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5352号 人間関係の「ほつれ」や「破綻」は思わぬところから


■昨日のメルマガにおいて、

 【鮒谷周史の、圧巻!
 「題名のない放談会(平成30年4月8日開催)」音源】

 のご案内と併せて、

 「音源をお聴き下さったお客さまより
  頂戴したご感想」

 の紹介を行いました。



■そのご感想の中に、

 --------------------------------

 ◆生産性とは?・・・
 ・基本的に、肉体労働は仕事ではない。

 --------------------------------

 という表記がありました。


 こちらについて、ある方から、

 「鮒谷は肉体労働を否定するのか、
  職業に貴賎があると考えているのか」

 といった趣旨のご指摘を頂戴いたしました。

 (もちろん丁重、丁寧な言い回しで、です)



■既に音源をお聴き下さっている方であれば、

 私がそのようなことを一切、お伝えして
 いないことはお分かり頂けるかと思います。


 (そもそも、そんなことは考えたことも
  ありませんでした。

  社会に生きる、一個の人間として、
  当然です)


 また、記して下さったNさんも

 (後述のような理由から)

 そのようなおつもりで書かれたわけでは
 ないことも間違いありません。



■ただ、確かに、

 「基本的に、肉体労働は仕事ではない」

 の部分のみをご覧になると、

 不快に思われたり、傷つかれる方も
 いらっしゃるかもしれない、

 と思いました。



■とはいえ、

 そもそもそんなことは一言も話をしておらず、
 さらには考えたことすらなかったので、

 そうした理解をされるのは本意ではなく、

 もし他にもそのように思われた方が
 いらっしゃったとするならば、

 それは悲しく残念なこと。



■そのようなこともあり、

 本日のメルマガは、
 別のテーマでお送りするつもりでしたが、

 急遽、発信予定だったコンテンツを差し替え、
 今回の件を踏まえた内容をお届けいたします。



■既に、ご指摘を下さった方には
 以下の返信をさせて頂いておりますが、

 その内容を改めてご紹介することによって

 【コミュニケーションの難しさ】

 に思いを致し、

 発信力やコミュニケーション能力の改善、向上を
 図る機会に昇華させたい、

 と考えております。


 (個人版「時々刻々の記」にも、
  そのように記しておきました)



■以下が私(鮒谷)からのご返信全文となります。


 (ここから)
 --------------------------------


 ◯◯様、このたびは貴重なご意見を
 お送り頂き、ありがとうございました。


 ご指摘下さった感想の抜粋箇所についてですが、

 当音源は2時間半、私(鮒谷)が語り続けた
 放談をお聴き下さった上で、

 Nさんが私に対して感想を送って下さったため、
 その放談の「文脈」の中で記して下さった感想と
 なります。


 当該セミナーにお越し下さった、
 あるいは音源をお聴き下さった方であれば、

 そもそも、放談の場において、そのようなことは一切、
 申し上げておりませんのでご指摘下さった形で
 受け止められることは決してないと思われますが、

 確かに、ご感想のこの部分だけを切り出して眺めると、
 記して下さったように受け止められることに、
 ご指摘頂き、気づきました。ありがとうございます。


 改めてお伝えいたしますと私自身、おっしゃられて
 いるようなことを考えたことなどまったくなく

 (社会を生きる人間として当然のことですね)

 また、Nさんご自身も上述の通り、
 文脈を共有する者同士であれば、
 齟齬なく理解できるであろうという前提で、

 あくまで私に対して、
 相当程度、簡略化してお書き下さった、

 そして、それがたまたま、誤解を招きかねない
 表現になってしまっていた、

 ということで、特に他意なく
 記して下さったものだと思います。


 実際にどのような文脈でお話したかの
 詳細を記すことは、

 2時間半に及ぶ音源を通底する背景・文脈を
 詳しく述べなければならぬこととなり、

 それは実際問題として不可能なため、
 こちらでは記すことはいたしません。


 ただし、現時点において、一定以上の常識と良識を
 持たれているに違いない、

 数百人~1000名に及ぶ単位のお客さまが、
 既にこちらの音源を求められ、
 さらにお聴き下さっております。


 順次お聴きになられてのご感想を
 お送り下さっておりますが、

 これまで一件もそのような趣旨の
 ご感想は頂いていないので、

 以上に記した見解は私の独りよがり、あるいは
 思い込みではないと考えております。


 繰り返しになりますが、

 肉体労働を否定しているかのような
 印象を受けられたとの旨、

 お書き下さっておりましたが、

 そういった考えは一切なく、
 また、考えたこともなく、

 (上述の通り、一個の人間として当然のことです)

 もちろん、そのようなことは
 音源では一言も語ってはおりませんし、

 思っても見なかったご指摘であること、

 ここについては改めて強く、
 ◯◯様にお伝えしておきたいと思います。


 しかしながら、

 確かにご感想のこの部分だけを切り出して
 見るとそのような解釈をされるのが自然かもしれず、

 その点については、
 当該箇所の編集をする必要があったかもしれない、

 と気付かさせて頂き、
 さらには勉強させて頂きました。


 このたび頂いたご意見を元に、
 以後のメルマガの改善、向上につなげてまいります。

 貴重なご指摘、ご意見ありがとうございました。

 これからも引き続き、
 メルマガをお読み頂けましたら幸いです。


 今件に関連し、合わせて先月、お送りしたメルマガの
 一部を抜粋してお送りいたしますので、

 ご参考として頂けましたらと思います。


 コミュニケーションとは本当に難しいものですね。

 メルマガの発信とご感想の受信を通して、
 日々、反省させられるばかりです。


 (ここから)
 --------------------------------



■言葉が語られている場においては
 必ず

 【前提】【背景】【文脈】

 が存在します。


 そこで語られる言葉の意味は、

 【前提】【背景】【文脈】

 に依存します。

 同じ言葉を語られていても、
 どこで語られているかによって、

 意味が変わってくるということです。



■分かりにくいようなら、
 一つ、例を挙げましょう。


 たとえば部外者であるあなたが、
 ある会社を訪れたときに、

 上司と思しき人が部下に向かって

 「お前は馬鹿か」
 「顔も見たくない」
 「今日はそのまま家に帰れ」

 という言葉を投げかけている現場を、
 たまたま見てしまったら、

 あなたはどう思いますか。



■昨今であるならば、
 間違いなく

 「パワハラの現場を見てしまった」

 という解釈をされるのではないでしょうか。



■ところが、

 この部下は、その上司から新卒入社以来、
 20年前から公私にわたって、

 親身、かつ、情熱のこもった、
 愛ある指導を受けてきて、

 その教育、訓練の成果を享受し、

 上司に対して、心の底から感謝していると
 するならばどうでしょう。



■確かに部外者がいるところで、

 そのような発言をしたことは
 不用意であったかもしれませんね。


 でも、

 【前提、背景、文脈を理解せず、
  初めてその姿を見たあなた】

 と、

 【背景、文脈を理解し、上司の思いのこもる
  叱咤の言葉であると分かって見た場面】

 とでは、

 【受け止め方が180度変わってくる】

 と思われないでしょうか。



■ちなみに、この事例は、

 今、私(鮒谷)が、
 適当に思いついたものなので、

 今どきであれば、
 こうした例を上げることすら不謹慎、

 なんて叱られるかもしれませんね。



■もしそうであれば、
 あなたのほうで

 「不謹慎、不穏当ではない、
  別の似たような事例」

 を適当に作って読み替えてもらえればと
 思いますが、

 「言いたいことは理解してもらえる」

 のではないかと思います。



■そうなのです。

 コミュニケーションを取るにあたっては

 【字義そのものの意味よりも、
  その背景にある豊穣な前提、文脈】

 を絶対に汲み取る必要があるのです。


 ですから、

 他者を良好なコミュニケーションを
 取れる人間になりたいと願う人ならば、

 【背景に思いを致す、あるいは、
  文脈を捉えられる能力を身に付ける】

 ことは、必修科目です。


(中略)



■ここで少し話が変わりますが、

 実はこのメルマガにおいても

 【前提・背景・文脈】

 があることに、
 思いを致して頂きたいのです。



■メルマガを書き始めてより15年間、

 セミナーやコンサル、年間プログラム、
 あるいは会食といったイベント?を通して、

 それこそ膨大な人と出会ってきました。

 あるいは、日々、人並み以上に
 たくさんの書籍も読んできたつもり。



■そこで得られた気付きや学びを、
 一日も休まず、メルマガで書いてきましたが、

 それらすべてがメルマガ配信における

 【前提・背景・文脈】

 を形成しています。



■私(鮒谷)はもちろん、

 そうした前提、文脈のすべて、
 とは言わないまでも、

 ごく大雑把なところくらいは
 理解頂いていると判断し、

 日々のメルマガを書き、
 さらには音源をご案内しています。



■ところが、
 先に挙げた事例ではありませんが、

 「発信者たる私と、
  受信者たるあなた」

 の間に、大きな齟齬があるケースが
 往々にしてあることに気づいたのです。



■「多少の認識の差」くらいであれば
 まだいいでしょう。


 ただ、ご感想を拝見したり、あるいは、
 直接、お話を伺ったりしていると

 【多少の認識の差】

 どころではなく、

 【真逆の前提】

 の理解で解釈されているのでは、

 と思われ、愕然とすることが、
 しばしばあるのです



■結果として、

 お読みくださっている方にとって、

 【時間のムダ、効果がない、
  最悪、逆効果にすらなる】

 という可能性が生まれるのは
 本当に残念なこと。



■私は、

 【単なる時間つぶしの読み物】

 として、

 メルマガを発信しているつもりは
 さらさらありません。


 お読み下さる方の人生やビジネスに、
 ほんの少しでも良い影響をお渡ししたい、

 と思って魂を削って、
 毎日、発信しています。



■また、

 【単なる時間つぶしの道楽】

 を提供するために音源をお届けしている
 わけでもありません。


 無償のメルマガと異なる、音源は、
 代価を頂戴しているのですから、

 頂戴した金額以上の価値を
 絶対にお返しする、

 とメルマガ以上に強い気迫を持って、
 話をしているつもりです。



■ただ、こうしたせっかくの思い、

 ならびに、その思いを形にするべく、
 活字にしたり、音声にしたりして、

 お届けしているにも関わらず、


 背景や文脈を理解することなく

 【異なる解釈】
 【真逆の理解】

 で受け止められるのが、
 私にとっては一番、悲しいことなのです。


 「そうじゃないんだけどなぁ、、、」

 と思い、辛い気持ちになったことは
 一度や二度のことではありません。



■なので

 【そんなコミュニケーションギャップを
  極小化するための意識合わせ】

 を本気で行う必要がある、

 と思うようになりました。


 そうでなければ、

 せっかく記したり、話したりしたことの
 価値を正しく受け止めてもらえないから。



■それは、

 読まれる方、聴かれる方にとっては

 【時間のムダ】

 甚だしきは

 【怒りの対象】

 にすらなりかねないし、
 私にとっても不本意なこと。


 (後略)

--------------------------------
(ここまで)


 コミュニケーションとは、
 かくも難しきもの。



■今回のケースは、
 その格好の例であったと思います。

 ご指摘下さった方が幸いなことに

 「見なかったふりをして、
  そのまま去っていかれる」

 方ではなく、


 わざわざ時間を使って、
 言わずもがなのことを仰ってくださり、

 私に対して、メッセージをお送り下さったが
 故に、

 【意思疎通の行き違い】

 に気づくことができました。



■こうしてお互いが
 思ってもみなかったような

 【意思疎通の行き違い】

 が生まれ、それが

 【断絶のレベルにまで広がる】

 と、当人が気づかぬうちに
 人間関係が崩れてしまうことすらある、

 ということですね。



■ひょっとしたらあなたも、

 「なぜだか理由は分からないけれども、
  最近、◯◯さんが私を避けているみたい」

 と感じられたことが一度や二度は
 あるかもしれません。

 私(鮒谷)にも、
 そんな悲しい経験があります。



■こうしたことが起きる背景には
 往々にして、


 【全く、そんなつもりで言ったのでは
  ないけれども、異なる文脈で受け止められ、

  その思い(誤解)を解消する機会がなく、
  時間が経過してしまった】


 といったことがあるように思われます。



■そんな悲劇を招かないように、

 改めて今回の出来事を、素晴らしい
 気づきと学習の機会とさせて頂こうと思います。

 貴重なご指摘をありがとうございました。


 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■人間関係の「ほつれ」や「破綻」は、    往々にして    「なにげなく放った一言」    についての、    文脈理解の違いから起こるもの。   ■背景文脈の異なりから生じる行き違いは、    思っている以上に頻繁に起きると理解する    ところから、    良好なコミュニケーション形成は    始まるのであろう。   ■常に「文脈まるごと」を伝える努力を    怠らぬとともに、    頻繁に円滑に意思疎通ができているか    どうかに意識を向け続けることが重要だ。

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