生が、    もっと不安定で壊れやすいものとなる。   ■どんな環境に置かれても、    自足できる精神と能力、    を身につけておけば、不安定極まりない    人生も多少は安定させられる。   ■その安定の上に、本来、追求したい、追求    すべきことを追いかければよいのでは。

カテゴリ:



※現在、20万1602名が購読中。